ノルマ風パスタは、シチリア島にある都市、カターニアの有名な料理です。ノルマ風とは、カターニア出身のイタリアの有名な作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニのオペラ、ノルマが由来だそうです。
カターニアでは、凄い、完璧である事に、ノルマだ!と言う事があったそうです。食事会で出されたこの料理を食べたニーノ・マルトーリオ(カターニア出身の映画監督、作家)が、これはノルマだ!と言った事が始まりだそうです。
ノルマ風のオリジナルレシピで検索したのですが、色々なヴァリエーションがあるようです。共通しているのは、揚げたナス、トマト、バジル、ニンニク、リコッタサラータ(リコッタチーズの水分を取り、塩漬けして熟成させた物。南イタリアでよく使われ、削ってパスタにかけます)です。
シンプルですが、とても美味しいパスタです。
ナスは7mm程の輪切りにして揚げます。今回はフライパンで揚げ焼きにしました。焼けたらキッチンペーパーに並べて軽く塩をします。ナスは、1人分で100g程使います。
トマトは湯剝きをして、角切りにします。
リコッタサラータはすりおろします。無ければ他のチーズでも構いません。
フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れ弱火でニンニクがきつね色になるまで炒め、トマトを入れます。中火でトマトをつぶしながら調理します。
バジル、塩、コショウも加えます。
トマトが煮崩れるまで煮込みます。
1人前、2枚のナスを別にとっておき、残ったナスを食べやすい大きさに切って、トマトソースと一緒に軽く煮込みます。
茹でたパスタをソースとよく混ぜてお皿に盛り付けます。
チーズとバジルをのせます。
取っておいたナスをのせて出来上がりです。パスタはスパゲッティを使いましたが、リガトーニも良く使われるようです。