ボールをつぶす
魅惑的な言葉ですよねー
この言葉は一般的にはアイアンで使われますねー
それは当たり前なのですが
実はロフトが立っていれば 絶対につぶれるから です。
ロフトが10度や11度のクラブ(…ドライバー)であれば
フェース面のボールの打痕は
ディンプルが綺麗に付いているはずで
このロフトでも こすっているのは かなりまずいです。
逆に ロフトが40度超えるようなものは
球体であるボールが逃げる 坂 がありすぎて
よほど 意図的にしない限り 捕まえるのは難しいです。
アイアンの番手でいうと 8番と9番の境目の位の感じでしょうか。
そして もう一つ この言葉には齟齬がありますが
つぶれる こする とスライス・フックは
直接関係にはありません。
つぶす というのは ロフトという坂に対し
逃がさない ということであって
こするから イコール スライス という訳でもなく
アマチュアの多くのヘッドを振る振り方では
そうなり易い というだけのことです。
やはり ゴルフショットはミドル…
5.6.7.8.9 辺りのアイアンショットに醍醐味が
あるとも言え、ここら辺のアイアンで確実に
ボールをつぶして打ちたいです。
ボールは球体…ですので、坂、逃げ道があれば
必ずそちらに逃げます。
アイアンだから上から
ウッドだから横から『はらって』打つ なんていうのは
そのクラブそのものの長さが異なるために
単に「そう」見えるだけであって
基本はどちらも全く同じです。
あくまでも イメージの問題ですが
ボールを フェース面と地面(もしくはマット) で
「挟み込み」ようにすると
ボールはロフトの坂に逃げ
それがロフトの距離を制限するロス率になるわけです。
ハミングバードでいうところの
ヘッドを振る、腕先にクラブを振る、
振り子のようにクラブを扱う という打撃方法は
ボールの下、底をなでるように振る
典型的な「こすり打ち」で
これでは基本スピードを上げても
こすり打ちからは永遠に逃れられないのです。
シャットにしたフェースのまま
体の回転でボールを
ボールの上っ面をさらっていくようなイメージが
必要になります。
あまりメジャーなゴルフ用語ではありませんが、
アイアンのトップブレードでボールを打つ みたいな
言葉がありますけれど、これは
フェースと地面ではさんだボールが
トップブレードから飛び出る という意味なのです。
球体のボールをつぶすには
曲線や円を描くイメージではなく
直線にクラブ、クラブヘッドを動かす
クラブそのものを直線的にスライドさせるイメージは
とても大切だと思います。
そうですね(写真は手でですけど…)
例えば 足(靴)でボールを蹴るとすると
つま先で横からボールを弾いたのでは
ゴルフクラブの特性は発揮できません。
ゴルフクラブは各番手ごとに ロフト角度というものがあり
それによって 打撃の破壊力を 回転と角度に振り分け
距離を意図的に「ロス」させる働きがあります。
足でボールを蹴るとするならば
ボールの真上から ボールの半分ぐらいを
ぐっと踏みつける ような そんなイメージで
ボールを打たないといけないということです。