まずは 弾道のメカニズムのおさらい を・・・。
❶横の回転 と 左右の打ち出し角度
ヘッドの軌跡、進行に対しての
ヘッドの向き で決まります。
何度も登場するお約束の画像ですが
どちらも 横回転は入らず
その 🔴ヘッドの向きなり
🔴ヘッドの入ってきた軌跡なり
に飛び出るだけで進行に対する
ヘッドの向きのズレ(差)が 横回転 になります。
そのズレがあまりに大きくなると
打ち出し方向(左右角度)にも
影響を及ぼします。
ですので アドレス時の目標方向に対する
インサイドアウト だとか アウトサイドイン と
弾道の横回転には なんら関係が無い は大袈裟ですが
直接的には 横回転 フック/スライス とは関係なく
インサイドアウト であっても フック回転もスライス回転も入りますし、
アウトサイドイン であっても フック回転もスライス回転も入ります。
☑弾道の横回転より
弾道の打ち出し方向 は 軌跡にかなり準じる と
言っても良いかも知れません。
✋フックボールは 左に曲がる球 です。
スライスボールは 右に曲がる球 です。
ですので その曲がる分、(曲がる分以上)
フックなら右、スライスなら左 に
打ち出しておく方が 目標に近づいていきます。
左(右)に曲がる球を左(右)に打ち出してしまったら
曲がる分、目標から離れてしまいます。
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
❷縦の回転 と 上下の打ち出し角度
左右の回転の関係と同じですが、
アイアンであれば、本来は このような感じ→→→ で
インパクトを迎えるのが理想、ですが 分かり易いので
アドレスと同様で考えてみましょう。
このヘッド姿勢でインパクトを迎えるとして
ヘッドが下がり傾向の時に当たれば
打ち出し角度は減り スピンは増えます。
(スピンに対するロフト効果大)
逆にヘッドが上がり傾向の時に当たれば
打ち出し角度は増え スピンは減ります。
(ロフト効果小→スピンに対するロフト効果が減る)
静止画像 では 同じであっても
動いている軌跡、経路の どの過程で当たるかによって
弾道、飛距離は大きく異なります。
ですので 同じヘッドスピードの人が同じクラブを打っても
全く異なる 別の弾道や距離になる訳です。
特に縦の回転と上下の打ち出し角度 には
ヘッドに備わっているロフト角度 だけでなく
そのロフトに相当したクラブ の大きな意味を持つのは
お分かりになられるかと思います。
同じロフト角度の ヘッドの性能はほぼ同等の
アイアン ユーティリティ ウッド があった場合、
その長さ順に スピンであれば
アイアン>ユーティリティ>ウッド となり
打ち出し角度は
アイアン<ユーティリティ<ウッド となります。
(余談ですが)そういう意味でも ワンレングスクラブ・・・・って
どうなの❓ って感じです。
…7番と同じ長さの5番アイアンは打ち易いのかも知れませんが、
ボールの高さが取り難くなりますし、
アイアンの中で一番使用頻度の高い ウエッジ系が長尺 って
・・・本当にゴルフが易しくなるのでしょうか…