すべてのみちはここに

もう追いかけないよ 
宝物は 
いつもここにある

カエル~畑のこと

2016-08-18 | 
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最近 台所の流し付近に
アマガエル君が1匹、
住みついている。

はじめのうちは、
見つけたら外に追い出してたんだけど
朝になると
また同じところに戻ってきているので
ついにこちらが諦めた。
もうここに決めてるんだね。


いまでは毎朝
おはよ~と挨拶をする仲だ。





小学の夏休みだったか
母が、壁に掛かったフライパンを使おうと
手に取るたびに
「あ! まーたこのカエルは!!」
と言って
フライパンの真ん中に居座っているアマガエルを外に放り出していた。

何度追い出しても、
翌朝にはまたフライパンの中に戻ってくると
文句を言っていた。
カエルの縄張り意識ってじつは強いらしい。



「もう、 あんたがカエルば連れてくるけんよ~」


わたしはカエルの卵を見つけると
よく持ち帰ってきて
飼っていた。(小学校の3,4年頃と思う)

はじめはうまくいかなかったけど
あるとき思いついて
卵を見つけたところに行き
その場所の
泥と水、生えてる草を
バケツに入れて持ち帰った。


そして発泡スチロールの箱に
持ち帰った泥を入れ
草を植え、卵を置いて
水を入れた。


台所勝手口の外に置いたその箱の中で
湿地の草はどんどん茂り
プランクトンが増え

卵からオタマジャクシが孵り
餌もやらず
水も替えなくても

水は澄んでいて
ミジンコを餌にして
その箱の中で循環ができていた。



はじめはワクワクして覗いていたけど
そのうち忘れがちになっていき
気がついたら
その箱の中から
毎日、赤ちゃんガエルが
わんさか出てきていた。



忘れっぽくてめんどくさがりの私には
この方法の発見は素晴らしく思えた。

しかも私は
”この環境”(生態系)を眺めることが大好きで
カエルを”所有”することには
全く興味がなかったので
成長したら自由に出て行ってくれるのがよかった。

―ただし、勝手口付近をカエルだらけにして母におこられたが。 


この方法でサンショウウオも卵から育てた。
(いや育ててないか、住処を提供しただけね)




私が
畑でやりたいことは
こういうこと。




たんに作物をとりたい わけじゃない。
ぐるんぐるんぐるん! と
はじめにハンドルを回せば
あとはじぶんで回り始めて
加速していくような
畑の循環


クワ一本
強くはない体
ですが 笑


なるべくラクに。
なるべく
そのへんにあるものを使って。


のんびり
やることにします。

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