いつも笑顔でおおらかなYさん。
とてもお元気で、毎日せっせと出かけては同じものを何度も買ってきたり、いろんなものをお部屋の中にため込んで、涼しい顔をしています。
以前はおしゃれで室内のレイアウトにも気を使っていて、お料理もちゃんと作っていたそうですが、今では掃除も料理もほとんどしなくなり、一人暮らしの家の中はどこも荷物であふれかえっています。
仕事をしながら、毎日食事を届けていた娘さんも、さすがに参っていしまって、職場の人からの御紹介で、私のところへ相談のご連絡を頂きました。
Yさんは、おしゃべりも大好きで、初めて伺った時もきれいにお化粧をして、御挨拶も応対も自然で、一見しては特に問題はないようにおもえます。
・・が、お話しをしているうちに、やはりいろんな事がわからなくなっているようで、それを取り繕うためにまた妙な言い訳をしたりしていました。
特に困っている事の中に、通販でもいろんなものを買ってしまい、それを忘れてしまったり、またお金を払うのを忘れてしまったりすると言う事でした。
一人で暮らしているので、いつどんな形で購入しているのかがわからず、気がつけば御家族が返品したりもしたそうですが、なかなか追いつかない状況でした。
そんなYさんの娘さんから今日電話がありました。
「ちょっとまた、困ったことが起きてしまって。どうしましょう?!」
わけを聴くと、初めてのデイサービスに送り出した後、室内をかたずけていたいたら、一本の電話が。
「3月の30日に発送した本の料金が振り込まれていません。早く振りこんで下さい。」と言うものでした。
娘さんはびっくりして、その本を探したそうですが、いくら探してもありません。
業者の言うシリアルナンバーの付いた箱の中には、同じ皇室関係の写真集があったそうですが、それはすでに払い込まれているものだそうです。
そこで私に連絡をしてきたのです。
私もいろいろ調べました。
その会社Tの名前でネット検索をしていたら、同じ名前で高級会員クラブはあるものの、通販はやっていません。
が、同じ名前で全くの別会社があることがわかりました。
どなたかのブログでしたが「T社は、一人ぐらしの老人に勝手に商品を送りつけて、お金を巻き上げる詐欺商法の会社である。」と書いてあり「架空の住所まで書いてあり、そこには会社は実在しない。」というものでした。
「これだ!」とおもい娘さんに電話し、その会社の住所を確認すると、やはり同じでした。
ネットで検索すると「該当する住所はありません。」と出ます。
最初の電話勧誘の時、「Yさんの恩師の○○さんの御紹介でお電話しました。」と言われたそうです。
うまく会話の中から誘導されたのだと思います。
そこで、美智子妃殿下の写真集を買ったのでしょう。
次に届いた本は、ご本人が「買った覚えがないのよ。」と言って自分で梱包し、送り返したそうです。
今回はたぶん、最初から物は贈らずにお金だけ請求してきたものと思われます。
あまりに悪質です。
娘さんには、その会社の名前で他にも被害がないか消費者センターへ連絡するように言いました。
娘さんは早速消費者センターへ連絡したのですが、なんと「個人情報があるので、その会社で被害があったかどうかを教えられません。今後は周囲で気を付けてください。」といわれたとか・・・
消費者センターってそんなもん??
そういう事教えてくれないのは、被害が拡大するんじゃないの??
