前回の記事でUFOを話題にしましたが、もっと書きたくなったので書かせてもらいます。
『神との対話』(ニール・ドナルド・ウオルシュ著)という本は、その第1巻は、誰もがぶつかる人生上の個人的な悩みや問題点、第2巻は、どうしたら平和な国際社会が築けるか、そして第3巻は、宇宙のどこかにある(たくさんあるらしいが)高度に進化した文明のことが書かれています。
事実かどうかは別にして、事実なら彼らがどのような生活をしているか興味があるし、また、嘘だとしても、それに見習うことができなくても、参考になりそうに思うので、紹介させてもらいます。
以下は、その本から抜き書きしていたものを、更にそこから短く抜き書きしたものです。見出しは私が勝手につけたものだし、順序や文章はすべてがその通りではありませんが、ともかく要点のごく一部を抜き書きしたものです。
註 HEBは高度に進化した生命体を意味しています。)
≪コミュニケーション≫
○HEBは誰も感情を隠さない。そんなことは自滅的だと知っているから。感情を隠しておいて、誰もわかってくれないと文句を言うなんてことが理解できない。HEBの社会では、コミュニケーションの目的はお互いの真実を知ることだ。だから、HEBには「嘘」という概念がどうしても理解できない。真実でないことを伝えて思いを通すというのは、HEBにしてみれば勝利というにはあまりにむなしく、勝利どころか恐るべき敗北だ。
○記憶にないほど遥かな昔に、音声でコミュニケーションをしていたころ、真実でないものは役に立たないことを学んだ。地球では、社会の大半は秘密を基盤にして出来上がっている。多くの人が、人生とはお互いに話すことではなく、隠すことで何とか成り立っていると信じている。あなたがたの全部がそうではない。例えば古代文明や先住民たちは、そんな規範に従ってはいない。
≪所有≫
○HEBの言葉には所有格は存在しない。「わたしの車」ではなく、「わたしが今使っている車」になる。「わたしの子供たち」ではなく、「わたしが一緒にいる子供たち」になる。「今、ともにいる」「今、ともに存在する」という言葉が、「所有」に一番近い。そして「今、共に存在する」ことは贈り物だ。それが生命の「真のプレゼント」だ。
≪健康と長生き≫
HEBはどうやってそんなに長い間、身体にとどまっていられるんですか?
○まず第1に、彼らは大気も水も土地も汚さない。植物や動物を育てる土地に化学物質を注ぎ込んだりはしない。土地や動物の餌になる植物を化学物質漬けにして、次に動物自身を化学物質漬けにし、それから自分の体内に化学物質を取り込むために、その動物を食べたりはしない。HEBはそれが自殺行為であることをわきまえている。じつは、HEBは決して動物を食べない。あなたがたの身体は素晴らしい被造物で、あなたがたさえその気になれば無限に「長持ちする」ようにできている。
○HEBの心理的行動もあなたがたと異なっていて、それが同じように長寿につながる。つまり、HEBは決して心配しない。人間の「心配」とか「ストレス」という概念がどんなものか理解できないだろう。HEBは「憎悪」しないし、「激怒」や、「嫉妬」も感じないし、パニックも起こさない。したがってHEBの体内では、有害で自滅的な生化学的反応も起こらない。HEBはそういうことを「自ら喰らう」という。HEBは別の存在の肉体を食べないように、自分の肉体も食べないのだよ。
≪仕事・労働≫
人が嫌がる肉体労働はどうなりますか?
○そもそも「人が嫌がる肉体労働」という概念がHEBにはないんだよ。HEBにとって「労働」は、高度な自己表現だ。だから、あなたがたの言う「単調で骨が折れる」とか、「時間外労働」とか、「プレッシャー」という経験は、HEBには存在しない。彼らは、「人を出し抜く」「トップに上り詰める」「成功する」と言ったことを考えない。あなたがたの「成功」という概念そのものが、HEBには異質だ。だからその反対の「失敗」も、存在しない。
それじゃ、HEBはどうやって達成感とか、完成の喜びを味わうんですか?
