「お菓子作りが趣味」というと、決まって女子力高~い!などといわれますが
しっくりこないというか、毎度違和感を覚えてしまいます。
そんなキラキラしたものじゃないんだけどなぁ
と、いつももやもやした気持ちになるので
(もしかして女子力のイメージ間違ってる?)
会話の文脈的に言わないとマズイとき以外は話さないようになりました。
私がケーキを焼く目的は、簡潔にいえば自分の欲求を満たすためです。
「お菓子は人を笑顔にするから」
…確かに自分が作ったものたちを多くの人に食べてほしいと思うし
美味しいと言ってもらえたり、笑顔が見れたりしたら
本当に嬉しい。
けれども、それは突き詰めれば自分の作ったお菓子が
評価されることに喜びを感じているわけです。
こうして書いてみると、自分ってや~な感じのやつ?
笑顔が見れるから!とか単純に考えればいいじゃないか
と思えてきますね。
そういうわけで、その自分の欲求とやらがどこから端を発しているのかを
考えるにあたって、なぜお菓子作りを始めたのか遡ってみることにします。
(完全に自分語りなので、興味のない方は回れ右で)
ちなみに、私がお菓子作りに興味を持ち一人で作り始めたのが中学の頃。
そして本格的にのめり込んだのは高校の頃です。
私は小さい頃から、食べること…というか食べ物に
人一倍敏感で関心を持っていました。
まだ文字を読めない年頃に
本棚から、食べ物関連の本を正確に抜き取って読み聞かせをねだるという
食に関するセンサーが並はずれていたことを示唆する逸話があります。
食べ物が出てくるお話って幸せになれません?
デパ地下に行くとテンションが上がるタイプですね。
さて、食べ物が好きというと普通は食べる方に流れます。
それを作る方に大きくシフトさせたのが、アトピーだったのだと思います。
小学生の時に発症したのですが
お菓子を食べるとまあこれが覿面に悪化するのですね。
この辺りのことは話すと長くなるのでさくっとまとめると
食べられないなら作って楽しめばいいじゃないか
という風に考えたわけです。
どうにかして食べ物に関わっていたいという執着が
ひしひしと伝わってきますね。
中高で調理部に所属していたのと
それなりにお菓子作りのセンスがあったおかげで
お店のより美味しい!なーんて家族に言われちゃったら
舞い上がるしのめり込んじゃいますよねー
症状がひどいときには作っても味見さえせずに
ねぇ味どうだった?舌触りは??ふわふわ感は?!と
母を質問攻めにして試作を進めたりもしました。
(あぁ懐かしい)
今は味見程度に食べて楽しんでいますよ☆
そして、もうひとつの大きな理由が母です。
小さい頃から誕生日やクリスマスなどのイベントはもちろんのこと
よくケーキを焼いてくれていました。
デコレーションケーキは私が飾るのがお決まりで
それはそれは楽しみにしていました。
一緒に作るケーキは本当に美味しくて
(その頃は、私は苺を飾って生クリームを絞るだけだったけど)
2切れなんて軽くペロリで3切れ目に突入するのを
母に阻止されることが多々ありました。
(幼稚園だか小学校低学年の頃の食欲って……)
このように、我が家には手作りお菓子が溢れていたわけです。
それが普通だと思っていたのですが
ケーキなんて焼いた(焼いてもらった)ことがない、というかオーブンさえない
という友人もいて
は~なんて恵まれていたのだろう、としみじみ思ってしまいます。
こんな感じで、元来食べ物に対する関心が高かったのと
母がよくケーキを焼いてくれていたことから
お菓子を手作りするということに対してハードルはとても低かった。
そして、食べられないことに対するフラストレーションを
自分で作ることによって解消してきた、という感じです。
ね、女子力っぽくないでしょ(笑)
今日は母の日ですね。
私にお菓子を作るきっかけを与えてくれた母には
本当に感謝です。
来週あたり実家に帰るので、母の好きな料理を作ってあげなきゃ。
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