店長「多くの人は
当然ではありますが、
ボールを真っ直ぐ行かせたいから
インパクト時の
ヘッド、フェースとボールの関係を
真っ直ぐ… アドレスのように戻したがります。
勿論、気持ちはわかります。
しかし、スイングは個々で異なりますけれど
正しく からだの向きでクラブを動かせば
ほんの少し ですが、ボールの内側、
よく言う インサイドから入って来ます。
度数で言うと クラブの番手や長さなどによっても
その人のタイプによっても異なりますが、
仮に ドライバーでの 平均的な横のアタックアングル
インサイドから 2°~4°
分かり易いですので 5° としましょう。
ライ角度等はちょっと除外しますけれど
シンプルに この横のアタックアングル 5°に対して
横の回転を生まない フェースの向きは
『アドレス時の飛球線』 俗にいう真っ直ぐ に対しては
5° 開いた、右打ちの人で言うと右を向いた状態です。
5° のインサイドからの入射 に対し
6° 7°(飛球線に対し)位のフェースの向きでは
ボールに右回転は入りますが、
弾道としてスライスになるコト殆どありませんが、
流石に 9° 10°(軌道では無く飛球線に対し)
開いてしまっては 横回転も増え
弾道もスライスします。
逆に 5°のインサイドからのアタックアングルに対し
フェースが 4° 3° の向きで有れば
ボールに左回転は入りますが、
弾道としてはフックにはなりませんが、
0°、つまり 飛球線に対してのスクエア、
軌道に対しては 5°の左向き であれば
かなりの横回転になりますし、
弾道も左に曲がります。
真っ直ぐ飛ばしたいから
フェースを『アドレス時の飛球線に対し』
『スクエア』に戻す は 聞こえは良いですが、
ヘッドを、フェースの向きを操作する事になり、
この場合は かなりのフックになります。
フェースの向きを操作すると
軌道も影響を受け、変化してしまうので
こんなシンプルな話し(故にもっと大変)にはなりませんが
たって 5度の角度 であっても
ヘッドを、フェースの向きを操作する意識、
操作と言うよりは 修正、戻す
と言う意識だと思いますが、ソレをしてしまうと
ゴルフクラブは 1度であっても 動かしてしまうと
その動作は 継続的に行われることになります。
つまり ヘッドがどんどん回転していく というコトです。
特にフックや引っかけに悩んでいる方は
インパクトの ヘッドとボールの関係、
そのイメージを今一度、確認してみて下さい。」