質問「緩むようなグリップ(握り方)は
治した方が良いのですよね❓」
店長「まぁ、確かに。
10フィンガー、ベースボールは そういう意味では
始めから ユルユルのグリップなので
改良のゴールとしては除外しますが、
インターロックをオーバーラップに、
オーバーラップをインターロック に
しても 根本的な変化はないですね。
緩み が多いのは フックグリップ が強い場合で
その フックグリップが問題と言うよりも
フックに ガブリとグリップ(握り部位)の全周囲を
握らないと打つコトの出来ない 打ち方 というか、
クラブさばきがある限りは ポンと簡単には
グリップが変わる、変えることは難しい、ですね。」
質問「つまり 緩まないグリップ を造っていくには
スイングを変えない と難しい…と。」
店長「そうですね。グリップを変えようとする、変えようとした
多くの人 おそらく8割を超える人がかなり早い段階で
断念するコトになります。
フック握りが強く、左の握り具合が強いのは
そうしないと 打つコトが出来ない 訳ですから
左の握り具合を弱く、強く握らない は
イコール 強く打たない、強く振れない になるので
形として グリップ(握り方)を変えても
ボールを5球打てば だいたい 元に戻ります。」
質問「初めて 握る時のあの違和感に戻る 訳ですね。」
店長「強い打撃には ストレス解消要素もあるので
おそらく それ以上になるかな と思います。」
質問「そもそも そういうグリップ(握り方)に行き着いてしまう
のは どういう風にクラブを振っているのですか❓」
店長「おそらく 遠心力も だと思いますが、
重さとして 左グリップにかかる 振り方、
つまり クラブターンの強い、フェースローテーション、
クラブリリースを手で行っているスイングに
共通して 左グリップのフック、甲側への手首の折れ
があると思います。」
質問「ソコを変えずに グリップを治すと…
クラブがすっ飛んでしまいますね。」
店長「…と 思いますよ。
握力の異常に強い人、とかもいますから
何事にも例外はありますが、スイングの帰結、
スイングの集大成が グリップ と考えて良いです。
ただ 振り方 も含め、
グリップによって アドレスが崩れ過ぎている、
グリップに緩みによって アドレスが変わる、
そういうのが無ければ グリップは握り慣れたモノ
で問題ないと思います。
左手首が甲側に折れるような、フックグリップの強い方
が注意するのは、その緩み具合を逐次、
確認しておくことで
スイングを変えたい というのなら 良いですが、
グリップだけを と言うのは忘れた方が良いと思います。
正しい グリップの変え方 は
クラブの扱いを総合的に変えていき、
その結果、数か月か、一年先に、
あれ? いつの間にか グリップも変わっていた
と言うモノだと思います。
あえて言うのなら フックグリップをスクエア や
ウイークグリップにまでする必要はありませんが、
手首が甲側に折れるほど ガブリとクラブの全周囲を
左手で握ってしまうようなグリップの場合、
ラウンド中だけでなく、加齢による握力の低下で
飛距離が急激に落ちる というコトが少なくありません。
左グリップと右グリップが離れ気味になりますので
あまり 良いアドレスになりません。
腰痛、特に右サイドが心配です。
ですので 右手と左手が離れない程度の
手首が折れない程度のフック、
その程度の 左グリップの握り具合 で
打てるように意識し、数年かけて移行していく、
自分のスイングの変わり具合の バロメーターとして
グリップを観察しておく というのは必要かも知れません。」