最近、土曜日を楽しみにしていました。そのわけは土曜日にTBSのテレビドラマ『仁』が再放送されていて、それを見るのが楽しみだったからです。
テレビドラマが楽しみになったのは「冬ソナ」以来のこと。まあ、これも再放送で毎日連続してみられたのがよかったのだが、今回は毎週の土曜日に3回分づつ再放送されていました。てっきり日曜日と思っていたので、途中の2回をうっかり録画し忘れ、先日最終回を見て、あらためて惜しいことをしたと思いました。
物語は現代の医者が幕末にタイムスリップして、見るに見かねて怪我人を治療したのがはじまりで、幕末の時代にできる限りの現代医術をつくし、その医術を学びとろうとする人たちとの交流が物語の土台でした。そして、その時代の歴史を動かした坂本竜馬たちとのかかわり合いが巧みに絡み合って、医療ドラマでありながら、歴史ドラマの味わいもあって、とても面白い物語でした。
主役の「南方 仁」を演じた大沢たかおもよかったし、内野聖陽の竜馬も実によかった。そして綾瀬はるかもよかった。大河ドラマ「八重の桜」は見ていなかったが、「はるか」のファンになったらしく、これから「八重の桜」も見ようという気になっています。ははは
若い頃、題名は忘れたが、時たま本屋で勝海舟が現代にタイムスリップするという本を見つけ、勝海舟が現代を見、現代に生活したらはたしてどんなことを話し、何をするだろうかとわくわくしながらこの本を買って帰ったことがありました。内容は期待どうりというわけではなかったが、それでも十分楽しめ、特に勝海舟がハイジャックに遭遇する場面では、言葉が見つからないのですが、ともかく心が躍ったものでした。
タイムスリップということもいずれは夢ではなくなるだろうが、ともかく、面白い。
わたしももしタイムスリップするならやはり幕末に行きたいと思う。江戸川べりで湯を沸かしてコーヒーでも飲めれば最高だろう。
花の雲鐘は上野か浅草か (芭蕉)
なんてつぶやきながら。
下の写真は幕末の隅田川の土手に咲いていた「アマナ」です。
というのは冗談で、4月中頃に藤原岳で撮影したものです。
思ったより雪解けが早く、フクジュウソウはもう伸び切っていました。しかし、キクザキイチゲ、アマナがたくさん見られました。
孫がこの4月から幼稚園に通うようになり、そろそろ「生まれてくる前、どこにいたの?」などと聞いてみてもよいころかなと思っています。
春風や人も華やぐ山の道