最近、多く見かけるマレット(かまぼこ型)タイプ、
…昔はマレットをかまぼこ型って言ったんです。
おそらく マレットタイプが認知された頃の
代表作ゼブラ社のマレットがそういう形、
をしていたから だと思います。(40年前)
特に 最近の奥行きの深い~重心の深いマレットタイプは
その 最大の売り である重心の深さが弱点になる のです。
マレットタイプは
見た目の大きさとは違い、 ヘッドが思ったより軽いコト、
フェースバランスを取るため ベント、曲がったスチールシャフト
などが装着しているコト(運動する部分が少ない)によって
よりヘッドが軽く感じるコト、
などによって ヘッドを多く動かしガチ
早く動かしガチ になります。
機械では真っ直ぐ引けるのですが
人間の場合、テークバックでヘッドを動かし始める時
ヘッド…ですが、無意識にフェースを意識して指導し始めます。
マレットタイプは重心の位置が深く、
その位置がモノによっては
3センチ近くもズレたところにあるコト、
から ヘッドを真っ直ぐ引こうとすると
重心位置が外に膨らんだり
フェースが左を向こうとしたり します。
早く、多く動かし易いコトもあり、
テークアウェイで外に膨らみ易いが故に
それを修正しようとしますから
外から内への8の字ループになってしまいます。
これで問題なのは
機械は8の字ループを描きませんが、
もし描いたとしても それを繰り返すだけです。
ところが 人間の場合
それを良しとしませんから
ものすごく気にしながら テークバックを取ろう
特に 動き出しに神経を使わなければいけなく なり易いでしょう
一般的な 日本のトーナメントプロ の場合、
ほぼ毎日 パットの練習に数時間費やします。
試合中も 夜はするコトが少ないですから、
ホテルの部屋にパターを持って帰り
夜な夜な打っている訳です。
通常の打撃練習頻度、量もすごいですけれど
それを上回るような パッティングの練習をしている・・・
そんな 機械作業のようなストロークの出来る人向け…
なのが マレットタイプ…と言う気がしてなりません。
機械作業の苦手な人、
感覚が最優先のパッティングの人にとっては
イップス誘導機のような気がしてなりません…。