しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

雨に泣くライダー

2010-01-12 07:38:00 | 日本一周
 これまでにもいくつか書いている日本一周のお話です。

 バイクの旅の辛い部分は雨に降られてしまうこと。

 写真は右から私、大阪のОさん、相棒のロバくん、同じ江戸川在住のKさん。

 レインウェアを着て笑顔を忘れております。

 せっかくの北海道も連日梅雨に入ったみたいに雨に降られた。

 のんびりゆっくりの旅は雨の中無理して走らないのが基本。

 連日雨が降ると仕方無しに移動するしかねーか!

 距離を稼いで観光ポイントを押さえているが気分は乗らない。


 晴れていれば「北海道に来て良かったなあ!」とヘルメットの中で叫びながら、牧場が見えると♪おー牧場は緑ー♪なんて大声で歌っちゃうよ!

 雨降りだと景色も霧で霞んでしまうしゴーグルも水滴で視界不良。

 レインウェアだってお腹の辺りがたるんでしまえば、2重構造とは言えファスナーから水は入ってしまう。

 ゴム手袋は手がふやけるし、ブーツは一度濡らすとなかなか乾かない・・・

 車に乗っている時に横を抜き去るバイクを見て「気持ち良さそう!」なんて思えるのは晴れの日限定ですぜ!


 写真は♪バ・バン・バ バン バン バン ハービバノンノ♪でも歌われている登別温泉でのスナップのようです。

 その後洞爺湖でテントを張って台風直撃を体験しました。

 雨男は誰だったのだろうか?
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旅の友は捨て犬

2009-12-22 06:52:32 | 日本一周
 20年以上前にバイクで日本一周をしました。

 高校時代の同級生のロバくんと旅に出て、次第に仲間も増えて一緒に走る事も増えてまいりました。

 キャンプ場では焚火を囲んでの連夜どんちゃん騒ぎも多くなる。

 一人旅のライダーなんかにも声を掛けては仲間に引き込んだり・・・

 こうして情報交換などもして旅慣れた男に変わってゆくものさ!



 ビールを飲みながらバイク談義なんかをしていると、みんな気になってたあの話が出てきます。

 襟裳岬では片方の前足が無い野良犬。

 餌をねだろうとだれにでも甘えるかわいい犬だった。

 売店で犬の事を尋ねると、観光地にこうしてペットを捨てる人が増えているらしい。

 夏でもストーブが必要な北海道では野良のまま冬は越せないだろう。

 しかも、片方の前足が失われた障害を持っているのに捨てちゃうんだぜ!

 バイク旅では連れて帰る訳にもゆかず、リュックからソーセージを取り出して犬にあげました。他の方も同じような事をしてたようです。

 
 キャンプ場で一人でテントを設営している人によく声を掛けるのですが、なかには断る人もいるようで「付き合いの悪い奴だ!」なんて思ったり・・・

 その断った一人、朝になって気が付いたのです。

 捨てられた子犬を旅の友として連れていたのです。(写真)

 出発間際に慌てて「写真撮らせてください!」とお願いしてパチリ。

 「こいつが少々人間不信のところがあって、昨夜は一緒に酒を飲めなくて済まなかったね」なんて謝っていたけど、事情も知らずに勝手に「付き合いの悪い変わった奴だ!」なんて思ったりした自分が情けない。

 犬用に箱を積載している為に、荷物を積むのに苦労している。

 旅を終えたら大事に飼うと言ってたその方は急いでいるので名前も聞けず・・・

 柴色の子犬にキスをしてお互いの旅の無事を祈る。
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ツーリング・トレイン2

2009-12-17 06:52:04 | 日本一周
 ツーリング・トレインの内部は写真のように畳が敷いてある。

 一人1畳分のスペースが与えられる。

 起きて半帖、寝て一帖。

 そんな言葉が思い浮かぶ、禅寺の修行に来ているみたいです。


 根室半島の先には北方領土があり、天気によっては国後島なんかも見えるそうですが、あいにく歯舞諸島がうっすら見えたくらい。

 そこを訪れると複雑な思いになりまして、やはりソ連に占領されたままだ!

