製品上のロフト角度は シャフト軸を基準としたフェースの角度です。
ドライバーの場合 空中のボールを打ちますから
ソールの形状はロフトに大きな影響を与えませんが、
フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッヂ などには
ソールにバンス角度 というのがあるので
正しくクラブを使えるのであれば バンス角度の数値の大きなモノほど
ロフトが立ち易く、寝にくくなります。
理屈上は そうなのですが なかなか そのロフト を上手に、
ちゃんとロフトなりに使うのは難しく 製品ロフト と 実際のインパクトロフト には
かなり大きな開きがあります。
一生懸命振ってるけれど 飛ぶ・飛ばないの差は ロフトの使い方の差次第です。
私は国外でゴルフを覚えていますので 日本に戻った時の
その差にショックを受けたのですが、
国外では かなり初期の段階で ロフトをより少なく使うことが
ショットの基本と教わります。 ところが 日本の場合、なぜか なぜなのか
ロフトを開いて、ロフトを閉じる フェースローテーション という
どう考えても 腕力が必要な、 欧米人よりも華奢、
非力な日本人には不得手な筈の打撃法が主流でした。
上手…ちょっと神業に近いのですが、上手に出来れば 飛距離の差はありませんが、
それに要する労力や技術、 タイミングの微妙さは雲泥の差、
まったく別なモノと言えるほど差が有り 体力に自信のない、練習を頻繁に出来ない
日本のゴルファーには 最も適していない方法と感じています。
(女性にとっては害でしかないかも…)
多くの人は インパクトの実質ロフト イコール ヘッド、フェース、
打撃部分に意識が行きガチですが、 実は
フェース向きよりも大きくロフトを形成してしまうものがあります。
例えば、30度のロフト差は 5番アイアンとサンドウエッヂのロフト差です。
実際 ヘッド、フェースで ロフトを30度開いて当てる のも
ロフトを30度閉じて当てるのも 非常に困難ですが、
からだの姿勢においては
㊧上がり/左サイド上がり イコール ロフトの増え
㊧下がり/左サイド下がり イコール ロフトの減り
で 30度の実質ロフトを増やすのも 減らすのも ごく簡単、
練習場に行けば こと増やす例は 飽きてしまうほど見ることが可能です。
あまり腕周りの動きで考えるのは良くありませんが、
ロフトが増える~ロフトが寝る というのは 左右の腕の長さで
右腕の方が長くなった「ような」状態 ロフトが減る~ロフトが立つ のは
左右の腕の長さで 左腕の方が長くなった「ような」状態 です。
それは即ち
ロフトが増える⇒右腕の方が長い⇒右サイドが低い
ロフトが立つ⇒左腕の方が長い⇒左サイドが低い と
イコール ではないですが、似たような状態 と言えるので
手先、フェースで ロフトを2度寝かす は
それに からだの姿勢が必ず加わるので
倍の4度増やすのと同じ と考えて間違いないと思います。
体の回転を止めることにつながるので 意識して
からだの正面で打つコトはお勧めしませんが、 からだの正面で打つ
意識と言うのは 左サイドが低い内、左サイドが高くなる前に打つ
その高さ関係と言うのとかなり密接です。
右を向いている時間は 右の方が高くなっているのもありますが、
右サイドの方がボールより遠い状態です。
つまり 右腕が短く、左腕が長い状態
ロフトが立てられる時間帯です。
出来るだけ 右サイドと高くする~しっかり右を向く 出来るだけ
右サイドが高い時間を確保する 左サイドが高くなる「前に」打ってしまう
からだの回転を止めるコト なし で。
というのが からだの正面で打つ につながっていきます。