質問「悩みがあるんです。」
店長「はい。どうしました❓」
質問「年齢のせいかも知れないのですが、
ボールが上がらなくて困っています。」
店長「ああ ボールが上がらない のは
意外なほど 多くの人が秘かに悩んでいます。
ヘッドスピードが徐々に落ちてくると
ロフト角度、ヘッドの性能次第ではありますが、
ボールが上げにくくなってくるのは確かです。
✋ただ ボールが上がらない には
大きく分けて 二つあるので ご自分が
そのどちらに属しているのか把握しないと
より一層、ボールが上がらなくなる可能性があります。
まずは ボールを打って、データを取りながら
見てみましょう。」
質問「はい。」
店長「全部が全部そうだ、と言う訳じゃないんですけど
初心者で まだボールが上手く打てない とか、
女性で ヘッドスピードがまだ足りなくて ボールが上がらない、
ではなく、今まで上がっていたけど、徐々に…、の場合は
ボールが上がらない のではなく
ボールの浮力が足らない ケースが非常に多いです。
ドライバーで見て頂けますと
打ち出しの角度 13~18度 は確保出来ています。
打ち出しの角度としては 十分上がっている、高い方です。
決して 低くありません。」
質問「あ、そうなんですね。」
店長「はい。
私たちの年齢(50歳越え)での ヘッドスピードは
高くても40越える位、37㎳位のスピードもごく普通です。
その私たちにとって
打ち出しの角度が低い、足らない は
角度で言うと 10~11度以下 一桁になります。
私たちのボールスピードでは 10度の打ち出しはかなりキツイ。
理想的には 13~15度
真ん中をとって 14度と考えて良いと思います。」
質問「14度ね。」
店長「ええ。
ですので 打ち出しの角度は『足りています。』
問題なのは ボールの回転数・スピン量 です。
ボールの回転・スピン量は 速いヘッドスピードの人にとっては
ボールを上げる・より浮かせてしまう作用になりますが、
私たちにとっては 高さを維持する、浮かせておくコトに作用します。
✋上げよう、上げよう、ボールの高さを取ろう とすると
本能的な部分もあると思うんですが、
インパクト以降、フォロー側で
どうしても ヘッドを高く、早めに上げたくなります。」
質問「確かに。」
店長「ヘッドを早めに高くする、上げようとすると
打ち出し角度は増えますが、その分 どんどん回転数は下がります。
浮力が無く、失速してしまうのが
高さが取れない原因 と見て良いでしょう。
勿論、上がり易い ロフト角度を選ぶ は大切ですが、
上がらない、高さが取れない から と言って
インパクト後、フォローで ヘッドの高さを早めに取る、は
逆効果になり易いので
表現として正しいか、どうかは別で
手で、手打ちをしろ と言う意味ではないですが、
気持ち、ほんの気持ち、心の中だけでもいいですけど
少しだけ 下に振ってあげる、ヘッドを落としてあげる
ヘッドの高さを直ぐとる と 反対にすると
ボールの浮き は良くなります。
ホントにしないで 心の中で考えておく程度で良いと思います。」