【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフ◇ショットを簡単にする3要素

2019年10月01日 19時46分30秒 | ゴルフ
多くのゴルファーは考えていない
気付いていないことですが、
スイングの概要は『クラブから』しか学べません。 

その多くが ゴルフを始めた時のモノか、
ゴルフに熱中して夢中になっている時に使っていたモノ、
それらがゴルフスイングの基礎を造ると言って
間違いないでしょう。

例えば のはなしですが、
これは本人に確認はしていませんので推測に過ぎませんが
横峯さくらちゃんのスイングは
あきらかに 幼少の頃…小学校かそれ以前の体験でしょうね。
お父さんの使わなくなったクラブを
その時の身長に合わせ、切って使って
 スイングを覚えたのでしょう。
ジュニアゴルファーには多いパターンだと思います。



男性用のクラブを 小学生のサイズに切って使えば
元々男性のクラブですから 小学生の女子にはきついですが、
硬くて、ヘッドも感じにくい 長い棒 です。
シャフトが適切な硬さでヘッドの重さも感じられれば
あそこまで深いトップを造れば 
ひっくり返ってしまいますから
抑制されている筈です。

悶絶クラブを作り、
お客様にご提供させて頂いて
長い時間 お客様のスイングの変化を見ていると
例外なく お客様のスイング というか
『トップ位置はコンパクト』になってきます。
そこの部分は何もアドバイスしなくても
自然と、必要以上に深かったトップは
削り取られていくのだと思います。



硬いシャフトに慣れた方は
当然 硬いシャフトをしならせて しなり戻す
ことをスイングだと錯覚していますし、
ヘッドを返すスイングをしたい人にとっては
どちらが鶏で、どちらがタマゴかは人それぞれですが
アップライトな、小振りなヘッドを好むようになります。


小振りな 重心距離が短い クラブは
商品として 硬いシャフトが入っているケースが多く、
それに伴いヘッドも軽いですから
本能的に 速く振ることで打撃のエネルギーを作り出そう
としているのだと思います。

速く振ること自体に
良い悪いはありませんが、
その手のクラブを、その手のスイングでショットする人は
テークアウェイのリズム感も異様に速く
閉まりかけた電車の扉に間に合わせるか のように
急いでスイングしますから、
ミスのやり直せる練習場では良いのですが
 コースへ行くと苦しむと思います。 

技術論 ということでなく
基礎論 として
ゴルフショットをやさしくするのは
①することを減らす
②する速度を遅くする
③スイングを必要最小限の大きさにする
という事だと思います。
グリーン周りの アプローチで
ウエッヂで無理に高い弾道を選ばず
8番アイアンで転がすのと同じです。

以上の3項目で
問題になるのは
することを減らし、する速度を遅くして
スイングをコンパクトにしても
望む距離が打てるか どうか であって
スイングは ヘッドスピードの数値なんてのは
ゴルフそのものに何にも関係ない訳ですし、
スロープレーは問題ですが
自分の番の、自分のスイングに
そんなに慌てて スイングする必要もありません。

することを増やして
する速度を上げて
スイングを大きくする
というのは一見すると良さそうに見えますが、
勿論、飛距離は重要ですが
ゴルフショットの場合、逆にいくらでも飛んでよい
という場面の方が 割合としては圧倒的に少なく
ショットの条件として
打つ距離があらかじめ決まっているケースの方が多い
という ゴルフのゲーム特性を考えると
それをしなくても 望みの距離を打てるクラブを選び
スイングを覚える というアイディアも
 ゴルフを上達するための腕前の一つを考えられます。
 
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ゴルフクラブ(パター)開発の罠

2019年10月01日 11時20分24秒 | ゴルフ
現在の大手メーカーのクラブ開発を
よくよく考察してみると
打ち手が人間である ということを
欠損した状態で進めているように思えます。
 
例えば ですが
マレットタイプのパターで
より重心の深いものを造ったとしましょう。
 
殆どの部分が固定された機械で打てば
確かに 重心が深い分 ヘッドが前に出て
フォローが出やすいモノになるでしょう。
 
ところが 人間は非常にフレキシブルで
反応の生き物 です。
 
パッティングであっても
最大の目的は
①ボールを打つこと
②ボールを望みの方向へうつこと
③ボールを望みの距離打つこと
という 目的と欲 を持っています。
 
機械には 目的も欲もありません。
 
定められた方向、定められた運動量を
するに過ぎず、ボールという意識すら存在しないのです。
 
より重心の深いマレット型パターを
人間が打つと フォローは出ますが
それはボールの進行方向に出ず、
十中八九 上に向かって出てしまいます。
よって ヘッドがボールを上がりつらで
ヘッドの歯で打ってしまい、望むような転がりも方向も
生まれません。
 
そして、マレットタイプは
その見た目と本来の重心位置が大きくかけ離れているため
機械では真っ直ぐ引けても
人間の場合、テークバックでヘッドを動かし始めると
重心位置に遠心力が働き、下や外にはらもうとするため
概ねヘッドは外にあがってしまいます。
人間はそれを修正しようとしますから
外から内への8の字ループになってしまいます。
 
これで問題なのは
機械は8の字ループを描きませんが、
もし描いたとしても それを繰り返すだけです。
ところが 人間の場合
 それを良しとしませんから
ものすごく気にしながら テークバックを取ろう とします。
 
パッティングの初期の目的
①ボールを打つこと
②ボールを望みの方向へうつこと
③ボールを望みの距離打つこと
に加え ④テークバックで8の字をかかない
まで入りますから
かなり難易度が高くなります。
 
これに加え 見た目と大きく異なるヘッドの軽さ
ヘッドをより軽く感じさせるシャフトの硬さ
マレット型パターの場合、スチールのベントシャフトも
使われていたりしますから 余計ヘッドが感じにくく
動かさなければならない
8の字を描かないように動かさなければならない
そのヘッドの感触が非常に希薄なので・・・・
苦しむことになるでしょう。
 
 
  ///以上のことは、機械からは一切フィードされません。
 
感情や欲を持った人間…が使う ということが
とても希薄なデザインに思えません。
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