前回に続き京都観光より、
河合神社を後に下鴨神社境内を本殿へと向かいました。
下鴨神社は正式には賀茂御祖神社(カモミオヤジンジャ)と呼ばれ、
西殿に賀茂建角身命(カモタケツヌミノミコト)、
東殿に玉依媛命(タマヨリヒメノミコト)が祀られています。
賀茂建角身命は、古代の京都をひらかれた神さまです。
ある日、鴨川で禊をしている玉依媛命を見初めた賀茂建角身命は、
丹塗の矢に変身して玉依媛命の元へ流れ行きました。
玉依媛命が矢を拾われて、床に置かれたところ、
その矢は美しい男神になられ、お二人の神様は結婚されたとの神話
が伝えられています。
神様もなかなかやるものですね~。
余談になりますが、
日本神話には天津神(あまつかみ)=天孫族と国津神(くにつかみ)の
2系統の神々が登場します。
天津神は朝鮮半島から九州を経由して近畿大和の地へ侵攻、大和王朝を
建てた扶余族の神々です。
一方、国津神は扶余族が侵攻する前に倭国に定住していた倭人の神々に
なります。
国津神を代表する美人の女神と言とえば、いわずと知れた「玉依姫命」ですね。
一方、天津神を代表する美人の女神は「天宇受売命」(アメノウズメノミコト)
でしょうか。
天孫族が九州へ渡海(天下り)するにあたり、当時北九州で最有力だった国津神の猿田彦命
(サルタヒコノミコト)を調略。
天孫族随一の美女・天宇受売命が裳裾を臍の下まで押し下げ、ホト(陰部)もあらわに
猿田彦命を誘惑したため、猿田彦命はもう大変!
下半身が天狗の鼻みたいになってたちまち恋の奴隷に、天孫族に寝返り倭国侵攻の先陣と
なりました。
ちなみに天宇受売命は天岩戸と天孫降臨の二つの場面に登場しますが、
猿田彦命を誘惑する話が本来の伝承で、
天岩戸でのストリップショーは後世の創作とするのが定説の様です。
話はもとに戻り、
下鴨神社の参道は新緑が溢れ、とても爽やかでした。
どんより曇った空なのがちょっと残念。
南口鳥居をくぐると、
国家「君が代」に歌われた「さざれ石」がありました。
苔は生(む)してませんね~。
楼門です。
新緑に映えて、とても鮮やかでした。
舞殿です。
中門です。
この奥に、
賀茂建角身命を祀った西殿と、玉依媛命を祀った東殿があるのですが、
残念ながら公開されていませんでした。
下鴨神社の次は安産の神様として有名な「岡崎神社」を訪ねました。
最近は「うさぎ神社」として、若い人達の人気スポットになって来た
様です。
ご祭神は速素盞鳴尊(スサノヲノミコト)、奇稲田姫命(クシイナダ
ヒメノミコト)です。
ご祭神二柱が三女五男八柱神ものたくさんの御子神をもうけられ、
子宝に恵まれたこと、
又この地が野うさぎの生息地で、うさぎが多産であることから、
安産の神様として深く信仰を集めてきました。
飲兵衛も女の子の孫が授かるようお祈りしました。
狛犬の横には兎の像が新設されました。
提燈にも兎の模様が描かれていました。
昔の話も結構エロい話があるんですね~
ストリップの専門的な話はわかりません(笑)定番なのですね?