 世の中で北方領土返還を訴えているのは右翼団体くらいなものでしたから・・・

 それまでは右翼団体を毛嫌いしておりましたが、その日を境に見方は変わる。

 あれから24年も経っているのに何も変わらない日露関係。

 それがこの国日本でもあるし、私の時々過激な主張をさせている原因。


 旅の話に戻します。

 根室から北上を続けていると、旅の相棒のロバくんのバイクにナンバープレートが付いていない事に気が付いた。

 走った道を引き返して一日中探したけど見つけられない。

 八百屋さんで段ボールをもらいマジックで手書きのナンバープレートを作成して、翌日は中標津警察署に相談に行きました。

 こんなことで日本一周を失敗にさせたくは無いのです。

 署長さんが話を聞いてくれて、役場に連絡をしてくれた。

 125cc のバイクは各市町村でナンバープレートを発行しているからです。

 目出度く中標津町のナンバープレートで旅は続くのだが、想像出来るでしょ?

 そうなんです!やたら道を尋ねられたのには閉口しましたぜ。


 九州を走ると「北海道から来たの?」とびっくりされるしね。

 旅を終えて葛飾区ナンバーを取得して、思い出の中標津町ナンバーは郵送にて返却するまではロバくんの旅は終わらなかったのでした。
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ツーリング・トレイン

2009-12-17 06:50:57 | 日本一周
 釧路駅と根室駅にこのように古くなったブルートレインの客車等を改造して、たしか1泊¥400くらいで泊まれたかな?

 北海道は貧乏な旅人のための宿泊施設がたくさんありました。

 帯広では「かにの家」に泊まり釧路駅と根室駅ではツーリング・トレイン。

 口コミとかで貧乏旅行者は寝場所で再会する確率も高くて、翌日は一緒に走ったりしては同じ根室駅のツーリング・トレインで宿泊した。

 「おお、自転車野郎が根室に既に到着してるぞ!」歓喜の声が上がった。

 バイク組は浜中でムツゴロウ王国を探したり寄り道ばかりしてたとは言え、ひたすら走る自転車だって距離は 100kmを超えているはずだから・・・

 7月も終わりに近づこうというのに気温がグングン下がり10℃を切ると、根室市内で衣類を買わないと寒くてガタガタ震えています。

 真夏のツーリングから真冬のツーリングへと変わりましたね!

 それだけに無人駅での野宿は厳しいのです。
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走り続けろ!

2009-12-15 17:13:23 | 日本一周
 20年以上前になりますがバイクで日本一周をしております。

 スキャナーで古い写真を取り込んだのでしばしのお付き合いを!


 写真は北海道の釧路駅構内での写真。

 国鉄が民営化されてJRに移行されると、赤字の続いている貨物部門が大幅に縮小されて使わなくなったホームに車両を停めて、旅人の宿として開放してくれた。

 当時でさえ道内は廃線が多かったのです。



 写真は前列右が私、真ん中は旅の相棒ロバくん、左の方は福岡から夏休みを利用して北海道ツーリングをしてる大学生でその後福岡ではお世話になりました。

 後列右の麦わら帽子は「大阪の自転車野郎」ことFさん。

 帯広から釧路へ向かう途中で追い越したのを覚えています。荷物満載の自転車でなぜか頭に麦わら帽子は強烈な印象でした。

 バイク旅はあちこちに道草をしたり観光をしながら走りますが、自転車は目的地に向かって連日 100km以上を走る過酷な旅なんです!

 この時は他のバイク乗りよりもたった一人の自転車での旅人に興味を惹かれてしょうがない日だった気がします。

 私自身、冒険の始まりは自転車だったからね。

 今でも自転車に乗って旅に行きたい気持ちは残っております。

 稼がなくても生活していける身分になったら自転車か歩き旅をしてみたい!

 いやいや、そんな事を考えると世知辛い日常に嫌気がさすのでやめとこう。


 そうそう、この「大阪の自転車野郎」ことFさんとは旅が終わってからもキャンプ場で再会をしてたり、現在でも年賀状のやりとりは続いています。

 6月にいきなり遊びに来ましたぜ!

 「遠方からようこそ」で書いてあるその人が「大阪の自転車野郎」です。

 高速代¥1,000で突然現れて「誰だかわかりまっか?」だってさー!

 20歳で出会って今は44歳のおっさんですぜい!

