10月の読書まとめ
10月は文庫2冊だけでした。
1.日本の血脈
文春文庫、2013年6月10日 第1冊発行
著者 石井妙子(いしい たえこ)
1969年 神奈川県生まれ、白百合女子大学卒業、同大学院修士課程修了。
囲碁観戦記者、ノンフィクション作家。
ここにある10篇は、月刊「文藝春秋」に2011年2月号から2012年12月号まで「現代の家系」のタイトルで
連載されたものに、加筆されたものである。
NHKでよくやっているファミリーストーリーのようなものである。
内容は、
1.女系家族 小泉進次郎
2.癒されぬ子ども 香川照之
3.哀しき父への鎮魂歌 中島みゆき
4.土地の亡者と五人の女 堤康次郎
5.ひとりぼっちの豪邸 小沢一郎
6.影を背負って 谷垣禎一
7.流血が産んだアート オノ・ヨーコ
8.遅れてきた指揮者 小澤征爾
9.皇室で摑んだ幸せ 秋篠宮紀子妃
10.母が授けた改革精神 美智子皇后
取り上げられた方々には、今話題の人から、少し前に時代に話題になった人などいろいろな方が取り上げられていた。
それぞれの方が生まれ、育ち、いろんなジャンルの場所で活躍するまでには、本人もさることながら、家庭、家族の
成り立ちも多く関係していることがわかる。
私が特に関心を持ったのは、「紀子妃」と「美智子皇后」であった。
今まさに平成が終わろうとしている時期で、天皇家もいろいろな話題に取り上げられることが多いからである。
また、将来の首相候補にも名前の挙がる「小泉進次郎」氏と小泉一族についても、関心を持った。
この本を読んで初めて分かったのは、ビートルズのジョン・レノンと結婚した、オノ・ヨーコさんの父方の曾祖母が、
福島県の二本松藩士の娘さんであったことであった。戊辰戦争当時に官軍として二本松攻めに加わった岡山藩の
藩士、税所篤人さんの妻となっていたのである。その娘さんが、小野英二郎さんと結婚して、オノさんのお父さん、
小野英輔さんが生まれたということである。
いずれの家族も何世代かさかのぼると、江戸、明治時代にもなり、それぞれ武士もいれば、農民、職人、商人の
家もあったが、明治、大正、昭和と先祖がいろんな仕事に関わってきて、家族を形成し、今に至っているという
ことである。これからは、時代も環境もさらに変わっていくが、家族、先祖を大切にして、後進の方々を育てていか
ないといけないと思った。
2.ひとは情熱がなければ生きていけない
講談社文庫、2007年4月13日 第1冊発行
著者 浅田次郎(あさだ じろう)
浅田次郎氏は1951年東京都生まれ。
1997年、「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞。
前にも書いたが、浅田次郎氏の作品は「一刀斎無録」、「壬生義士伝」、「輪違屋糸里」と新選組の物を読んできた。
このエッセイは〈勇気凛凛ルリの色〉シリーズの5巻目であったが、私はそれを知らず5巻目を最初に読んでしまった。
このエッセイ集は「無名の物書きが小説家になるまでのサクセス・レポート」ということであるが、5巻目は
・私の小説家への道
・私の創作作法
・私の人生観
・私の江戸っ子気質
・私の自己評価法
・私の自衛隊経験
・私の道楽の極意
などについて書かれている。
10月は文庫2冊だけでした。
1.日本の血脈
文春文庫、2013年6月10日 第1冊発行
著者 石井妙子(いしい たえこ)
1969年 神奈川県生まれ、白百合女子大学卒業、同大学院修士課程修了。
囲碁観戦記者、ノンフィクション作家。
ここにある10篇は、月刊「文藝春秋」に2011年2月号から2012年12月号まで「現代の家系」のタイトルで
連載されたものに、加筆されたものである。
NHKでよくやっているファミリーストーリーのようなものである。
内容は、
1.女系家族 小泉進次郎
2.癒されぬ子ども 香川照之
3.哀しき父への鎮魂歌 中島みゆき
4.土地の亡者と五人の女 堤康次郎
5.ひとりぼっちの豪邸 小沢一郎
6.影を背負って 谷垣禎一
7.流血が産んだアート オノ・ヨーコ
8.遅れてきた指揮者 小澤征爾
9.皇室で摑んだ幸せ 秋篠宮紀子妃
10.母が授けた改革精神 美智子皇后
取り上げられた方々には、今話題の人から、少し前に時代に話題になった人などいろいろな方が取り上げられていた。
それぞれの方が生まれ、育ち、いろんなジャンルの場所で活躍するまでには、本人もさることながら、家庭、家族の
成り立ちも多く関係していることがわかる。
私が特に関心を持ったのは、「紀子妃」と「美智子皇后」であった。
今まさに平成が終わろうとしている時期で、天皇家もいろいろな話題に取り上げられることが多いからである。
また、将来の首相候補にも名前の挙がる「小泉進次郎」氏と小泉一族についても、関心を持った。
この本を読んで初めて分かったのは、ビートルズのジョン・レノンと結婚した、オノ・ヨーコさんの父方の曾祖母が、
福島県の二本松藩士の娘さんであったことであった。戊辰戦争当時に官軍として二本松攻めに加わった岡山藩の
藩士、税所篤人さんの妻となっていたのである。その娘さんが、小野英二郎さんと結婚して、オノさんのお父さん、
小野英輔さんが生まれたということである。
いずれの家族も何世代かさかのぼると、江戸、明治時代にもなり、それぞれ武士もいれば、農民、職人、商人の
家もあったが、明治、大正、昭和と先祖がいろんな仕事に関わってきて、家族を形成し、今に至っているという
ことである。これからは、時代も環境もさらに変わっていくが、家族、先祖を大切にして、後進の方々を育てていか
ないといけないと思った。
2.ひとは情熱がなければ生きていけない
講談社文庫、2007年4月13日 第1冊発行
著者 浅田次郎(あさだ じろう)
浅田次郎氏は1951年東京都生まれ。
1997年、「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞。
前にも書いたが、浅田次郎氏の作品は「一刀斎無録」、「壬生義士伝」、「輪違屋糸里」と新選組の物を読んできた。
このエッセイは〈勇気凛凛ルリの色〉シリーズの5巻目であったが、私はそれを知らず5巻目を最初に読んでしまった。
このエッセイ集は「無名の物書きが小説家になるまでのサクセス・レポート」ということであるが、5巻目は
・私の小説家への道
・私の創作作法
・私の人生観
・私の江戸っ子気質
・私の自己評価法
・私の自衛隊経験
・私の道楽の極意
などについて書かれている。