実家がお寺ということもあって、季節の催事にはご近所のお婆さんが集まって、数々の田舎料理を作って皆さんで語らいながら食べて、親父の説法を聞き満足して帰られるようなことがあった。その都度ワシは同じ食べものを用意されるのだが、皆さん
戦時中を生き抜いてこられたお婆さんだからして、ご禁制だった砂糖の使い方が派手で甘くて喉を通らないのだ。
この頃から、オカンは炊き直しを施して、スープで薄めて醤油を足すような調理を始め、ワシはと言えば
炊き直しお惣菜が3日3晩続く地獄が待っている。そんなにお惣菜の量を作らねば良いと思い、オカンがお婆さんたちに「少なくして」とお願いすれば「奥さんケチってはる」と陰口とも言えぬ大きな声で聞こえてきたものだ。
寄り合いでの田舎料理を、リメイクせざるを得ない経験から、逆にザッ!と煮るだけの
「小松菜と厚揚げの炊いたん」を、こよなく愛するようにもなった経緯がある。小松菜と炊き合わせるものには、お揚げ・さつま揚げ・ちくわ・焼き豆腐などあるが、本日は湯通しして油抜きした厚揚げを抜擢。そんな経験上、再加熱のリメイク版は「くたくた菜っ葉」と命名した。
小松菜は洗って、根元部分を切り落とし食べ易い長さに切り、茎の部分と葉の部分とに分けておく。厚揚げはスライスするように切り、熱湯に潜らせて油抜きをしておく。お鍋に
★調味料を合わせて火にかけ、お酒が煮切れたら油揚げを入れてフタをして、中火で5~6分煮て醤油を加える。厚揚げに味が沁みるので、小松菜の茎を入れシンナリとなってから葉も加えひと煮立ちさせ、鍋返ししたあとに火を止めフタをして冷めたら出来上がり。最後にリメイクからの〆飯
「菜っ葉の炊いたん丼」もご紹介。
■小松菜とお揚げの炊いたん(3人分)
・小松菜:約5束
(1束/233g)
・厚揚げ:2
※熱湯をかけるか、沸騰した湯にくぐらせ油抜きをする。
★だし汁:水1カップ・リケンの素材力だし1袋
(この出汁の素は天然素材)
★砂糖:大匙3
★日本酒:半カップ
★味醂:大匙2
・醤油:大匙5
※醤油はお揚げの炊き上がり寸前に入れる。
‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥
ご訪問して頂きありがとうです。
どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。
酔っ払っても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
日本ブログ村 こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。
下のバナーをクリック🎵して頂くと励みになります。