gooニュースにもあるけどロシアのウクライナ侵攻でロシア産の木材が高騰しているとある。
今や日本の住宅の下地材でもある赤松タルキは100%がロシア産になった。
30年前までは北海道産のエゾ松が主流だったのです。
外国産の木材に押されて国内の木材は価格が暴落して山に生えてる立木の価値は0円とも言われた。
先祖の時代に植林した杉を伐採して木材に製材しても安く買いたたかれるので
バイオマス発電用の燃料として買われて国産材が不足する事態を招きました。
木材市場で売られる国産の杉の価格から運賃と製材費用を差し引くと原木代金が無いのです。
30年間も木材の価格が同じでは製材所から潰れていきます。
記事中に出てくる丸宇木材市売は家でも主力の仕入れ先の木材市場です。
木曽川さん、取締役になったのですか?出世したなぁ~
1ブロックと表現するのは1梱包ないし1バンドルと呼ばれてます。
市場で使われる価格は立方メートルの単価ですよ。
この3年間でロシア産赤松タルキの価格は2倍になってますね。
外材の高騰に引きずられて国産材が息を吹き返すのだから喜ばしい事です。
日本の山が荒れているのは木材価格が安すぎて植林された樹木の手入れができなかったのが原因です。
今後は急成長したタマホーム等のハウスメーカーの坪単価も上昇して競争力が低下するでしょう。
っていうかそうしたハウスメーカーの安売り競争が日本の山を荒廃させたのだから…
父が材木屋を始めた頃は大型トラック1台分を製材所から仕入れておりました。
丸太の中心部分から柱を製材すると周囲の辺材で間柱や下地材等が作られます。
1本の丸太を無駄なく利用するのが木取りです。
川下の材木屋は資源の有効利用をする役割を担っておりました。
現代は1本の丸太から同じ寸法の製品だけを製材して辺材はチップにされます。
特にロシアのツンドラ地帯に生えている赤松の原木を伐採することで
永久凍土が日の光に晒されて溶けだして泥濘地帯になる環境破壊を引き起こしてる。
過去にもインドネシアのラワン丸太を伐採し日本向けに合板を生産して環境を破壊した経緯がある。
インドネシアでは植林が可能だがロシアでは不可能らしい。
長文になってしまったので今日はここまでとしますね。
ウクライナ侵攻「木材不足」に... 「現場止まる」ロシア産高騰へ
ロシアによるウクライナ侵攻は、日本の住宅事情にも影響を及ぼしている。
千葉県内で建設中の住宅。
この現場で使われている木材は、ロシア産。
大工「使いやすいっていうか、使いやすい大きさ。ずっとこの材料があるので、昔から使い慣れている」
ロシア産の木材は、強くて丈夫といい、この住宅では天井や壁などに多く使われている。
しかし、ウクライナ侵攻で大きな影響が。
大工「困っちゃいますね本当に」、「(ロシア産木材が入ってこないと? )現場が止まってしまう、これがなかったら。とんでもないこと」
4月以降、入荷のめどは立っておらず、先行きは不安定。
一方、木材の競り市場では、ロシア産の木材の買い付けに関して、異変が起きていた。
卸売業者「ズバリいこう、12万円までだね。買っておいた方がいいよ。来月の今ごろには20万円くらいになってる。今のうちですよ。もう本当になくなるからね」
買い手「1個ちょうだい」
こちらのロシア産木材は、1ブロックで12万円。
4日の時点で、通常時の2倍の値段だが、1カ月後には、さらに高騰するとみられ、駆け引きが行われていた。
そもそも、木材をめぐっては2021年、世界経済が再開したころに、ウッドショックと呼ばれる世界的木材争奪戦が起こった。
世界の5分の1を占める森林大国・ロシアによるウクライナ侵攻は、第2のウッドショックのような衝撃を与えている。
卸売業者の「丸宇木材市売」は、海外から購入する木材の半分がロシア産。
毎月、コンテナ10個分の木材をロシアから仕入れていたが、ロシア産の入荷が途絶えてしまったという。
丸宇木材市売・木曽川靖一取締役「今は、4月頭入港というところまでは見えているが、その先が契約できていない分があるので、とても心配」
世界の木材を扱う、加工木材の国内最大手「ポラテック」の工場。
ここでも木材にはロシア語が。
輸入木材全体の15%ほどがロシア産で、今の状況を危惧する。
ポラテック・北大路康信専務「(ウッドショックの影響で)今はもう木材がすでに2.5倍くらい(の価格)になっていて、完全に大暴騰している。日本にとって、ものすごく痛手になる」