郷が杜備忘録

旅行や読書と日々の行動の記録。
日常のできごとや思い出の写真が中心。 たまに旅行の記事も投稿します!

ふるさと・みちのくから考えるー歌・祭り・未来

2025-01-12 | 読書

図書館から借りてきた本を読んでいる。

著者は山形県出身の元明治大学教授、自分の研究との関連やふるさとを外から見た感想から、書いてきた文章を集めている。
私も就職当時、始めの約5年間を山形県で過ごしたので、少し地名や土地柄はわかる。
そのなかで、新聞の「日曜随想」に載せたという「西行が眺めた山形の桜」という文章に関心を持った。
西行とは、平安時代から鎌倉時代にかけて生きた、もと武士であり歌人である。鳥羽院の北面に仕えた佐藤義清(のりきよ)は23歳の時に突然出家して西行を名乗った。30歳の頃にみちのくに歌の修行の旅にでた。そのときの歌集が「山家集」(さんかしゅう)という。
そのなかに、桜をよんだ歌があり、平泉の束稲山で読んだ、
  聞きもせず 束稲山の 桜花 吉野の外に かかるべしとは
そのあとに、出羽国滝の山という山寺で読んだ
  類ひなき 思い出羽の 桜かな 薄紅の 花の匂ひは

この滝の山の山寺というのは、山形市の南東方面にある滝山という山の中腹の西蔵王高原にあるということに驚いたのである。

山形市に住んでいた私は、よく東の蔵王山方面を眺めていたが、見えるのはこの滝山であった。蔵王山はその陰になっているのでみえないのだ。

その滝山の麓に、桜の木があったのだ。そして今でも西蔵王放牧場にはオオヤマザクラというのがあるようである。
駐車場側には、西行の歌碑もあるという。

東北にも知らないところがあり、いろんな方の行跡が残っているものである。


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老子までの道(加島祥造著)

2025-01-08 | 読書
本棚を整理していて、古い本を発見し、取り出してきた。
加島祥造さんというのは、アメリカ文学者らしく、翻訳もしていたという。
73歳で伊那谷に移住して、92歳で亡くなった。

この本の副題は「60歳からの自己発見」と書いてあったので、再度取り出したのだ。
当初の題名は「今を生きる」だったが、文庫化するときに改題して「老子までの道」にしたという。

著者はアメリカ文学者であったが、60代を過ごすうちに、老子に関心を持ち、タオイストになったようだ。

この文庫には21の随想文があり、横浜に住んでいた時代から伊那谷に移ってからの60代に書いたものだという。

このなかで気になった文章があった。それは「いま、なんで老子やねー宇宙会議と碁」という文章で、ある女性から標題のように問いかけられた著者が講演のなかで「なんで老子か」について、 「地球にとっていま、なんで老子が大切か」という空想話をしたということです。
それは、もし宇宙会議があったら地球代表には老子がふさわしい。そして 「いま地球にとって何がいちばん大切なことか」と問われたら、老子は「不争」(争ソワズ)の二語で答えるだろうというのです。「争う」というのはタオのエナジーの「むだ使い」だ。自然はそんな愚行をしない、というのです。
さらに、「日本人にとって、いま、なんで老子か」ということへの答えは「自足」の二字だといいます。著者の言葉によれば、それは「いまの自分に満足する、そしてそれを本当の富とするんだ」といい、老子はひとたび衣食住が満足したら、こんどは自分の「内なる自由」を見つけだすべきだというのです。
著者流の解釈ということなのでしょうが、なるほどなあと思いました。
私も老子を読んでみようと思いました。


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正月、孫と遊ぶ!

2025-01-03 | 日記
年末年始、孫が来ていた。
孫たちの相手をして、遊んだ。

9歳、6歳、3歳、孫3人が絵を描いてくれた。

岩沼市のゆるキャラ「岩沼係長」です。




みんな上手にできました。
伸びやかに育ってね!

うれしいお正月でした。


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明けましておめでとうございます。

2025-01-01 | 日記
宮城県岩沼市は晴れやかな良いお天気のお正月を迎えました。
今年の年末年始は長男家族が帰省していたので、正月の準備やお泊まりの準備などで、大忙しでした。

ブログを見ていただいてる皆様には、昨年はありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

毎年フォロワー数のアップをめざしていましたが、自分の関心の限りもあり、3桁に達しない状況です。

しかし、ブログを通していろんなご意見や出来事に接することができ、日々世の中の変化について行くことができていると思っています。

今年も、自分の関心のままに、いろんなことを投稿して行きます。

引き続きご愛顧よろしくお願いいたします。
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