先月納車された消防車の会計報告書の作成やら
仕事上の見積書の作成やらすべて後回しにして
(そのツケが回り月曜日は激務になりましたけど)
頭の中はにゃんこはうすに向かう事で一杯になった土曜日
スイフトにキャットフードを積み込み洗車してから
スーパーへ夕食を買いに行った。
目に飛び込んだ商品をお土産に買った。
赤いきつねと緑のたぬき。左側のレジ袋はペット用煮干。
うちの猫の大好物である九十九里産の煮干はおやじさんへのお土産。
日曜日の朝はちょっと早目の出発でした。
会社にサンダルを取りに寄ったらご近所さんと雑談になり
いつもと同じ変わらない朝7時出発になっていたけどね。
高速を快調に飛ばし那須高原SAで朝食。
駐車場の込み具合から帰りの大渋滞が予想された。
県道12号線ではネズミ捕りが行われていて
前を走る車が捕まって初めて気がつくヤバさですwww
福島は全国の警察から応援を受けてこんなことをやっているのか
ここを通る車は復興に役立つ車がほとんどだから…
腹立たしい気持ちを抑えていつもの撮影ポイントで。
ついこの間までこの先にアイスバーン
があったのが信じられない程の
ポカポカ陽気でした。
連休でも無い日曜日、にゃんこはうすは静かです。
黙々とキャットフードを倉庫に運び入れてから給水車のタンクを覗く
残り少ないので水汲みに行くことにした。
給水車はバッテリーが上がってるのでスイフトを横付けしバッテリーの応援。
常駐スタッフさんが居たので声をかけてから出発した。
100リットルのお湯を満タンにして戻り、司令書があるか確認したところ
車2台分の冬タイヤから夏タイヤに変えるように命令書があった。
スペアタイヤ置き場から同じようなタイヤサイズの物を選び出し
各車載工具で交換を始めると暑くなってきたのでツナギの上着を脱ぎ
半袖のTシャツでも汗をかくほどの気温だった。
福島は今、桜が満開の季節
暑すぎないか?
メガネっ娘のОちゃんとお話しです。
「この作業が終わったらあの山の頂上まで犬と一緒に登りたいのだけど私でも連れて行ける子はどの子?」
勝手な申し出に真面目なОちゃんが「これから狂犬病の注射をするから無理だよ」
仕方なく作業を続けていると獣医の先生が往診にやって来ました。
Оちゃんとおやじさんの奥様が犬を押さえたり気を引いてる間に
先生が首の後ろに注射するのを作業そっちのけで見学。
あっという間の早業に感心していると
「ササッとやらないと犬に喰われ(咬まれる)ちゃうだろ(笑)」だそう。
続いて血液検査のため1頭ずつ採血し、その場で試薬による判定。
福島の警戒区域から保護された犬は愛玩犬というよりは使役犬なので
お金をかけず予防接種もしないからフィラリア感染している子が多い。
Оちゃんが今後の治療方法を熱心に先生から教わっていた。
彼女はにゃんこはうすのスタッフだけど犬の扱いも上手いので
おやじさんが保護した犬の面倒も積極的にやります。
私もここでは勉強になることが多いですから。
2台目のタイヤ交換を始めた頃、おやじさんが帰って来ました。
この日は静岡から動物救援本部のスタッフさんが見え
警戒区域内でのレスキューをしてくれているからその案内だそう。
この団体さん達は保健所(愛護センター)から殺される運命の子達を引き出したり、崩壊したブリーダーからの救出と幅が広い活動をされてます。
帰る時はおやじさんから子犬を預かり静岡にて幸せ探しかな?
にゃんこはうすは山の中にあり牧歌的な風景が拡がる。
敷地奥から山へ続く道を散策です。
目の前の犬小屋に居る子が苦手な私です。
不審者発見!とばかりに吠えられてしまいます。
威嚇する吠え方は他の犬にも伝播して賑やかになります(-_-;)
もうすぐこの山の中に除染作業で出た汚染ゴミの仮置き場が作られる。
簡単に登れそうな小さな山は藪に阻まれて前に進めないwww
今度は鎌や鉈を用意して登山道を整備するかな(笑)
にゃんこはうすを見下ろす。
そしてまたあの黒い犬に吠えられた。。。
しかし犬の散歩の時間になってОちゃんがやって来ると
「嬉しいなったら~嬉しいな~」と垂直跳びをしているぞ!
こんなに可愛い犬だったんだ…
私に対しては牙をむき威嚇するのになぁ。。。
おやじさん夫婦も手分けして犬の散歩に出掛けて
私もそろそろ帰ることにした午後4時。
ありこさんとボンママさんが黒い猫を保護し連れて帰ってきた。
こんな風に記事に書いていると警戒区域の中に置き去りにされ
やがて餓死するだろう犬猫が保護され普通に暮らしているのを見慣れ
福島の避難生活の意味がまったく分からなくなる。
おやじさんは浪江町にある自宅に戻る準備を始めてます。
放射能の心配よりも人口の減少で町が成り立たなくなる心配の方が強い。
福島は住民が自宅に戻ろうという気持ちにならなければ
復興は始まらない。
福島に通うようになってから間もなく1年になる。
特に健康被害も無く元気です。
警戒区域の中に入り活動されているみなさんも変わりない。
脱原発を訴える連中にとっての聖地「福島」はそれほど危険ではない。
どこかに責任を求めている考え方では前に進めないのです。
そろそろ本当の福島を観て欲しいなぁ。