神社の空気はすがすがしくて良いですね~
さざれ石らしいさざれ石ですね~
京都には二回訪れたことがあります 旅行へ行く前に歴史のおさらいをしてから行きましたが京都の素晴らしい景観ですっかり忘れてしまいました😝 うさぎは安産の神様として信仰されてきたんですね☺️ とても勉強になります
素敵な月曜日をお過ごし下さいね〰️☺️🌸 sakurako
日本神話はもうエロスの塊と言っても良いくらいです。
古代日本人が性にたいして実に明るく開放的だったことが
分りますね。
右翼・国粋主義的な皇国史観を離れて、記紀を読み直すと、
ギリシャ神話にも負けない、
とても活発な魅力溢れる神話であることが分ります。
さざれ石、歌と違って苔は生していませんでした。
飲兵衛、受験に日本史を選択したため歴史が大好き。
京都は歴史の宝庫としてとても魅力的で、
薀蓄好きの飲兵衛もう堪りませんね~。
安産の神様として有名な岡崎神社ですが、
SNSなどで「うさぎ神社」として紹介され、
近年は若い人達から大人気のスポットになりました。
それでは今週もお元気で~。
うさぎさん可愛いですね。安産の神様なんですね。
犬もそうですよね⁉︎
浜松屋飲兵衛様も女の子のお孫さんが…とお願いされたのですね。🐰
うさぎさん、ちゃんと目が赤い⁉︎
浜松屋飲兵衛様は、歴史お好きなんですね。凄いなぁ〜。私は、まるっきりダメ…もうけ〜!!なんです😫
安産の神様として有名な岡崎神社ですが、
近年は「うさぎ神社」として若者達の人気スポットに
なりましたね~。
sakurakoさんにもコメントしましたが、飲兵衛受験に日本史を
選んだので日本史にはけっこ詳しいかも?
でも飲兵衛が歴史に薀蓄を傾けると、女房殿がうるさいって嫌がるの。
もうトホホホなんです。。
(涙・・・)
冒頭の神話〜、
楽しく読ませていただきました〜💖
猿田彦は、「猿田彦珈琲」はなじみで(笑)、
今日も、午前に、珈琲淹れようかと思うんですが、猿田彦命のこのお話を思い出して、ブブッって、珈琲を、吹き出さないように、気をつけたいと思います〜(笑)
そして、新緑の下鴨神社の参道風景が〜、
すご〜く美しいですね〜!
下鴨神社 楼門〜、美しい色で、緑に上品に、映えますね〜💖
そして、よく見ると、
5月3日 に行われる、流鏑馬神事についての、文字が、目に留まりました〜。
5月15日の葵祭の前儀として、行われるとか・・・。
葵祭が、平穏・無事に、行われるようにと、祓い清める儀式のようですね・・・。
舞殿も、整然としていて、美しいですね・・・。
下鴨神社のご紹介の締めに、
公開されていない、賀茂建角身命を祀った西殿と、玉依媛命を祀った東殿・・・との事。
両サイドの灯りも何気に、雰囲気あって、
神秘的で、冒頭のお話もまた、ここで、思い起こすような・・・。
いつもながら、お写真に加えて、記事の構成のセンスが、素晴らしいです〜♪
猿田彦命は実に愛すべき神様で、
天宇受売命を妻にしてからというもの、
妻をとっても大事にし、永久に夫婦円満、
おしどり夫婦そのものになったと伝えられています。
ちなみに我が家の女房殿、
飲兵衛が若いうちは「あなたは私の王子様なの、
私一生あなたについていきます」
なんてしおらしい事言ってましたが、今では
「小遣い増やして欲しいだって~!
稼ぎも無いくせに生意気言うんじゃないよ~!」
ってすぐ怒るの。
もうトホホホなんだから。
下鴨神社では朱色が新緑に映えてとても綺麗。
さすがは世界遺産に登録されているだけあって、
すべてにおいて見応えがありました。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
ヘボ飲兵衛、嬉しいやら恥ずかしいやらで、もう穴があったら
入りたいです~。
吸い込まれそうな新緑の写真ですね~。
たくさんある日本神話、色々よくご存じですね。漢字を読むのも一苦労です。
うさぎ神社、まさにあやかりたい若夫婦の後ろ姿が初々しいですね~。
女のお孫さん出来たらいいですね~。
一年生さんにもコメントしましたが、
右翼・国粋主義的な皇国史観に囚われずに、古事記や日本書紀を
読み直すと、日本神話は実に魅力的で、
飲兵衛などギリシャ神話に負けず劣らず素晴らしい神話だと思っています。
また古代日本人が性に対して実におおらかで開放的なのは、
国民的性格もありますが、
その時代が母系社会だった事とも大いに関係があったのでは?
と考えています。
岡崎神社では女の子の孫が授かりますよう女房共々願掛けしました。