○「競争」「勝利」「敗北」といった価値システムを中心に作り上げられた仕組みとは関係ない。人間の社会では、学校までもそうだが。HEBは社会にとって本当に価値あることを十分に理解し心から評価し、感謝することを通じて達成感を味わう。達成とは「価値を実現」することであり、価値は、「名声」や「富」を得る」ことではない。
≪気候≫
○星の気候は太陽からの距離とか、大気で決まるが、その条件の中でできることはたくさんある。環境をコントロールすることによって。大気のある状態を創造したり、しなかったりすることによって。あなたがたは大気中に非常に危険な物質を置き、非常に大切なものを取り去っている。
わたしたちは樹木を1本切るごとに2本の苗を植えていますよ。
○そうだね。その苗が切り倒された古木と同じ酸素をつくるほどの大きさ、強さに生長するには、ほんの300年もあればいいだろうな。地球の大気のバランスを維持しているアマゾンの熱帯雨林に変わる植物の酸素工場をつくるには、2,3千年かかる。
≪戦争・紛争≫
戦争も紛争もないんですか?
○ない。高度に進化した存在はすべてを分かち合い、相手が力で奪い取りたいと思っているものは与えるからだ。いずれにしても、すべては万人のもので、「与えた」ものが本当に欲しければ、いつでも創造できることを認識しているから、そうするのだ。「所有」とか「損失」という考え方は、HEBの社会にはない。彼らは自分が物質的存在ではなく、いま物質的に存在しているだけだということを知っている。
誰かがHEBの存在を脅かしたとしても、紛争にならないんですか?
○争いはない。彼はただ、身体から抜け出す。文字通り、身体を相手に置いていく。それから、そうしたいと思えば別の身体を創造するだろう。完全に形ある存在となって物質的な世界に帰ってくるか、愛し合う者同士が新しく生み出す子供として戻ってくるだろう。物質的な世界に帰ってくる方法としては、その方がずっと素晴らしい。高度に進化した社会では、新しく創造された子供は最も尊重される。生まれた子供の生長は比類がないから。
≪技術≫
○あなたがたの現在の技術は、懸命に活用する能力を超えそうになっている。技術が社会の産物ではなく、社会が技術の産物になりかけている。社会が技術の産物になると自滅するよ。
○宇宙の仕組みがわかってくると、破壊する危険も大きくなる。その意味では、無知こそ幸せという場合もある。宇宙そのものが最大の技術だ。完璧に自動的に働いている。ところが、あなたがたが手を出して、宇宙の原則や法則をひっかきまわすと、その法則を破壊する危険がある。
○あなたがたは自分が住む星の生態系を切り崩しているのに、そんなことはしていないと言い続けている。しかも、それだけではまだ足りないように、生命そのものの生化学をいじっている。クローンや遺伝子工学に手をそめ、そのさいに人類という種にとって恩恵になるように慎重に配慮するどころか、史上最大の破滅になりかねない危険を冒している。注意しないと、これに比べれば核や環境破壊など子供の遊びでしかないという危険が生じるよ。発達する医学で身体の機能を代替しようとして、人類全体を滅ぼしかねないほどの耐性をもったウイルスをつくり出してしまったではないか。
≪その他≫
○「不足」、「足りない」という人間の意識、それが、すべての不安、プレッシャー、競争、嫉妬、怒り、葛藤、そして殺し合いの根本原因だ。これと、すべては一つではなくて「ばらばらだ」という信念、それがあなたがたの人生をみじめにし、人類の歴史を悲しいものにし、万人のためにという貴重な努力を空費させている原因の90%を占めている。この2つの意識を変えれば、すべてが変化するだろう。
○HEBは「何が役に立つか」を見抜いて「ありのまま」を言う。
個人でも、社会でも、あなたがたにとって大切な判断の目安は、「善か、悪か」ではなく、その考えがあなたがたを、あなたがたの暮らしを、向上させるのに、「役に立つか、どうか」ということだ。
以上ですが、著作権を侵害しながらの大出血サービスになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。(まだ読んだことのない方で、もし、図書館で借りて読んでみようという気になって頂けたら、幸いです。)
【追記】ここに書かれている会話は、1995年当時のものだそうです。念のため。