気の向くままに

山、花、人生を讃える

ウオーキングとゴミ拾い

2022年06月11日 | 人生

私はできるだけ毎日1時間ほど歩くようにしているが、そのついでというわけで、風の穏やかな日には、ゴミ袋とゴミをつまむ道具を持ち、ゴミ拾いしながら歩いています。

 

3日前、ゴミを拾いながら歩いていると、若いおかあさんが寄ってきて、「すみません、クマのキーホルダーが落ちていませんでしたか?」と声をかけられた。クマのキーホルダーなら先ほど拾ったばかりなので、「あ、ありましたよ」と言いながら、ビニール袋の中から取り出すと、「あ、それそれ、良かったあ。どうもすみません、子供が電話をしてきて、探してきてというもんですから・・・」といって、喜ばれた。私は私で、落とし物ではないかと考えもせず、すぐごみ袋に入れてしまったのだが、子供の大切なものをゴミにしてしまわないで良かったと喜び、ちょうど良いタイミングで出会えたことに感謝したことでした。

 

また、昨日は、私より少し年配らしいおじさんが赤い花をじっと見ていたので、私が「こんにちは」と挨拶した。すると、「これ、きれいな花だねえ」とさも感心したように言う。私はこの時、ちょうどカメラをぶら下げていたので、せっかくだからとその花(タチアオイ)を写真に撮った。そして、「この花は植えられたものか、それとも一人生えだろうか」「そういえば、今まで、ここに咲いているのを見たことがないねえ」などとしばらく立ち話をしたあと、自然と並んで歩き始めた。少し歩くと、ゴミが落ちていたので、それをわたしが拾う。するとそのおじさん、さも驚いたように、

「あんた、ゴミを拾っているのか」というので

「あ~、歩くついでだからね」

「いや、そんなことを思いつく人なんかいないよ」としきりに感心する。そして

「あんた教師か」と聞く。

「いやいや、ただの人だよ」といって笑ったのだが、

「あんた教師か」と言われたのがおかしく、何故かうれしくもあった。

                     

ということで、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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