「きみはいい子」を見ました

2015-07-22 23:32:32 | 映画2015
今月は怒涛の映画月間になってしまった~(><)
そろそろ、お終いになっちゃう「きみはいい子」を見ました。
試写会で一度見てるんですけど、一回目、見落としてることが多かったなぁ。



学級崩壊起こしてるクラスの担任と親に虐待されてる子ども
認知症のおばあさんと自閉症(エンドロールに自閉症スペクトラムの団体名があったから、多分)の子ども
親に虐待されて、自分も娘を虐待しちゃう母親とママ友
の3組の話が同時進行のように進むので、ちょっとわかりにくかったんですよね。
流れがわかってる所為か、隅々まで見通せた感じ。
場面の切り替えは、こーいうことかぁ、と納得できたりもしました。

学校で問題が起こった時の教師と親の対応とか、ちょっとどーなの、これ?なんですけど
子どもたちの描写が秀逸。
母親とその彼氏?にご飯も食べさせてもらってない小学生の子は
給食で栄養取ってるんだなぁ、って最初の時も思ったけど、何が何って、服のサイズが会ってない。
袖が長くて、パンツの丈が短いって、もらい物なのかなぁ?母親に買ってもらってないのかなぁ?とか。
そうそう、食事のシーンでも、行儀悪い食べ方なんですよね、育児放棄されてるとしか思えない。
母親に打たれてる女の子は、母親が手を上げそうな気配に体が固くなるんですよ。
それでも母親が好きだから心配したり甘えたりするんだけど、距離を測ることや身体を守ることを
既に(幼稚園入学前なのに)学習しちゃってる。
2人とも、可哀相で見てるこっちがつらくなります。
自閉症の子も(Eテレで見たことがある子だ!)ものすごく上手。ホントにあんなだったら
本人も親も大変だろうなぁって思う。

そーして、話が進んでいくにつれ、誰か、自分を見ていてくれる人がいる、ということに気付いて
ほんの少しだけ救われた感じで終わるので、原作の微妙な黒い感じよりは良かったです。
ただ、なぁ。
学級崩壊のクラスで、いじめに遭って学校に来なくなっちゃった女の子は、どーしちゃったのかなぁ。
それと、最後の最後で、小学校の担任教師が、やっと動き出すんだけど、彼はちゃんと救うことができたのかなぁ?
と、解決してないで終了なのが、残念な様な。
まあ、すべてが丸く収まる、なんて結末は嘘くさいのかもしれないですね。

おまけ
認知症のおばあさん=佐々木あき子役は、喜多道江さんが演じてらっしゃいます~!
日本人なら誰でも知ってる、「フランダースの犬」のネロの声の方…が一般的かな。
公式サイトにも、パンフレットにも、
プロフィールに「リボンの騎士」のフランツ・チャーミングって出てるのが
ファンとしては嬉しい

「きみはいい子」公式サイト→★



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「アリスのままで」を見ました

2015-07-20 23:43:07 | 映画2015
若年性アルツハイマーの話。
うちは伯母(母の兄嫁)が若年性痴呆(認知症っていう言葉の前の時代)だったから
やっぱり見ておかなきゃ!と思ったのですが。

以下ネタバレあり。
ご注意ください



伯母は会話に齟齬が出てきたのが先だったなぁ。
アリスは記憶障害が先でしたねぇ。
言葉が出てこない、道に迷う、今・今のことを忘れる…生活困るよねぇ。
もともと、優秀な頭脳の人だけに、先が見えるのはつらいですね。
いろいろ、困るエピソードが淡々と描かれて、時間が経つにつれて確実に進んでいくのもわかる。
で、自分で、「その先」が来た時の対処法を考えるんだけど
アルツハイマーだと、それすらもままならないんだなぁ。

そーして、結局。
介護のお鉢が回るのは、あの子なんだなぁ。

一応、まるく収まったような気配がありますが
実際のところ、あの映画の後が大変だと思う~!!
(伯母が亡くなったのは去年だし!ホント何十年も患っていましたよ。
 当初の介護者だった伯父は7年前に亡くなったし)
その先がどうなったのか、原作には書いてあるかしら?
要チェックかも。

ところで、邦題の「アリスのままで」ですが、原題のSTILL ALICEの語感と微妙にずれる気がするんですけど
そーでもないのかな???

