車を停めている契約駐車場の大家さんから連絡があって
隣接している建物の外壁補修工事をするので
建物に足場を組む日と、足場を撤去する日の2日間
車をどこかのコインパーキングに移してほしいと言われたの。
うちで借りている場所に足場機材用の作業トラックを停めたいのだそうだ。
料金は後で払うので、領収書を保管しておいて欲しいと言われた。
了解すると、
詳しいことはまた改めて業者から連絡入れて貰うことになっているから
分からない事等あればこれからは直接そちらとやり取りして下さいと言われた。
そのほうが話が早いだろうから、お任せしているからって。
ちなみに予定している作業時間は8時から17時だそうだ。
業者の担当者から電話を貰い、大家さんと同じ説明を受けた。
後日、ポストに作業工程表と会社名の入った粗品が入っていた。
ちなみに、うちの社宅全室に同様のものがポスティングされていた。
多分近隣にも配っているだろう。
テレビコマーシャルもしている有名な会社だった。
そして両日、
私は仕事前の6:30に車を移動し、帰宅後の17:30過ぎに車を戻した。
ハッキリ言う。
後日来た担当者は自前の財布だけ持ってやってきて、ポケットから財布を出して
「領収書、貰ってくれました?」と言った。
「では2000円」と財布から2000円を出し
「ご協力ありがとうございました」と言って帰って行ったのだ。
失礼だよ。
大家さんから全て任されているんでしょう?
友達同士の金の貸し借りの清算じゃないんだからさ。
それがあなたの仕事なら、事前に金額を聞いて封筒に入れて持ってこい。
・・・いや、そんなことはホントはどうでもいい。
この人の態度は 誰かの代わりにやってきて自分は関係ない感じ がしたの。
大きな会社というのは仕事が分業だから
営業が苦労して取ってきた仕事も、
工事は別の人が担当し、
しかも現場に至っては下請けが行うわけだ。
アフターにも別の担当者がつく。
そうしているうちに責任感は減っていくのかもしれない。
この会社に直接の利益をもたらすのは施主や依頼者なのだから
そちらの顔色はうかがっても
彼らの顧客ではない私は たいした存在ではないのかもね。
私が工事代金払ってるわけでも、あなたたちの給料払ってるわけでもないものね。
私が移動日を忘れないようにカレンダーに大きく印をつけたり
前日にドアに付箋を貼っておいたり
満車だった場合を考えて数か所のパーキングを下見に行ったり
慣れない駐車場に車を停められるか心配したり(苦手なの、運転)していたなんて
考えないんだろうな。
もしこの担当者がこの仕事を必死で自分で受注していたなら
もっと違った態度だったと思いたい。
相手の立場を考えたり、職人に感謝したり、近隣に配慮したり、とね。
ちなみに私は会社名の入ったノベルティって、会社の販売促進の宣伝道具だと思っている。
間違っても「手土産」「あげた」なんて思ったらイケないと思う。
会社の戦略で「配った」だけだ。
でもね、作業の終わった日、大家さんから電話を貰ったんです。
「とっても助かったわ、ありがとう。
朝早くからの車の移動は大変だったでしょう、忙しい朝にごめんなさいね。
寒い中をありがとう。」
あ、負担をわかってくれてるんだ、と思ったら 気持ちがすっと治まって
こういうあれこれを自分の仕事に、日常にいかそう、と思ったのでした。