 時の流れは残酷でやんす。

 下痢するくらいに一緒に酒を飲みたいものですな。
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北海へそ祭り

2009-12-01 06:49:05 | 日本一周
 キャンプ場で記念撮影もしたし、準備万端。

 キャンプ場から街の中心までは歩いて30分くらいはあっただろうか?

 プラカードみたいな看板をもって行進してたから、街中では噂になっている。

 「鳥沼キャンプ場から貧乏な旅人が行進して街にやってきたよ!」

 「なんだって○の中に貧乏の貧の字で厄病神みたいなもんだからねえ!」

 いやいや、評判があまりにも悪くてさ、みんな元気がなくなっている・・・

 
 祭りの参加受付に申し込みに行くと

 「おおっ、噂の貧乏軍団が登場だね!キャンプ場から歩いているのを通りかかった車の人たちが見かけてあっという間に噂は広まっているよ」

 「みんな学生さんなの?」

 「いいえ、仕事を辞めた人や世捨て人とかまだよくわかんない。昨日知り合ったばかりの面々ですから・・・」

 「いや~!本当かよ!若いっていいねえ、よーし差し入れ持って後でキャンプ場に行くからね。祭りを思いっきり盛り上げてくれよな!」



 こうして○に貧の字の「鳥沼マルビライダース」はお揃いのTシャツに頭には旅の道具の何かを乗せて祭りの中に溶け込んでゆく。

 掛け声は「あ・それ あ・それ あ・それそれそれそれ よいしょ!」

  我々は「あ・それ あ・それ あ・それそれそれそれ ビンボー!」

 写真ではプラカードのすぐ後ろではちまきと頭に鍋を乗せたのが私。

 運悪く、すぐ前の団体さんはたくぎん富良野支店のみなさんたち。

 掛け声のビンボー!と叫ぶ度に副支店長さんが振り向いてはブツブツ。

 「おいおい、銀行屋に向かってビンボービンボーはねえだろう?」

 「これは失礼!でも今日は祭りだから勘弁してよ!」

 「そうだ!そうだ!」とまわりからも野次が飛んでいた。
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鳥沼キャンプ場

2009-11-30 06:56:33 | 日本一周
 バイクで日本一周した時のツーレポの続きです。

 本州ではなかなかバイク乗りを見かける事も少なくて青森で知り合った大阪のОさんと一緒に3人で旅をする事になった。

 下北半島からフェリーで函館に渡りいよいよ北海道に上陸した。

 そのフェリーでは新たに2人のバイク乗りと知り合い、しばらくは5人のバイク乗りで行動、毎年北海道を走っているKさんは情報屋で助かる。

 キャンプ場に到着するとあちこちでテントを張っている一人旅のバイク乗りに声を掛けまくるものだから、夜は焚火を囲み連日連夜のドンチャン騒ぎ。

 アルコールが入って声も大きく、苦情が殺到しておりましたよ。


 翌朝には意気投合した仲間は10人くらいに膨れ上がり、こうなるとツーリングクラブの団体行動みたいで自由さも無くなってしまうし息苦しい。

 写真は富良野郊外にある鳥沼キャンプ場で知り合った軍団で、北海へそまつりに参加するために地元スーパーで無地のTシャツを仕入れ値で提供してもらい、各々マジックでメッセージを書いて記念撮影。

 看板は私が書いておりキャンプ場の物置に置いて行ったけどその後も使われてたと風の噂では聞いております。

 私はね、このような友達作りや企画は得意中の得意なのでして・・・
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あたしなぁ、東京の男好かん!

2009-11-20 06:47:00 | 日本一周
 日本一周に旅立つ直前までは土木設計のアルバイトをしておりました。

 大阪本社のみなさんと社員旅行に行ったアルバイトの私。本社にはなかなか可愛い女性がおりまして、バスの中で挨拶をするチャンスがやってきた。

 近くに寄ってまさに今、話しかけようとした瞬間にあの言葉だった!

