NHK木曜時代劇の「銀二貫」を毎週かかさず観ています。
正直に言うと、私の受け取っていた原作のイメージとはだいぶ違うスタートに
とまどいがありました。
原作と比べてタッチが軽快過ぎるんです。
でも夜の8時台の時代劇ですから、広い層に受け入れられなければいけないという
宿命も負っています。
9回の放送に収まるようにわかりやすく組みたてる必要もあるでしょうし。
最初の1,2回を観た後も継続してここまで見続けてきたのには訳があります。
ズバリ「いしのようこのお里」がとてもいいからです。
原作にはない役なので私の中での彼女は完全アウェイでのスタートだったのですが、
もはや いしのようこのお里なしにはNHKの銀二貫は成立しませんね。
作品の邪魔をするどころか立役者だと思います。
今日はいしのようこのお里がすっごくいいと言いたくて書きました。
作品にいない役だからイメージもなく逆によかったのかな・・・とも考えましたが、
作品のファンにすれば変な役を作ってへたな演技をされてはそれこそ二度とは観ないはずですから
やはり彼女のお里が作品の中でいきているということでしょう。
梅吉をやってる俳優さんもいいです。
梅吉の人柄のよさがよく出ていると思います。
そしてやはり津川雅彦の和助。
津川雅彦らしい和助でなんの文句もありません。