2023年の映画まとめ

2023-12-31 23:33:15 | 映画

見た順、うろっとメモの写し
ネタバレあるかもなので、気になる人は見ないでください。



1)人でなしの女
東京都庭園美術館の「機能と装飾のポリフォニー」展 館内上映
1923年制作のサイレント映画。ポール・ポワレの衣装と不思議な建物が素敵でした。が!話がいったいどこに転がるのかわからず、ついでにとんでもSF設定にハラハラした2時間でした。かなりの人数が途中で出て行っちゃったようです(もともと最初から見ている人も少なかったし)人でなしの歌姫と純朴な発明家の青年の話ってことらしいけど、どっちもそーでもない。人でなしってひどい言われようだと思う。

2)バビロン
どこかに感想を書いた気がする。被ってたらごめんなさい。
冒頭の象のシーンでどっひゃ~んな印象でしたが、綺麗でゴージャスなシーンもあって、そのあたりもバビロンなのかなぁ。ラ・ラ・ランドの監督さんの映画なだけあって、「雨に唄えば」を彷彿とさせるシーンが続々でそこだけは楽しい。
話がなぁ、登場人物がなぁ、なわけで。特に女性の描き方が微妙なんだよなぁ。とりあえず1回見れば良いや。あんまりほかの人には勧めないなぁ。

3)すべてうまくいきますように
安楽死を願う父親と娘たちの話なので、見ておかねばなぁ、と思った映画。去年見たプラン75は、日本の、経済的に困った高齢者が安楽死(支度金ももらえるし!)を選択する話だけど、フランスでは経済的に豊かな人が自分の尊厳のために安楽死を望むんだなぁとちょっと不思議な感覚。長女メインだけど、次女の気持ちが引っかかる。

4)フェイブルマンズ
スピルバーグの自伝的な話ということなので見た。本当なら、あらら、大変…な家族だった。そして、スピルバーグは、やっぱりだけど映画を作らずにはいられない人だった。これ、どーやってENDマークを付ける?と思ったら、めっちゃ良い出会いのシーンが!最後、今までのモヤモヤが吹っ飛んだ。あのエピソードだけで佳い話になる。

5)岸辺露伴 ルーヴルへ行く
TVドラマしか見ていないので、よくわかっていないのですが、大きい画面にきれいな景色。ルーブルの場面は格好良かったです。若い露伴はイマイチだったし、黒い絵の謎解決編のキャスティングは、そっちの血縁?だったけど、面白かったので良し。

6)波紋
荻上直子だから見る。ちょっといつもと雰囲気が違って、重たい部分が前に出ている映画で、考えさせられる部分が多かった。善悪好悪紙一重だし、思い込みって怖い。軽やかじゃなく、どっしりした波紋の場面が、そこで入る~?なのも面白かった。どーなるの?と思ったラストがスッキリクッキリ。画面のコントラストと相まって爽快感がありました。荻上作品は今後、どうなるのか、興味深いです。

7)名探偵ポアロ:ベネチアの幽霊
ケネス・ブラナーは見ないわけには!!ポアロ3作目、だいぶ目が慣れてきたような気がする。そして、原作とは異なるヴェネツィアの景色も良し。何もかも飲み込みそうな水が怖いのと、ポアロ自身の変な揺らぎが、最後で、そー来たか!となりました。派手さには欠けるけど、楽しい映画でした。

8)ザ・クリエイター/創造者
どっかで見たことあるような、と思ったら、ローグ・ワンの監督だった。ローグ・ワン好きだし、今回は希望がある展開で良かった。多分そうなんだよね、が割と最初のうちにネタバレになるんだけど、それを越すあれやこれやに頭がついていけなくなりそうに(年齢のせいかしら) 最近のSF小説を読んで勉強しないと駄目だ。それにしても、渡辺謙はSFが似合うし、きっと本人も好きなんだろうなぁ。

9)飛んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~
漫画は雑誌連載時に読んでたし、映画1作目もちゃんと映画館で見たし。今回も勿論見ないとなりません。現代パートも含め全員が大真面目に演じているところが、ものすごく面白かった。セットとか案外丁寧なつくりだし、細かいネタも楽しすぎ。TVでもやると思うけど映画館推奨。

10)ウォンカとチョコレート工場の始まり(字幕)
前作原作を知らなくても楽しめると思います。ロアルド・ダールの原作にはない話ですし、変にブラックなところがないので、テイストが全く違います。単に映画としてみると、歌のシーンが素敵だし、綺麗だし。お話だからね!の突っ込みどころも含めてとにかくカラフルな画面が飽きさせません。これも映画館でぜひ。

11)ウィッシュ(2D字幕)
ディズニー100周年の短編は楽しかった。
ウィッシュは微妙…お姫様物語はウケない時代だとしても、もう少し光るものがあっても良いのでは。あと。ポケモンみたいなスター☆がダメだ。ディズニーぽくない。また冬の時代に突入しちゃうんでしょうか。

12)ヴォルテックス
最後、これになってしまった…けど、思ったより重くなかった。認知症の妻と心臓の悪い夫、薬物依存の息子(親と別居、息子有り)という構成と、夫視点/妻視点の分割画面が気になって見たんだけど。破綻しないのが不思議なくらい危ういバランスで生活していて吃驚でした。破綻の仕方も拍子抜けするくらいあっさりした描き方で、死んじゃうってそんな感じなの?と感覚の違いに戸惑いましたよ。とにもかくにも。認知症の高齢者(トイレを壊しちゃうんだよ)を一人で寝起きさせちゃいかんよね。事故が起きないわけないじゃない。

おまけ:事故と言えば。ヴォルテックスを見た映画館で、何故かその日、システムの故障があって、チケットが手書き(その場で書いてくれた)でした。いろんなことがあったなぁ。


一応、年間12本は見たので、今年もOKかな。見落としは幾つもあったけど。だんだん時間が足りなくなってきたし、一日2本が限界になってるし。状況は厳しくなってくる一方ですが、来年も頑張りたい!!!

