①ヘッド重量の違いは否めません。
300g強のパターヘッドと 480g超のポターヘッドとでは
あまりに違いがあります。
最近は、異形の大型のマレットタイプが多いです。
この大きさは 慣性モーメントを大きくしたり
重心深度を深くするためのもの…だと思いますが
どちらも このヘッド重量の違いにはかないません。
また 現在の ショルダーストロークと
重心深度の深いパターとの組み合わせは
煽り打ち、歯で打つ 結果を導き出されてしまいます。
あと 面白いですが、 ヘッド重量の重いL型ブリストルパターと
ヘッド重量の市販のパターを実際に打ち比べると
圧倒的に ヘッド重量の重いL型ブリストルパターの方が
動き出しやすい、テークバックを始めやすい です。
絶対! とまで言いませんが、
今の所 これに例外はない(なかった)です。
不思議ですねー。
ヘッドの方が動かしにくい と思いますが、
行き着くところ グリップを動かさないと パターは動かせない
のが真実なんだと思います。
②転がりが全く異なります。
本当に全く別質な転がりになります。
ハミングバードで言う パッティングの転がりは
ボールの移動という意味ですが、
市販のパターだと 同じ距離を打つのに
出球はL型ブリストルパターのそれより速いのですが
どこかの時点で急激にスピードが遅くなり伸びません。
L型ブリストルパターの出球は 市販のモノよりも遅いですが、
その球速の変化は非常に自然で、急激な減速がありません。
③直進性が全く異なります。
やはり これもヘッド重量の影響と思います。
推進力の違いは 数字以上のモノだと思います。
どの位とは言えませんが、かなりラインは薄く狙えます。
がゆえに 移動させる距離が 直線距離に近いので
距離感を狂わせにくいです。
④飛ぶパターは安定につながります。
パッティングは飛ばすものではない
と考えがちですが、 飛ばないパターと飛ぶパターで
どっちが安定しやすいか というと 飛ぶパター です。
小さくて、ゆっくりしたストロークで打てるから です。
40mもある距離で、方向無視、ただぶっ叩くような パッティングをしなくてはイケないのは大変です。
飛ばないパターであれば ヘッドスピードを上げないとなりません。 ストローク調整や修正の余地が少ないでしょう。
⑤引きやすい、飽きの来ない形状です。
動作・ストロークとクラブヘッドの形状の関係は
最近ではもう「死語」になりつつあります。
コースで 静から動の移る動きのパッティングストローク。
力技やスピードで誤魔化すことの出来ないパッティング。
コースで唯一、それを助けてくれるのは パターでしかありません。
そのパターの形状が…パターだけに限りませんが、
動かすことそのものを迷わしたり、
動かす方向を迷わせるようなものは避けるべきと思います。