何度か書いている少年野球のお話しなり。
お得意の大工さんは少年野球の監督をしている。
勿論、ボランティアでの活動だし自分の子供も現役で活躍している。
助監督やコーチも選手の父親達が務めているのが現状。
試合中にエラーをした選手を叱らないのがこの監督流です。
「どんまい、どんまい。気にするな~!」とね。
その代わり次の打順が回ってきたときには
「さっきのエラーした分をここで取り返せよ」とお尻をポンっと叩いて送り出す。
時には「あのピッチャーは疲れてきたからストライクが取れなくなっている。よく見ていけよ。」
ボール球が続くと次はど真ん中のストレートを投げてくる
3球目、力を込めたど真ん中を捕えさよならホームラン
準決勝進出を賭けた大事な試合でエラーをして落ち込んだ選手が
この日のヒーローに変わる瞬間。
「子供ってそうやって育てるんだと思う」と嬉しそうに話す監督です。
仕事の用件をすっかり忘れて野球の話に夢中な事も多い(笑)
昨年あたりからこのチームのコーチをする父親達に大きな変化があった。
試合中のエラーに対して「大事な場面で何をやってんだ、馬鹿やろう
」
怒鳴りつけてしまうそうだ。
選手は動揺してミスが続いてしまうwww
試合終了後の親達のミーティングでもそれがきっかけで口論になったり…
別の試合ではエラーをした選手に罵声を飛ばした後に
「監督!あんな子は引っ込めてうちの子を使ってくれよ」と問題発言www
親達のミーティングは荒れる事が多くなり、仕事中にも頻繁にメールが届く。
今年のリトルリーグ世界一に輝いたチーム員にも選手を送り出した
江戸川区内の少年野球チームの中でも強豪チームなだけに
この現状を知った歴代の監督が集結して仲裁に入った結果
問題のあるコーチ(選手の父親)を除名処分にした。
監督の指示に従わないコーチ達グループが既にチームを2つのグループに
分断して、チームは混乱状態に陥っておりましたから…
選手数が半分に減ってしまったチームの立て直しに必死な監督。
チームを去った選手で構成する親達がこっちこそ本流だと主張する。
母親たちは監督の悪口を言い、デマを流布させて嫌がらせもエスカレート。
「もう、うちの子供達をあの学校に通わせるのは無理だから引越しを考えている」
そうこぼした監督の話を聞いて怒りがこみ上げてきた。
「自分たちが選んだ監督に従えない、まるで民主党みたいだよ」
「えっ?うちの会社の専務にも同じ事を言われたよ」
子供の頃に少年野球を経験してこなかった親が子供の入部をきっかけに
ものすごく熱くなるのは構わない。
でも、何だか結果を急ぐあまり子供が潰れてしまう事も多いらしい。
子供を監督に託すということも出来ず、現場に口を挟むのも特徴です。
学校に乗り込むモンスターペアレントと全く同じ人種のようだし。
監督は現在、区内の他の地域で家を探してます。
小3の末娘がいじめに遭いそうで不安だと言っている。
いじめの加害者になる子の親ってこういうタイプかな?と思うし
むしろいじめのきっかけを作っているのは親達かも知れない
平成の日本、おかしな国になっているみたい。。。