Fさん「こんにちは~。」
店長「こんにちは。 今日はどうしました❓」
Fさん「ゴルフを始めて 4年になるのですが…。
あんまり コースも練習もイケないんですけど
ゴルフ全般のベースアップをしたい😊 と思いまして…。」
店長「はい。
ゴルフスイング、クラブをどう扱って、どう動かして
どんなボールを打つか❓ という探求も
ゴルフの楽しみのヒトツなんですけれど
コースで その成果を発揮できるか、どうか、
その部分は 予想以上に メカニカル、
基礎的な約束というか、仕組みがあるんです。
この部分を把握せずに
ゴルフをしてしまう人がとても多いです。」
Fさん「どんなロジックです❓」
店長「ボールの飛びのメカニズム ですね。
実は とっても大事で
その基礎を理解しているといないでは
スイング造りも全然変わってくると思います。」
Fさん「はい🤩 よろしくお願い致します。」
店長「あらかじめ覚えていて欲しいのは
特に難しいコト、難しい用語等 使いませんし、
スイングの良し悪し を論じませんが、
この 仕組みは、クラブにも、スイングにも、
ドライバーにも、アプローチやバンカーにも
深く関わってきて、結構、多岐に渡ります。
ヘッドが重たい とか、
クラブが長い、とか、
シャフトが柔らかい、なんてのも
この たまたまの飛びのメカニズムを元に考えられています。
何回か読んで 理解して頂けると良いと思います。」
Fさん「はい。わかりました。」
店長「まず ですね、
一般的な成人男性のヘッドスピード
37㎳位を基準・平均値にして考えます。
同じヘッドスピードで
8番アイアンを打つとしましょう。
ショットには ざっくり大別して
〇ユルイ入射角度 👉㋴
〇キツイ入射角度 👉㋖
があります。
㋴は
ボールの飛び出る角度は 高く(比較)
ボールの回転量は 少なく
ボールスピードは 遅め です。
㋖は
ボールの飛び出る角度は 低く
ボールの回転量は 多め
ボールスピードは 速め です。
ボールのスピードに関しては
㋴の方が 立体的に移動しても
距離である水平方向では無く、垂直方向に多く移動、
上に行ってしまうので 速度の基となる
移動距離が伸びないので 遅くなる と考えて下さい。
同じクラブであっても
そう言う違いになります。
同じヘッドスピードなのに
人によって弾道も、距離も違う というのは
そういうことなんですね。
この表は 何年か前の
アメリカの女子プロの平均値のデータです。
アタックアングル というのが ヘッドの入射角度 で
「マイナス3.1」と言う数値です。」
Fさん「意外に小さな数値なんですね。
プロですから 8番アイアンを『上から打つ』から
-10度とかの 角度なのかと思っていました。」
店長「ですねぇ。
最近の プロの主流は やや少なめに入れる、
よくいう スティープ(㋖)ではなく シャロー(㋴)、
流行りの シャロースイングになって来ています。
数値としても もう少し 5度位でいいかも、知れません。
私たちの平均的なヘッドスピードの場合、
入射角度が緩い、緩すぎると
ボールの浮力が得られなくなり
ボールが飛ばない、キャリーがない、 になり易いので
プロの『流行り』を一概に真似して良いとは限りません。
入射を緩くして 飛距離が伸びる のは
ドライバー換算で 42㎳ 位が境です。
このヘッドスピード 42㎳ は
そのスピードが出せる、出すことが出来る ではなく
ラウンドを通しての平均値 と考えて下さい。
ですので アマチュアには かなり厳しい境界線です。
女子プロもだいぶ筋力アップして
ヘッドスピードが高くなってきていますから
その境界線よりも上の選手も増えてきています。」