 「あたしなぁ、東京の男好かん!」

 あまりにも失礼な言い方に黙って自分の座席に戻ってしまった。

 後で謝りには来たものの、当時はけっこうモテる男だった私のプライドはそれを許さなかった。

 大阪の人間はどうも中国や韓国の反日感情みたいに、東京の人間にライバル心みたいなものが強くてやっかいなところがある。



 写真は右が私、まん中ロバくん、左がОさん。下北半島の野生の馬が放牧されている場所ですね。

 夏休みに入る前に走っているからなかなかバイク乗りに出会う事も少なくてね。

 ホンダのレブルにたくさんの荷物をくくりつけたライダーはすれ違うとすぐにUターンをして追いかけてきた。ちょうど自販機があったので停まってみると来た、来た。

 お互いに初めて旅人に出会うようでした。

 「なんか全然バイク乗りとすれ違わないから寂しくなってな!」

 北海道に一緒に行こう!ということになりました。

 Оさんは大阪で写真の勉強をしてカメラマンのアシスタントをしていたが、毎日毎日雑用しかやらせてもらえずに、会社を辞めて旅に出たそう。

 その後は一週間くらい、一緒に旅をする仲間となりましたよ。

 恐山の近くの湖畔でキャンプをした夜はみんな恐怖体験をしてしまった。

 夜、ビールを飲んでる時のОさんの言葉が印象的だった。

 「いやあ、東京の人間にも良い奴がおるんやな!」

 どこかで聞いたような偏見に満ちた言葉にはびっくりしたけど、Оさんも良い奴だったのです!

 このあと、フェリーの中で友達が増えて4人のライダーで旅をする。

 旅は道ずれ、良い事も、悪い事も。

 キャンプ場ではどんちゃん騒ぎも多くなってくる珍道中は続く・・・
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今一度、日本を洗濯しようぜよ!

2009-11-16 06:52:39 | 日本一周
 「竜馬がゆく」を読んで日本一周に旅立った20歳の二人。

 弱弱しくて自身も無いけど、胸中大きな野望を抱いております!

 写真は岩手県の黒崎。リアス式海岸の断崖絶壁が続くところ。

 旅に出てから数日が過ぎている。



 「今夜はどこで寝る?」夕日を見ればその心配ばかりしている。

 暗くなると野宿する場所探しに苦労するのである。

 「まあいいからコーヒーでも飲もうぜ!」心に余裕が出てきたのさ。

 それまでは寝る場所にたどり着くまでは荷物をほどかなかったのにね。

 コールマンのピーク1(私の)に火を着けてお湯を沸かしコーヒーブレイク。

 インスタントコーヒーではあるけどおとなの味がする。


 「わずか数日なのに色々とあったな」

 「これから俺達はどこへ向かうのだろうか?」

 「まずは北海道を目指しているから北に決まっているじゃん!」

 「そういう話じゃ無くて、将来の事だよ」

 「そんなのわからない。まずは日本一周を達成する事だね」

 「仕事で成功したら、国に影響力を持つ男にならないと駄目さ!」

 「そうさ、坂本龍馬のようにならないとな!」

 「よーし、今夜は無人駅で野宿すっか」


 旅の相棒ロバくんは私が高一で生徒会長に立候補した時の参謀でもある。

 男は野心を持たなきゃいかんぜよ!



 猫好き男のきまぐれ日記は20年以上前の自分を思い出しながら、気分が乗った時にきまぐれでこれを書いております。

           
           アンジェラ アキの「手紙」を聴きながら。
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日本一周のすすめ

2009-04-24 17:43:39 | 日本一周
 旅で出会った仲間のうち関東組(関東地方在住)ではエレファント・ラリー(富士五胡の本栖湖で新年を迎える厳冬キャンプ)にも何度か参加しており、なかには女性二人組もいたので迷わず声を掛ける。この季節にバイクに乗ってキャンプをするくらいの女性はかなり個性的で冒険心があると思う!男性陣は日本一周や毎年夏には北海道に行く、情報屋の集まりなので焚き火を囲んだ酒宴はツーリング談義で朝まで飲みっぱなしで盛り上がる。酒を飲んで体の中から温めないと寒くて眠れないのです!

