一般的な市販のクラブを持っていて
ドライバーを買い替える場合
少々考えなくてはならないことがあります。
![31954726](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/f/1/f162285b.jpg)
市販のアイアンセットの多くは
軽量スチールと小振りな軟鉄ヘッドです。
問題はこの噛み合わせです。
スチールだから悪い、小振りだから悪いのではなく
スチールシャフトの特性を知っておく必要があります。
スチールシャフトは単一の素材の為、
ヘッドの装着される細くなる先端の強度に不安があります。
よって 鉄の肉厚は先端に行くほど厚く、
そこを特出して補強できるグラファイトよりも
見た目と異なり 先端部が重くなります。
シャフト単体でバランスを取った時
スチールの方が5%前後先端が重くなります。
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よって、装着されるヘッドの重量が
長さ分も含め 15g以上軽くなるのです。
そこに小振りなヘッド・・・
小振りなヘッドとは重量の中心点が
シャフトの近いと言う意味ですから、
同じ重量であっても その重さの効果は低くなります。
つまり 総じて ヘッドの軽い、
ヘッドが軽く感じやすい
ゴルフクラブだというコトです。
![20150313-00000006-jijp-000-3-view](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/8/9/89ed6ffc.jpg)
一方、ドライバーはクラブ全体の長さも長く
ヘッドも大きな、グラファイトシャフト装着がほぼ全部です。
そして アイアンの軽量スチールシャフトの硬さと
ドライバーのグラファイトシャフトの硬さは
かなりかけ離れています。
使いやすい 相互の硬さ関係は
ドライバーとアイアンでの格差 硬さ差は
双方の長さの違いも考慮に入れ、
だいたい20cpm、離れても30cpm程度です。
ところが 多くの人の使っている双方の硬さ差は
40も50cpmも離れています。
ドライバーに比べ アイアンが硬すぎる
ドライバーを Sシャフトだとすると
アイアンは XX(ダブルエックス)相当だというコトです。
この時点で アイアンとは非常に異なる、総合的に異なる、
どちらかと言うと 正反対の性質のなり易いクラブなのです。
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そして ゴルフの場合、
その正反対の性質のクラブ ドライバー・ウッドとアイアンを
一球交互交互に打たなくてはならない というコトなのです。
どんなに総重量の軽い ドライバーを選んでも
◎クラブの長さ、
◎シャフトの特性、
◎シャフトの硬さ、
◎ヘッドの大きさ…等
スイングをした時の、ヘッドの効き具合は
アイアンよりも重く感じやすいでしょう。
ですので
ドライバーを上手く打たせる環境
それはアイアンなのです。
ドライバー単品を買い替えるよりも
そのドライバーを活かせるアイアン(環境)を整えた方が
実は格段に効果が出るのですが、
総じて ドライバーの苦手な人は
ドライバーばかり買い替えます…。
そして 軽いクラブばかり選びます。
それがより ドライバーの苦手を深めると知らずに…。