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郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
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首都崩壊(高嶋哲夫著)

2020-06-12 | 読書

高嶋氏の著作、「首都崩壊」を読んだ。

高嶋氏は、2010年に発表した「首都感染」で、新型コロナウイルスを予言したと話題になった。

初めて知った著者だったので、40代の方かと思って調べたら、70歳の元通産省の研究所の研究者で、原研にもいて、

アメリカ留学から帰って、学習塾を経営していて、小説家になったようだ。

この小説は、2014年に書かれているので、もちろん東日本大震災と原発事故の経験も踏まえている。

その上で、首都直下型地震の発生予測により、その影響による経済的破綻と国の財政破綻により、

世界的大恐慌が起きることを懸念して、日本国の大胆な政策転換を、求めているものだ。

日本国はどう対応するか?

 

特に日本の財政破綻の不安は何度も言われているが、なかなか顧みられることはなく、

最近ではMMT理論(現代貨幣理論)などで大丈夫だとの話も出ている。

また、地震については最近関東地方や長野県での地震の頻発もあり心配されるところだ。

ネットの情報によると、フィリピン海プレートの押上が影響しているようで、フィリピン海プレートは

日本列島がのっているユーラシアプレートの下に沈み込んでいて、その場所が南海トラフや

相模トラフといわれ、そこにひずみが来ているようだ。

 

今回のコロナショックでは、その対応に国債が多量に発行されており、そのつけはいずれ増税やインフレとなって

我々に及んでくるのではないかと思うと、将来が非常に危ぶまれるように思う昨今である。

 

なお、小説内では首相と野党の重鎮の意志を組んだプロジェクトチームの大胆施策により、世界的恐慌は回避される

ことになるが、現実はそううまくいくかどうか?

また、この作者の小説には「M8」や「TSUNAMI津波」、「富士山噴火」などパニック小説、危機管理小説も

あり、読んだら心配がますます膨らんでしまいそうである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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