そんな仲間達とは仕事帰りに飲む事もしばしばで、二人の女性陣も当然呼びます。でも地味な女性であるOさんは街中でこうして会うと目立たないし、OLっぽい感じもしない。この時代はもうバブル絶頂期でボディコンルックに身を包んだ女性がジュリアナで踊りまくっていたのに。Oさんは大手企業に勤めているけど東京のOL生活が苦痛だったみたいで不満タラタラで、みんなからも責められてたっけ。

 ある日Oさんから電話があり「あたし会社辞めて日本一周に行くから!」。おもいきった決断にみんながいつもの店に集まり、やたら盛り上がって励まして送り出してあげた。旅を終えて、たくさんの写真をアルバムに入れてみんなに見せている
彼女はなんか生き生きとして自信たっぷりの別人に変身していました。
 その後の彼女はスキー場でアルバイトしてインストラクターになって同僚の男性と結婚し、農家のお嫁さんになりました。

 いろんな人と出会う事って、きっとプラスになるはずです!バイクで一人で旅すると話し相手が欲しくなるせいか、おしゃべりになるのかな?風を感じられてバイクって気持ちよさそう!でも旅の途中では台風に遭遇したし、ホモ男田ホモ男にも遭遇した。嫌な事・つらい事もあるけど、見ず知らずの人が家に泊めてくれて人にやさしくされたり、自分よりもっと悲惨な状況から抜け出そうと旅をしてる人からは勇気を分けてもらう。

 前へ進めない人に会うと「バイクで日本一周でもしたら?人生変わるよ!」
と簡単に言い切ってしまう私はおおざっぱな血液型O型です。
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どうして日本一周なの?2

2009-04-23 20:16:18 | 日本一周
 総走行距離は17,000kmを超え、77日間の旅は25万円程かかりましたが、いろんな人と出会い様々な事を経験して、無事に家に帰り着きました。
就職活動をした時には履歴書には堂々と日本一周と書いて面接に臨むと、結構大きな会社なのに「おもしろい話を聞かせてくれ!」と社長が直々に面接してくれたりもあったけど、個人の設計事務所に入社し専門学校で諦めた建築家への道をゆく事にしました。友人はというと旅行会社に就職してお互いに希望する世界で生きる男になった。社会人になってからは酒席などでも日本一周の話はうけるし、色々と役に立つ経験もし活かせたと思いますよ!

 旅で出会った友とは年賀状のやりとりからキャンプ場で再会できるように連絡を取り合い、関東組と関西組の中間地点として浜名湖近くに場所を求める。キャンプ場で酒盛りが始まるとかなりうるさいものだからテントから離れた場所に移動する事もしょっちゅう。みんな家庭を持ったりして今はもう集まる事はないけど。

 アンジェラ・アキの「手紙」の歌詞の中にも”自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる”とあるようにきちんと悩んで答えを出す。その場しのぎで行動すると苦労も二倍になってやってくる。全国中学生合唱コンクールでこんな良い歌を歌えるなんてうらやましい! 
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どうして日本一周なの?

2009-04-23 16:50:39 | 日本一周
 高校卒業後に入った専門学校では同じ目標を持った仲間と勉強し議論もしたりと、将来は業界に影響力をあたえられる仲間との出会いを期待したものです。でも実情は大学に行けなかったり、東京に出るのが目的だったりとあまり情熱的な仲間と出会えず、この環境では自分がダメになると思い退学を決心。それからはだらだらとアルバイト生活に入り、何の為に学校を辞めたのか?自分は本当はどんな仕事をしたいのか?すっかり目標を見失ってしまった時に、友人から渡された全8巻の文庫本が「竜馬がゆく」だった。
 アパートを借りて自活しながら浪人生活を送っていたその友人も、バブル経済に入った日本で大学に行かないと人生始まらない訳でもないし、かといって自信があるわけでもない。「何かデカイ事をしよう!」、「お互いに共通するものは?」、「バイクくらいしか思い浮かばない」、「バイクで日本一周なんかどう?」そんなやりとりがあって、1年後にスタートするためにアルバイトに燃えました。

 加曾利 隆の「ゼロハン日本一周」や寺崎 勉の「さすらいの野宿ライダー」なんて本をバイブルにして125ccのオフロードバイクを買い、宿泊は野宿、食事は自炊、高速は使えないし使わない、あまり予定をたてずに行き当たりばっ旅。
 房総半島を一周し太平洋沿いに北上し、砂浜にテントを張り、無人駅で泊まったりと旅は続き、途中から仕事を辞めたライダーも仲間となり、北海道に渡る。
旅慣れたライダーからは「友人との旅は二人で会話が成り立ち出会いがなくなるよ」との助言に従いソロツーリストになる。携帯電話が無くてもその後幾度となく再会するし、お互いに様々な出来事を話しながらのビールはうまい。

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