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緑の中の道

2014-04-14 12:44:50 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 緑の森の向こうに、フェワ湖とポカラの町が広がっていました。

 

 

 日本山妙法寺の敷地には、元南極観測隊長で、日本人として初めて南極点に立った村山雅美さんの顕彰碑がありました。

 

 ヒマラヤを擁するネパールに、数多くの日本人が関わってきたようです。

 

 

 
 日本山妙法寺の傍に、ポカラの街を見下ろす青い屋根のカフェが見えていました。


 ビールを楽しむ人達の姿が見えました。

 

 

 一瞬、誘惑されそうになりましたが、この場所で飲み始めると、動くのが嫌になりそうです。


 寄り道をせずに、湖畔へ下る道を歩き始めました。

 

 

 森の木陰に石畳の道が続いていました。

 

 尾根の中腹で、明るい陽射しを浴びた数件の農家が、絵のような光景を描いていました。

 

  

 段々畑の中で寛ぐ牛に見送られながら丘を下って行きます。

 

 

 木立の中で野猿が餌を食む姿を見かけました。

 

 

 

 変化に富んだ森の道を下り終えると、フェワ湖畔に幾艘ものボートが並んでいました。

 

 

 カメラを向けると、剽軽な仕草のポーズを見せる婆さんが操る船で、対岸のレイクサイドへ戻ることにしました。

 

 

 船の料金は350Rsでした。


 日本山妙法寺から元来た道を下って、タクシーでレイクサイドへ戻るよりも、はるかに楽しい時が過ごせたようです。

 

 久しぶりに、緑の中を散策しました。

 

 緑の風の中で、何かに惑わされることのない、身も心も解放される感覚を想い出していました。

 

 

 

 私はレイクサイドのGHに戻ると、事務室に居たオーナーに、明朝トレッキングに出発する旨を告げました。

 

 そして、トレッキングの登山口となるナヤプル行きのバスが出る、ターミナルへのタクシーの手配を依頼しました。

 

 

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日本山妙法寺へ

2014-04-14 12:23:51 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 

 湖の小島からレイクサイドに戻ったのが13時頃でした。

 

 

 湖の対岸の尾根を一瞥し、その高さが八王子の高尾山や札幌の藻岩山より低いだろうと判断しました。

 

 フェワ湖畔のダムサイドを経由すれば、日本山妙法寺へ1時間半から2時間もあれば十分に登れるだろうと判断しました。

 


 帰路は湖の対岸からボートに乗れば、夕方までに余裕を持って帰ってこれるはずです。

  

 私は小島から戻ると直ぐに、ダムサイドを目指し、ポカラ市街を歩き始めていました。

 

 

 

 路傍に、中南米原産のランタナが可憐な花を咲かせていました。

 

 ランタナは美しい花を咲かせますが、帰化植物として世界中に拡散し、世界の侵略的外来種ワースト100に選定されています。


 ネパールでも、ポカラへ来る途中、道路の横で砂埃にまみれ、大きな株に花を咲かせる姿を何度も目にしました。


 人家周辺で見る花は、ネパールの固有種は少なく、ランタナやブーゲンビレア、ハイビスカスなどの外来種が咲き誇っていました。

 

 

 ダムサイドの街を抜け、フェワ湖から流れ出る川を渡りました。


 あちこちにゴミが沈む川の縁で、お母さん達が洗濯に勤しんでいました。

 

 

 全ての家庭に水道は届いていないのかもしれません。

 

 うっすらと汗ばむ陽射しの中で、タンセン方面へ、単調な道を20分程も歩き続けました。

 

 

 パタレ・チャンゴという観光地の先で、右手の丘へ登る坂を見付けたので、道行く人に「ワールド・ピース・パゴダへはこの道ですか?」と確認し、坂を登り始めました。

 

 

 途中で振り返ると、先ほど歩いてきた道とフォクシン村の後にそびえるピークが見えていました。

 

 

 蛇行しながら登る坂の途中で、進路の左手に、尾根上へショートカットできそうな階段を見付けました。

 

 

 石段が続く小道を登り続け、

 

 何度も振り返りながら、その都度変化する景色を楽しみました。

 

 

 丘の上へ登りきると、左手の頂きに日本山妙法寺のパゴダが見えていました。

 

 

 

 尾根上の踏み分け道を辿りますと、山門の前に出ることができました。

 

 

 山門の横に、開門は朝5時半から夕方の17時半と表示されていました。

 

 この時が凡そ15時半でしたから、レイクサイドから約2時間半かけて登ってきたことになります。 

 

 境内への階段を登って行くと、午後の陽射しを背に受け、白いストゥーパが静かに私を出迎えてくれました。

 

 

 

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