お墓参りに行ってきました。
ご先祖様は何も教えてくれなかったのですが ご本人が教えてくれました。
三相女神さまはどうやら近くの公民館でやってる 教養講座に参加したようです。
そこでは主に論語を資料に学ぶのだそうですが、
たまたまその日紹介された吉野弘氏の詩に感銘を受けた女神さまは、
これは嫁にも教えねばと そこで学んだ論語や詩を書いた手紙を
くれたらしいのです。
そうです、他意はなかったのです。
「若い世代は上の世代を もっと労わり 尽くしましょう」とか
「父母に通り一遍の奉仕をしているのが孝行といえるでしょうか」とか
「老後の親の面倒を良くみなさい」とか、
「(夫婦は)お互いに非難するようなことがあっても 非難する資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい」などの文字が書かれていたので
てっきり日頃の私に不満がおありなのだとドキドキしたのですが(不満はおありだと思いますが)
ご自分のために学ばれたようです。
ご自分の姿勢を見直されていたのです。
そして手紙は私へのお裾分けだったのです。
ただ学んだ内容の素晴らしさに痛み入った三相女神様なのでしょう、多分。
嫁が深読みするなど思いもせずに手紙をくれたのでしょう。
だって「いい詩だったでしょう~ 読ませてあげたくて」って言ってたもん。
「(孝行の)“孝”という字は “子が押し上げる・支える”って意味なんですって。」って
微笑まれていたもん。
あまりにいい言葉に出会ったので 教えてあげたくなってしまった、
そういう、親心だったのです。
そういう無邪気なお義母さんです。
私はそう思うことにしました、私はこの件をもう蒸し返しません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます