SURGERY NOW note

がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。

来週は日本外科学会

2007-04-06 | 学会
 いよいよ来週は大阪で日本外科学会が開催されます。日本外科学会は1万人以上が参加する外科系では最大の学会です。

 日本外科学会は学術的なレベルの高いアカデミックな学会です。ですから、若い外科医にとっては日本外科学会で発表できることはとても名誉なことなのです。

 今回の大阪の日本外科学会会場の書店コーナーには、私たちの新刊書「医学3Dコンテンツの最先端」を出展し、3Dモニターによる手術ビデオなどのデモンストレーションをする予定です。しかし、その前に私自身が学会で発表する膵癌の治療成績と臨床試験のスライドを早く作成しないと・・・

国立がんセンター総長

2007-04-05 | 雑感
 国立がんセンター総長が替わりました。

 2007年3月で垣添総長が退任し、4月から国立がんセンター研究所長の廣橋説雄氏が新たな総長に就任しました。今日はその廣橋総長が国立がんセンター東病院に来て各階を巡回しました。大変若々しい感じの先生です。4月から国立がんセンター東病院の院長も江角院長になりました。今年は国立がんセンターの変革の年になりそうな感じです。

古事記の中の医術

2007-04-03 | 雑感
  三浦佑之千葉大教授による口語訳古事記を読みました。古事記の物語の中では、さまざまな医術が行われています。

 有名な話としては「いなばの白ウサギ」の話がありますが、そこではオホナムヂ(=オホクニヌシ)がフカ・サメに皮を剥がれたウサギに「すぐに河の真水で体を良く洗い、水辺の蒲の穂を取り、その穂を敷き散らして、その上に身を転がして横たわっていれば元の膚のように治る」と教えたのでウサギがその通りにしたところ、元通りに白い毛におおわれて治ります。

 またオホナムヂの兄弟の八十の神々が焼いた石を山の上から転がして、その焼けた石に押しつぶされてオホナムヂが死んでしまう場面があります。その時は赤貝の女神のキサガヒヒメが、焼けた石にへばり付いて死んでいるオホナムヂを、貝の殻で岩から剥がして、さらに蛤の女神のウムギヒメがオホナムヂの母神の乳の汁に薬を混ぜてオホナムヂの焼けただれた体にくまなく塗ったところ生き返った、という話です。

 その他にもドラキュラに対するニンニクよろしく、ヤマトタケルが足柄山で坂の神にノビルを投げつけてやつける話などもありました。

落合武徳教授退任記念祝賀会

2007-04-01 | 雑感
 2007年3月31日に千葉大学大学院先端応用外科の落合武徳教授の退任記念祝賀会に参加してきました。

 帝京大高田教授、慶応大北島教授、千葉大落合教授と3人の教授の退官記念会に続けて参加しましたが、企画内容では高田教授の会が工夫が凝らされていましたし、食事と音楽は落合教授の会がとても良かったと思います。また、落合先生は立派な業績集も配布していました。北島先生の会は参加者の数が半端ではありませんでした。これまで日本の外科学をリードしてきた3人の先生方の今後益々の活躍に期待したいと思います。