アメリカ大陸横断レースにスバル360が出場してるらしい。
yahooニュースより
1972年以前に生産されたならどんな車種でも参加できるヒストリックカーレース。
総距離4,000kmのレースに参加する車両の中では一番小さく
25馬力 360cc空冷2気筒2サイクルエンジンは当時の日本の国力を示したようなもの。
ただし零戦を造っていた技術を生かしたモノコックボディーは車重を400kg以下に抑えた。
今年亡くなった叔父がスバル360の中古車を買い父の田舎山形県の鶴岡まで奥さんを乗せて
走った話を何度も聞かされた。
高速道路も無いしエアコンもない車で片道500kmの道のりを走るのは大冒険だったそう。
峠を越えるときは非力なエンジンで苦労したらしいが前を走るトラックも黒煙を吐きながら
やっと走ってた古き良き時代の思い出だそう。
実は私も以前、軽トラの荷台に80ccのバイクを積載してスーパー朝日林道に走りに行ったことがある。
48馬力 660cc水冷3気筒4サイクルエンジンに不足はない。
夜出発で下道を走った。夏の夜は蒸し暑かったが軽トラにはエアコンが装備してある。
ひたすら国道4号線を北上し眠くなったらコンビニの駐車場に停めて荷台で寝るのだが眠れない(笑)
やがて夜が明けて道の駅寒河江でバイクを降ろすつもりが目指す方角が雨雲で真っ黒な空。
峠の向こうは庄内平野が広がる父の故郷がある日本海側です。
バイクを積んだまま林道走行も考えたが大荒れの天候にそれも断念した。
ここまで400km以上の道のりだったがとんぼ返りで引き返したのです。
帰りのことはほとんど覚えていないのが不思議な小さな冒険でした。
物がなくて苦労の多い時代の日本人のほうが幸福度が高かったと思う。
今は何でも物があふれ豊かになっているはずなのに日本人は幸せを感じてない人が圧倒的に多いのです。
なんだか不思議ですよね。