アリスのままで 公式サイト→★



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「トゥモローランド」を見ました

2015-07-15 23:23:49 | 映画2015
怒涛の映画月間(笑)
「トゥモローランド」は、そろそろ終わりらしいので、焦って見に行きました~!!


話の展開に、ものすごーーく、突っ込みどころが、いっぱいあるのですが
トゥモローランドのレトロフューチャー感満載の都市とか(バレンシアの芸術科学都市=CIUDAD DE LAS ARTES Y LAS CIENCIASでロケだったそうですが、手塚映画メトロポリスみたいですよ!!)
エッフェル塔の発射台とか(メカメカ・笑・した作り)イッツ・ア・スモールワールドが入口とか
画面だけで楽しい。
わくわくの映画でした

この感じって、私が子どもの頃に確かにあった「科学の進化が人類の未来を明るくする」ですね。
科学が万能な時代ってあったなぁ。。。
今の私には、それをどう信じろと!?ですが、ちょっとぐらいは明るくしてるかもよ???
ぐらいに思っても良いの…かなぁ。

おまけ:ちょこっと気になること。
そもそもアテナは誰が作ったんだか、よくわかんなかったなぁ。
ニックスが作った…ようには思えなかったんですけど。




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「ターナー、光に愛を求めて」を見た

2015-07-14 23:59:02 | 映画2015
ターナーの絵が大好きなので、映画も、そりゃあ見なきゃ!!って思ったのですが。
話の展開は微妙でしたー。
もっと、絵に対しての情熱とか、実験(ターナー展で見た、謎なパレットとか)については
殆どなく、旅に出たり~、ロイヤル・アカデミーで対立したり
そして何より。
女の人たちとごちゃごちゃする話でした(笑)

だからと言って、さほど悪いわけでもない。
主人公、唸ってばっかりの太ったおっちゃんだし、女優さんたちも、美人!は殆どいないんだけど
綺麗な画面がたくさんあるんですよ~。
風景や光の明るさは、ターナーの絵画そっくり
ロイヤル・アカデミーに展示されてるたっくさんの絵もすっごく綺麗でした。
画面見てるだけで、割と満足だし、ターナーってこんな人なんだ、とわかったところで
絵が嫌いになったわけでもなく、逆に、何が気に入ってこんな絵描いたのかなぁ?
と謎が深まったり。
あ、あと。猫(ターナーの家に居ます)や犬や馬が、ちょこちょこ出てくるのも可愛いかったです。

ターナーの絵が好きだったら、見て損はないと思います
公式サイト→★





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映画「コングレス未来学会議」を見た

2015-07-12 23:59:11 | 映画2015
予告を見て、気になっていたので、見ました~!
公式サイト→★に予告があります)

以下ネタバレあり

俳優さんをスキャンして得たデータを元に、映画会社が、その俳優さんをキャラ化、好きなように映画を作る…というとこまでは、ワクワクでしたが!
いきなり20年後になり、状況説明がないまま、主人公がアニメ専用地域(なんだそりゃ!?)に入っていくわけです。

スキャンのとこで、44歳って言ってたから、64歳ですよねぇ。
息子はいったい幾つになったんだよ!?
でもって、息子、留守番が初めてって、どーいう生活だったんだろう?

さらに~、クーデター?が起きて、病んじゃった主人公は、そこから20年凍結されるんですよねぇ。
目覚めた時、本人は64歳のままだとしても、周りはどーなってるんだ???
主人公を待ってた男性は20年、そのまま待ってたから、釣り合う年になったのかなぁ?
更に、お医者さんは、一体幾つなのかなぁ?
バーチャルな世界でなんでもあり、はなんとなくわかるけど、拒否した人たちも医学の進歩で
老化しないのかなぁ。
あ、そうそう。
一番大事な、息子は、幾つになったんだ~?
バーチャル世界は死をも凌駕しちゃうらしいし、子孫を作るのは一部の人らしいし、世界のバランスはOKなのかなぁ。
というわけで、謎がいっぱいの世界観でした。
まあ、私が見落としてるのかもですが。

ただ、つまらないか、と言われるとそーでもなく、割と面白い。
アニメーションシーンの綺麗だかなんだかわからない、画面とかね、見ごたえあります。
さらに、よくわかんないけど、最後は主人公にとってハッピーエンドぽいです。
ただ、それが、自分の脳内のみかも?と思うと、そんな生き方で良いのか、とも思うけど。

原作は、全然違う話ならしいので、ちょっと読んでみたいです。
図書館にあるかしら?



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