座ってドライヤーで髪を乾かした後、
抜けた毛が散らばっていないか足元を見回した。
落ちている。
集めた。
思ったより遠くにも落ちている。
動くのが面倒だったので座ったまま体を伸ばしてとっていたら
「べしっ」
っと何かがお尻に当たった。
「やった!ど真ん中だ!」
という無邪気な息子の声がした。
ふり向くと近くに「ハナウタ合唱団」のメンバーの一人、
「ふくろうのメリー」が落ちていた。
息子はよくこのメリーを卓球の球に見立てて 投げ上げサーブの練習をしている。
どうやらコントロールに磨きがかかったようだ。
「表へ出ろ!正々堂々正面から挑んで来い!」
狭い四畳半にメリーが飛び交う。
床に置かれた数々の障害物を物ともせず、
我が家の恒例「メリー卓球」はこうしてほぼ毎夜展開される。
決め技の解説は各自で行う。
「おっと、ここで新サーブの登場です。いつのまに習得したのでしょう。
ハナウタ選手考案『森薗政崇スタイル』の投げ上げサーブだ~」
まあそれくらい卓球が好きって話です。
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