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水産庁が「陸上養殖業の届出件数」(令和7年1月1日現在) 本道24件と前回より2件増、ウニ、サケ・マス、藻類など

2025-01-26 21:57:10 | ニュース
 令和5年4月1日から「陸上養殖業」が届出制になったことを受け、水産庁は前年に続き、令和7年1月1日現在の届出状況を発表した。水産庁が把握している件数は全国で740件と前年の662件に対し12%、78件増加した。種苗生産や古くから河川、川沿いで営まれている陸上養殖、大臣許可が必要とされるウナギ養殖を除く。
 都道府県別にみると、沖縄(186件)、大分(54件)、鹿児島(34件)、岐阜(32件)、熊本(32件)の各県が30件以上と多く、30都道府県で増加し、過半数の都道府県で新規参入があった。増加が多かったのは、沖縄県(18件)、千葉県(6件)、福岡県(6件)。養殖種類別(延べ件数)では藻類のウミブドウ165件と多く、魚類のヒラメが126件、トラフグが93件と続く。
 北海道は届出件数(養殖場数)が24件で前年より2件の増。西日本中心の上位陣に続いて8位。長崎、愛媛、山口県を加え以上が20件以上の届出グループとなっている。
 養殖種類ごとの養殖場(延べ)は、藻類が26件(前年27件)と最も多く、次いでウニ類が15件(同17件)、魚類が15件(同11件)と続き、ウニの内訳はエゾバフンウニが9件(同7件)、キタムラサキウニが6件(同8件)。魚類の内訳は、サケ・マス類が10件(同9件)を占め、内訳はベニザケ3、ニジマス2、サクラマス1(前年同)で、その他のサケ・マス類が4件(同2件)と増えた。
貝類は3件(同5件、エゾアワビ)、エビ類が5件(バナメイエビ3、クルマエビ、その他が各1)でバナメイが1件増えた。ナマコ類も1件(同2件)が届け出ている。
今回、水産庁は陸上養殖の出荷数量も出しており、令和5年度は6,392㌧で、魚類が4,802㌧、藻類が657㌧、貝類15㌧、その他が919㌧。養殖種類別では、ヒラメが1,786㌧、トラフグが1,324㌧、ニジマスが791㌧、アユが773㌧、ウミブドウが536㌧と魚類が上位を占めている。

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