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映画『バビロン』を見ました

2023-03-06 22:05:05 | 映画
ネタバレ有ります。

今年、最初の映画は『バビロン』です。
ラ・ラ・ランドの監督、『雨に唄えば』が好きなんだろうな、という点で引っかかってました。(ラ・ラ・ランドは好きじゃない。そもそも心に残る歌がないのにミュージカル映画って名乗るのは反則だと思う)
映画評を見ると、サイレントからトーキーの移行期、『雨に唄えば』の影響が有るらしい(やっぱり!)ので、見ておいた方が良い…という判断。

思っていたよりは悪くなかったですよ。
3時間があっという間ではなかったけど、次は?次は?と展開される場面に目が離せなかったし。痛いのと血は駄目だけど、汚いものと肉色の画面には耐性あるし。ゴージャスなセットや衣装は悪くない。

ストーリーは、トーキーへの移行に失敗した“ドン・ロックウッド”とその周りの人々の話(超ブラック)だと思えば良し。
方向性は違えど『雨に唄えば』好きは共通項なので、「ああ。見覚えある!」や「ここ、持ってきたか!」は楽しかったです。

本来メインと思われる成り上がりカップルは『ラ・ラ・ランド』の焼き直しよね。監督が、ファム・ファタールもどきを描くのがよっぽど好きなんだな。男の方が破滅しないのがヌルいけど。まぁ、男にとっては、その方が都合が良いんだろうなぁ。

長すぎる諸々のシーン、ここ要る?なエピソード、最後の変なアニメの画面&いろいろな映画の断片やら、無くても良いものも含めて、見ておいて良かった…他人様にはオススメし難いけど。

おまけ。
映画館のシーン、記憶違いでなければ、ジーン・ケリーが歌う♪雨に唄えば、で号泣してるけど、あそこから先が長くて楽しいのよね〜。彼は最後まで見たのかな?気になるところ。

今、私は無性に『雨に唄えば』が観たいです(笑)
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買っちゃったよん、「地底探検」♪

2007-02-20 23:00:25 | 映画
会社近所のコンビニで見つけたんですよ。
「地底探検」の廉価版DVD
裏見たら、日本語吹き替えに広川太一郎氏のお名前がー!!
ってことは、これはTVで見たのと一緒だよ、と勇んでレジに並んじゃった(笑)
そーか、広川さんの声の人はパット・ブーンだったのね、と今さら気付く始末。
えーと、
ジュール・ヴェルヌ(大好き♪)のSF小説が原作の特撮映画で、
タイトル通り、地球の中心を目指して探検するという内容なのですが
いかにも昔ーな特撮や、多分主人公なんだよなーの広川さんの声のにーちゃんがダメダメだったり、見所がたくさんあって楽しいです。

が。そんなことよりも(一応ネタバレですかねぇ、注意!)


あたしにとって、一番印象深いのは、案内人のおじちゃんが連れてる、アヒルだかガチョウだかが途中で悪い奴に喰われちゃうんだよ~!!
和みキャラですごく可愛かったのに。
ここでガートルード(だと思ってた。チャプタタイトル見たらゲルトルードになってた)死んじゃうんだよなーって悲しく思いつつ、何度も(ええ、何度も放送してるんですよ、有難うTV東京!!)見たのでした。
最近TVでやらないなーって思ってたんですけど
これでいつでも見られるね。
ガーちゃん喰われちゃうところは、飛ばせるしね、安心です(苦笑)

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ホントは10月12日だった

2006-12-31 23:59:58 | 映画
年内やり残してたことを発見!
「フラガール」見たのに、感想書いてないよ。
駄目じゃん。
というわけでこんな日付で書いてみますが

どーやら、ひとさまに送ったメールの文章から察するにイマイチだったらしいです。

いや、確かにダンスはすごかったんですよぉ。
松雪さんも蒼井優ちゃんも!
みんなとっても頑張ってるなっていうのも伝わってきたのですが。

なんかこう、ヌルいプロジェクトX(否プロジェクトXだって結構ヌルイけども)っていうか
辛気臭いスゥイング・ガールズって言うか。
結構切実で大変な事態のような、おはなしのような変な進行と展開なんだよなー。
不思議な味わいで掴み所がなかったです。
良い話なんだけどなー、後味も悪くないんだけどなー!

と悩んでたら書きそびれちゃったらしいぞ。
しょーがないなぁ。。。

というわけで、これは自分のためのメモ

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Destino

2006-09-20 23:00:37 | 映画
夏休みを貰って『ディズニー・アート展』再訪しましたー!
今回は8月23日から上映してる「Destino(運命)」という短編アニメーションが見たかったんですよ~。
あのサルバドール・ダリとディズニーのコラボ。
1945年に製作を始めて資金難で中断してたのを2001年に再開、2003年に完成にこぎつけたものだそーです。
とってもダリっぽい画面や物体に、でもやっぱりディズニーな動きの空や鳥や諸々がたくさん出てきます。
話は今一っていうか
何故?何故そーなる?!てな展開ですが、非常に面白かったです。
画面の流れがとってもアニメーションしてる!!
DVDとか出てないのかな。

あ、ディズニー・アート展は24日(日)までですよ。
未見の人は急いでくださいねー。
そろそろおしまいな所為かもですが、結構混んでました。
ホント、侮れんディズニー!!


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