アウトサイドインは悪!
練習をたくさんするゴルファーや
スイング向上に興味のあるゴルファーは
特に そうだ! と 思っているんじゃないかしら…。
上手く行かないと
その言葉を耳にする、結構、何度も。
緩やかに、時には数十年をかけて
刷り込まれた スイングの禁忌 に等しい状態で
画像などが盛んに出るようになったこの10年、
スイング軌道論が盛んになった この20年 で
👣更に強く染み込まれた…… のでは と思います。

●肩ラインだけを右に向けた状態、
そのどちらであったとしても
俗に言う トップの状態から
ダウンスイング側、
打つ側に回転を始めると
本来、ゴルフクラブは
写真で言うと 矢印の、
ボールの方向に行きます。
ボールを打たない と言う条件で
からだだけ向きを変えれば 当然、そうなります。
アウトサイドインを嫌う方は
その 回転によって クラブが ボールの方に寄る、
前に出るコトを嫌っている…
もう、それは既に条件反射化しているかも知れません。
実験してみました…が…、

手、腕を先行させ
シャットのイメージを強く持って
ワッグルのように
そこを繰り返すと
ヘッドやシャフトは
自分の肩越し~首あたり の間あたり を
通過して やや下向きですが、ボールの方に近づきます。
そのラインを強く意識しています。
(ここは視覚で自分でも 確認済み です)

これに ダウンスイング、からだの回転、
向きの変更を加え、打撃の方に向かうと
その速度によって 腕やクラブは遅れ、
特にヘッドの重さ(長さが加わっていますからね)
結果、肩から出てくるように
ヘッドやシャフトは出ていきます。
かなり シャットな意識 を持っていても
クラブヘッドの構造、重心距離の存在によって
シャットは解消されてしまいます。
自分の思っている 軌道 よりも 二つ位 寝る(倒れる)感じ になります。

始めから 肩辺り のラインを想定して
(よく目にする スイング軌道通り)
ダウンスイングを始めると
これも同じく クラブは倒れ、
なんと 、結果は
脚を横(斜め)切るようなライン
になる訳 です。
重さを構成する長さやクラブの姿勢が より重たくなる状態になった為、
①の実験の差よりも 大きく、想定よりもクラブは寝てしまいます。
トップオブスイングからからだをまわせば、
そのからだの回転が 肩ラインだけであっても、
骨盤から上であっても
肩やクラブは ボールの方に近づきます(前に出ます)
そのまま 打ちに行けば 良い訳ですが
アウトサイドインを嫌い、それを留めてしまう、
もしくは 動作の進行に逆行させてしまう
・・・もしかすると 刷り込みから生まれた 本能的な動き
条件反射的な動き の可能性もあるかも知れませんが、
それによって からだの回転と言う流れ、動作に乗れず、
からだの向きの変更で行える、済ませられることを『逃し』
その結果、手で振らなくてはならない… のかも知れません。