従妹が47歳で亡くなってから2年になる。
母の葬儀から20日後だったので精神的にもきつかった。
私は右手親指の爪を剥がしたばかりで消毒の為に外科に通院中だった。
まさか半年後に癌と診断されて切断するとは思わなかった。
近所に住む従妹は母子家庭で小学生の息子と2人で暮らしていた。
乳がんが見つかり子供が成人するまでは死ねないと片方の乳房を切除した。
間もなく反対側の肺とリンパに転移して放射線治療が始まった。
内臓に転移してからは抗がん剤治療も始まり家で寝ている事が多くなり
何度か息子を遊びに連れだしたりもした。
家の中では抗がん剤で脱毛したツルツル頭も隠さずに生活する従妹はあっけらかんとした性格です。
「まつ毛が無いと目が腫れぼったく見えるね」
「まさか、鼻毛まで全部抜けて無くなるなんてびっくりしたよ~」
夜の世界で生きてきた従妹は姉御肌で親戚の中では異色の存在でした。
妹とは家も年齢も近く姉妹のように仲が良かった。
母に続いて従妹が亡くなって一番ショックだったのは妹だったかもしれません。
年明けは母と従妹の四十九日法要が続き元気だった叔母が突然認知症になって…
母の葬儀でも「とうとう兄妹の中であたし一人になってしまったよ」とつぶやいていたが
その上、娘に先立たれてしまっては無理もないかも。
母の葬儀の日、叔母は80歳の誕生日だったので親戚一同から「おめでとう🎊」って言われて(笑)
私も悪性腫瘍から2cm離して指を切断してあるので転移や再発の可能性も低いと認識してますが
身近で従妹の闘病生活を見てきただけに複雑な気持ちなんです。
日本人では10万人に1人と言われるメラノーマ(悪性黒色腫=皮膚がん)は癌の中で最も再発しやすいそう。
白人では最もポピュラーな癌だそうで致死率が高いと認識されてます。
東京医科歯科大に入院した時同室だった男性もメラノーマの手術を終えて翌日には退院したが
看護婦さんとの会話でも「どうせ死ぬんだから~」と人生に絶望しているのがわかります。
私はどちらかと言えば楽観的で父方が癌系だし腫瘍を切除したら後は運次第程度に考えてます。
でもね、三か月に一度診察を受けていると弱気になってしまうのを感じます。
癌患者は5年生存率と言うハードルを超えなくてはなりませんからね。
従妹は乳がんの手術から2年で亡くなったし父は末期で見つかったので3週間後に亡くなった。
自分があとどれくらい生きられるかは神のみぞ知るのでしょうね。
右手親指切断手術から1年経過した今年の7月に2匹の猫が姿を消した。
仕事場からはあんちゃんが 自宅からはメロちゃんが居なくなる。
あちこち探したしご近所さんも探してくれたが何の手がかりもなく。
今考えると猫神様が運気が低下した私よりも新しい飼い主さんの元に導いたのかも知れません。
暗い文面で失礼しました。
先程スーパーで買ってきた寄せ鍋と値引きシールの貼られた鳥もも肉をつまみに酒飲んで寝ます。