通信制高校の1年生の課程を履修中のうちの息子、
勉強と、勉強よりも大事になるであろうことを
ここに所属する日々の中で学んでいる。
毎日いま出来ることを少しずつ
勉強(5%未満か・・・)も、
勉強以外(断然こっちが多い、ホームエデュケーションだもの)も、
それぞれこつこつと積み重ねようとしている。
勉強よりも高い学力よりもこれからうちの息子に必要なこと。
それは日々の生活のなかで必要な生活上のスキルを自分のものにしていくこと。
一通りの家事。
家族や近しい人との交流、信頼関係を築くこと。
人の中で過剰な鎧を着ない自分で居られること。
自分で自分の体調を管理できること。
気分の乗らない時にも、大事と思えることを優先できること。
何かを継続する習慣。
自分の思いをじょうずに伝えること。
ちょっとやそっとのことじゃ諦めないタフさ。
レジリエンス。
やりたいと思ったことを続けるために整える必要のある周辺能力のあれこれ。
他にも色々。
それは家の中ではもちろん、外に出た時こそ力を発揮して
大いにその身を助けるようなこと。
例えていうなら息子の場合
筆記試験で上位の成績をとったとしても
面接会場に行けない。
だから始まらない。
息子の場合に人生を左右するのは学力(に象徴されるようなこと)じゃないんだ。
どんなに学力があっても補てんできないこと。
面接に抵抗が少ない人になるようなあれこれに 私は意識を注いでいくんだ。
人との交流の場に気持ちよく行けて、そこで無理せず話しができて
自分をわかって貰う努力が出来て、
相手のこともわかる努力が出来て
人の中に入っても苦しくなくやれることの方がうちの息子にとっては大事だから。
そのために出来ることの最小の単位を毎日探している。
考えている。
今日出来そうな、関連していそうな何か。
塵も積もれば山となる何かを。
そういうことの方が なによりもまず先にあるんだ、と
この1年でYさんや一緒に進む仲間が教えてくれた。