昨日はキンカン200グラムで甘露煮を作った。私が作るものだから、キンカンを半分に切って種を出し、少し煮て、あとは砂糖をまぶすだけのものだが、私の唯一の料理と言える。
去年まではジャムにしていたが、今は朝食のパンに「とろけるチーズ」を使っているので、今年は甘露煮にしたと云う次第。
ネット上のレシピを見ると、砂糖の使用量はキンカンの半分になっているが、私の場合は二人で一週間しないうちに口に入ってしまうので、適当な甘さがあればよいと云う訳で、砂糖は35グラムしか使わなかった。
キンカンを煮て灰汁が出た後のお湯は捨てられるようだが、冷めた後でこれを飲むと、砂糖も入ってないのに甘みがあり、どんなジュースよりも旨く感じられて私は気に入っている。甘露煮よりも、こちらが楽しみなぐらいなのだが、灰汁は身体に良くないのかと思って検索してみたが、別にそうではないようで、ただ苦味を取ると云うだけのことのようだ。しかし、このジュースに苦味はなく、独特の味がしておいしいのである。
ところで、或る人のブログに「キンカン」は秋の季語と書かれていたので、本当かと思い確かめてみると間違いなく秋の季語になっていた。今頃の時期になると「キンカン」が話題になったりするが、秋には剪定の時以外に話題になることも無いので、あまりピンとこない。しかし、誰が決めたのか、そうなっているのだから仕方がない。(笑)
もう一つ、宮崎県はキンカンの日本一の生産地らしいのですが、その宮崎県の日南市のふるさと納税特設サイトには、キンカンの5つの効能が示されていて、その中に「血流の改善」として次のように書かれているとのこと。そのコピーをここに掲げさせてもらいます。
【4】血流の改善
金柑の皮には、ヘスペリジンという成分が多く含まれていて、
・血管を縮め高血圧の原因となる、活性酸素を抑えるビタミンCの吸収を助ける
・しなやかなで強い血管を保ち、毛細血管への血行を促進する
・血中悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの数値を安定させる
という効果が期待されてます。
ということで、まだ沢山のキンカンが生っているのでせいぜい戴かせて貰おうと思っています。
下は「サル真似」の絵ですが、京都の「哲学の道」とか。
