5月下旬は真夏のような暑い日が続いたが、梅雨入りして適当なお湿りもあり、すごし易くなって有難い。昨日は午前中剪定作業があり、ついでに午後から我が家の庭の木も剪定した。花が終わった後にも剪定したが、ぐんぐん新しい枝が伸びているのでそれを短く切り詰めた。そしてその後は草むしり。この時期、草むしりはわたしの主要な仕事である。
ひょっとして、わたしは1年でこの梅雨時が一番好きかもしれない。豪雨は別だが、この時期のしとしと降る雨は大歓迎である。「良いお湿り」というが、農作物だけでなく、人も生き返る心地がする。田圃には水が入り、用水路はきれいな水があふれそうに流れ、まるで山里にいるようだ。
先日、世界遺産の「白川郷」に行ったが、やっぱり良かった。
合掌造りの家々、水田、水路を流れる山の水、水辺に咲く花々・・・。いつ行ってもよいのだろうが、わたしの好みで言えば、やはりこの時期が一番な気がする。夏にはホタルが飛ぶそうだが、減ってきているそうだから、いずれホタルが飛ぶ時期にも行ってみたいと思っている。
雨と言えば、皇居清掃奉仕中も雨に降られた。1日は午後に雷雨との予報だったが、10時過ぎに雷雨に見舞われ、急いで休憩室に戻るが、間に合わず、ずぶ濡れとまで行かなかったが、大分濡れた。幸い、この後カ―と日が射して来て、濡れた服も昼ごろには大体乾いてしまった。
次の日は、朝から雨。その雨の中を傘をさして、今は公園になっている江戸城あとを、説明を聴きながら散策した。山の中、あるいは自然豊かな中を傘をさして歩いたときの記憶というのは妙に印象に残るものだが、それは一つは雨が、周囲の雑音や雑念を書き消してくれるからではないかと思う。また、適当な数の集団が傘をさして歩いているのを後ろから見ていると、それがなぜかとても絵になるのである。それがある種の風情となって心に残る、ということかもしれない。
いずれにしても、この時期の雨の中を歩いた記憶は、どれもこれもやさしく美しい風景ばかりである。
そして、これらの記憶とともにあのやさしげな両陛下のまなざしが甦ってくる。
I Love Japan
≪追記≫
明日8日、BSジャパンで午後3時から「皇室の窓スペシャル~絢爛たる伝統の空間~」とかいう番組が放送されます。その中に清掃奉仕団の様子も入るそうです。ひょっとしてわたしもその他大勢の中に映っているかもしれませんので、どうぞお見逃しなく。
ただ、その前にゴルフ中継があり、ゴルフが長引けば放送時間が後にずれることもありうるとのこと。