でも、まああきらかに詐欺商法である事がわかったので、お金は払わないように言いました。
そして、また電話がかかったら「消費者センターと警察に連絡しましたので、相談中です。」と言うように伝えました。
御本人にも、実はそういう事だったと伝えると、さすがに怖がって、「もう二度と通販を勝手にしない。」と約束してくれたそうです。
結局そういう名簿が出回っているわけなので、電話番後も取り換える事になり、地域包括センターと区の高齢担当にも連絡しました。
地域ケアプラのスタッフが、消費者センターの人と会う予定があるので、消費者センターの対応についても話を聴いてもらうことになりました。
こういう話は、本当に頭にきますね。
時々耳にしますが、お年寄りは「皇室」と言う言葉にとても弱いです。
そういう時代に育ってきていますから、それらしく進められれば、買ってしまうかもしれません。
気がついた時には、クーリングオフの時を過ぎていたり、返金を希望しても、いちいち面倒くさく認知症の証明が必要だったりしますし、この会社のように住所もわからなければどうにもなりません。
きっと、泣き寝入りしてしまう人もたくさんいるんでしょうね。
何とか、こういう業者を摘発できないものでしょうか。
さっそくうちのおじいちゃんにも、気を付けるようにいいました。
皆様も、周りのお年寄りが、変なもの買わされていないか注意して下さいね。
とてもお元気で、毎日せっせと出かけては同じものを何度も買ってきたり、いろんなものをお部屋の中にため込んで、涼しい顔をしています。
以前はおしゃれで室内のレイアウトにも気を使っていて、お料理もちゃんと作っていたそうですが、今では掃除も料理もほとんどしなくなり、一人暮らしの家の中はどこも荷物であふれかえっています。
仕事をしながら、毎日食事を届けていた娘さんも、さすがに参っていしまって、職場の人からの御紹介で、私のところへ相談のご連絡を頂きました。
Yさんは、おしゃべりも大好きで、初めて伺った時もきれいにお化粧をして、御挨拶も応対も自然で、一見しては特に問題はないようにおもえます。
・・が、お話しをしているうちに、やはりいろんな事がわからなくなっているようで、それを取り繕うためにまた妙な言い訳をしたりしていました。
特に困っている事の中に、通販でもいろんなものを買ってしまい、それを忘れてしまったり、またお金を払うのを忘れてしまったりすると言う事でした。
一人で暮らしているので、いつどんな形で購入しているのかがわからず、気がつけば御家族が返品したりもしたそうですが、なかなか追いつかない状況でした。
そんなYさんの娘さんから今日電話がありました。
「ちょっとまた、困ったことが起きてしまって。どうしましょう?!」
わけを聴くと、初めてのデイサービスに送り出した後、室内をかたずけていたいたら、一本の電話が。
「3月の30日に発送した本の料金が振り込まれていません。早く振りこんで下さい。」と言うものでした。
娘さんはびっくりして、その本を探したそうですが、いくら探してもありません。
業者の言うシリアルナンバーの付いた箱の中には、同じ皇室関係の写真集があったそうですが、それはすでに払い込まれているものだそうです。
そこで私に連絡をしてきたのです。
私もいろいろ調べました。
その会社Tの名前でネット検索をしていたら、同じ名前で高級会員クラブはあるものの、通販はやっていません。
が、同じ名前で全くの別会社があることがわかりました。
どなたかのブログでしたが「T社は、一人ぐらしの老人に勝手に商品を送りつけて、お金を巻き上げる詐欺商法の会社である。」と書いてあり「架空の住所まで書いてあり、そこには会社は実在しない。」というものでした。
「これだ!」とおもい娘さんに電話し、その会社の住所を確認すると、やはり同じでした。
ネットで検索すると「該当する住所はありません。」と出ます。
最初の電話勧誘の時、「Yさんの恩師の○○さんの御紹介でお電話しました。」と言われたそうです。
うまく会話の中から誘導されたのだと思います。
そこで、美智子妃殿下の写真集を買ったのでしょう。
次に届いた本は、ご本人が「買った覚えがないのよ。」と言って自分で梱包し、送り返したそうです。
今回はたぶん、最初から物は贈らずにお金だけ請求してきたものと思われます。
あまりに悪質です。
娘さんには、その会社の名前で他にも被害がないか消費者センターへ連絡するように言いました。
娘さんは早速消費者センターへ連絡したのですが、なんと「個人情報があるので、その会社で被害があったかどうかを教えられません。今後は周囲で気を付けてください。」といわれたとか・・・
消費者センターってそんなもん??
そういう事教えてくれないのは、被害が拡大するんじゃないの??
でも、まああきらかに詐欺商法である事がわかったので、お金は払わないように言いました。
そして、また電話がかかったら「消費者センターと警察に連絡しましたので、相談中です。」と言うように伝えました。
御本人にも、実はそういう事だったと伝えると、さすがに怖がって、「もう二度と通販を勝手にしない。」と約束してくれたそうです。
結局そういう名簿が出回っているわけなので、電話番後も取り換える事になり、地域包括センターと区の高齢担当にも連絡しました。
地域ケアプラのスタッフが、消費者センターの人と会う予定があるので、消費者センターの対応についても話を聴いてもらうことになりました。
こういう話は、本当に頭にきますね。
時々耳にしますが、お年寄りは「皇室」と言う言葉にとても弱いです。
そういう時代に育ってきていますから、それらしく進められれば、買ってしまうかもしれません。
気がついた時には、クーリングオフの時を過ぎていたり、返金を希望しても、いちいち面倒くさく認知症の証明が必要だったりしますし、この会社のように住所もわからなければどうにもなりません。
きっと、泣き寝入りしてしまう人もたくさんいるんでしょうね。
何とか、こういう業者を摘発できないものでしょうか。
さっそくうちのおじいちゃんにも、気を付けるようにいいました。
皆様も、周りのお年寄りが、変なもの買わされていないか注意して下さいね。