素振りでも、スイングでも 重さを感じて振りなさい
というのがあるのですが、
大いなる勘違いを起こしやすいので その点をちょっと✋
何度も書いていますが、
スイング中の遠心力 というのは
クラブで言うと グリップからヘッド方向に
外へ外へと膨らもうとするチカラです。
手にも、クラブのグリップにも油をたっぷり付けて
素振りをしたら 練習場なら
テークバックで後ろにすっ飛ぶか
ダウンスイングなら前の打席の人に飛んで行ったり
インパクトまで耐えられても 自分から遠ざかる方向に
飛ぶわけですよね。
当たり前ですが ゴルフクラブは
先端、遠いところに重さの付いた長い棒 です。
わざと重さを感じようとした時、
遠心力を作ってしまったのでは
単なる握力との戦いですし、
遠心力はスイングの進行の方向、ベクトルに対しては
常に 90度違う方向にかかります。
まず 重さを感じて欲しい と 同時に考えて欲しいのは
これから動いていきたい方向
これから動かしていきたい方向
ベクトルです。
重さは自分に都合の良いベクトルに使わないと
単なる重さ、負荷、邪魔になってしまいます。
テークアウェイでは重力に逆らいますから
利用するという意味とは遠いかも知れませんが
これからショットに入る、トップや切り返し
ここが「望む場所」に行かないと 芳しくありません。
スイングで言うところの「力む」なんていうのは
想定以上に クラブが重くなる
・・・つまり 自分のこれから動きたい、動かしたい方向と
その重さの方向にギャップがあるから
「りきまざる」を得ないから 力むのであって
安直に「力むな」って言われても 無責任です。
力まないと打てないから力んでいるんですから…。
そのクラブの重さの方向と自分の運動の方向
それが出来るだけに通っていた方がベターな訳です。
ですので 重力に逆らうテークアウェイでは
どの道重い、重力に逆らってる訳ですから
その重さを感じ取り
🔴グリップとヘッドの位置関係
🔴フェースの向き
を確認するのに 重さを使うと良いでしょう。
ここでダメダメ なのは
テークバックで重さを使うから と言って
動き出しのきっかけだけ作って
遠心力で手抜きをして クラブを上げるのは最悪です。
当たり前ですが、無造作にクラブの遠心力に任せると
クラブには『不必要な』遠心力が発生します。
重くなります。
そうなると 人間はグリップをしっかり握って
位置を固定するようになるので
どんどんヘッドだけが動き、しまいには
クラブが倒れ(寝てしまい) 振り遅れ、手遅れのスタンバイ
になってしまいます。
トップ・切り返し というボールを打つのに大切なポイント
を創り出すために テークバックは取るのであって
動きの勢い を創り出すのは避けましょう。
トップ・切り返しでは
クラブの重さが より自分の動きたい方向
動かしたい方向にマッチしている位置取り、姿勢
が欲しいです。
自分の動きたい方向、動かした方向と
クラブの重さのかかる方向 がマッチしていれば
クラブの重さ感は「無い」ということ。
クラブは軽く感じる、まるで無いように感じる
というコトなのです。
クラブの重さを感じろ といって
本当にクラブが重くなるようにスイングしたら
その重さは そのまんま スイングの負荷 スイングの抵抗 です。
重さを利用して 自分がその重さで
より動きやすい、そういう重さの使い方をすれば
重さは感じない、 そこ、勘違いしていませんか?