2007年7月18,19日に新宿で開催された第62回日本消化器外科学会に参加しました。自分自身の発表、司会、3Dフルハイビジョン手術ビデオ展示、出版社との打ち合わせ、さらに学会関連の委員会や学会の懇親会とかなり多忙でした。
私の発表は、ステージ4a進行膵がんの再発からみた外科治療の課題についてでした。ステージ4a膵がんとは非常に進行した膵がんで、5年生存率は3%と極めて不良でした。ステージ4a膵がんの約20%で切除断端にがんが残存した手術になってしまいました。断端がん陽性の場合と断端がん陰性の場合の生存率を比較すると、統計的には有意な差が認められませんでしたが、断端がん陰性の1年生存率約60%に対して、断端がん陽性の1年生存率は約30%と生存率が不良の傾向にありました。つまり、切除断端にがんが残存すると早期再発死亡する割合が高いことになります。ですから切除断端に膵がんを残さない手術を追求する必要があります。
私が司会したのは、胆管がんと胆嚢がんのポスターセッションでした。機器展示コーナーでは国立がんセンター東病院で撮影したフルハイビジョンによる手術3Dビデオを株式会社フローベル社の全面的なご協力によりましてご展示いただきました。フルハイビジョン映像はとても明るくクリアーな映像で私もびっくりする程でした。フローベル社の前田さん、比屋根さん、星社長と早稲田大学基幹理工学部の盛川先生にこの場を借りてお礼申し上げます。
私の発表は、ステージ4a進行膵がんの再発からみた外科治療の課題についてでした。ステージ4a膵がんとは非常に進行した膵がんで、5年生存率は3%と極めて不良でした。ステージ4a膵がんの約20%で切除断端にがんが残存した手術になってしまいました。断端がん陽性の場合と断端がん陰性の場合の生存率を比較すると、統計的には有意な差が認められませんでしたが、断端がん陰性の1年生存率約60%に対して、断端がん陽性の1年生存率は約30%と生存率が不良の傾向にありました。つまり、切除断端にがんが残存すると早期再発死亡する割合が高いことになります。ですから切除断端に膵がんを残さない手術を追求する必要があります。
私が司会したのは、胆管がんと胆嚢がんのポスターセッションでした。機器展示コーナーでは国立がんセンター東病院で撮影したフルハイビジョンによる手術3Dビデオを株式会社フローベル社の全面的なご協力によりましてご展示いただきました。フルハイビジョン映像はとても明るくクリアーな映像で私もびっくりする程でした。フローベル社の前田さん、比屋根さん、星社長と早稲田大学基幹理工学部の盛川先生にこの場を借りてお礼申し上げます。