クラブの固有振動数
グリップ側を固定しておき ヘッドに力を加えるとシャフトは撓みます
その状態で離すと シャフトは振動を繰り返したあと静止します
その振動が1分間にする回数を表したもので 単位はcpm(サイクル パー ミニット)
ですから硬いクラブほどこの数値は大きくなります
この振動数 ちょっとは市民権を得てきたかなとは感じますが まだまだ浸透しているとは言い難いのが現状です
1フレックス間の違いを振動数でみてみますと約10cpmとなります
では市販モデルのドライバーをちょっとみてみましょう
1.Xドライブ GR 246
2.ゼクシオ 230
3.MPクラフト460 251
4.バーナー 220
5.スリクソン WR 245
これらはすべてRフレックスの振動数値
ちょっと驚くかもしれませんがこれだけ違います
もう一度念を押しておきますが、すべて表示は R です
もっとも数値が大きい(硬い)ものと小さい(やわらかい)ものではなんと 30cpm 違いが出ています
フレックス換算すると この違いは3フレックスですから 低い方を基準にしますとR表示のXX(ダブルエックス)?ということになり
各社これだけ差があるということです
お持ちのシャフトフレックスがRで そのクラブの調子はいい
そこで同じようにRフレックスのクラブを新調した
ところが まるで使い物にならなかった
そんな経験がある方も少なくは無いでしょう
ソコにはこんな事が関係しているのです
次に リシャフト する場合をみてみましょう
<リシャフトの心理法則>(ウチ独自の俗語です)
リシャフトする場合、今装着されているフレックスよりも下のフレックスは選ばない
おかしなもので上(硬い)に行くことはあっても その逆はやらないのです
以下は主だったメーカーのリシャフト用のシャフトです
A.ツアーAD DI-6 261
B.ツアーAD 9003 274
C.モトーレ VC6.0 246
D.ランバックス6X07 263
E.ディアマナ イリマ60 264
F.フブキ α 60 266
上記はすべてSフレックスなんですけど これも最大差は約30cpm出ています
先に挙げたドライバーはRフレックスですので10cpm加えたものをSフレックスだとして考えてみます
すると純正シャフトからこれらへリシャフトした場合
1,3,5 と C の組みあわせ
それ以外はどれもこれも 1フレックス硬くなります
2,4 はどのシャフトをチョイスしても 論外 お話になりません
すればするほど 悪くなる でしょう
リシャフトしてもあまり上手くいかない
違いが感じられない
飛ばない
それはこんなところに理由があるのです
これXシャフトだよって言われると敬遠してしまうでしょ
そんなに硬いの使えない~ そうなるよね
なのに 結果的にそこへ持ってきてしまっているということになるんです
アフターマーケットのシャフトを利用する
つまりリシャフトするってことは シャフト性能を求めてのことでしょ
それをただ硬くして動きを封じこめちゃたら ただの棒 それ以外用途が見いだせないんですけど