介護保険を新規申請したあとは、結果が出るまで恐る恐るサービスを導入するのは、周知の事実ですが、あるていど病院連携室やこちらサイドで予測をたててはいます。
うちの事業所は、マンパワー的に予防のプランは受けていないので、当然病院連携室も「この患者さんは、まず介護度が付くはず。」という予測の上に、うちのステーションにケアマネごと振ってくることが通常です。
もちろん、こちらでも退院前の訪問をしたり、状況を聴いたりして、介護度はつくだろうと思ってお受けするわけですが、どうもこの頃予測がずれることが多いので、現場は本当に困ってしまいます。
問題は、介護保険の調査内容は、病状ではなく機能障害や認知を主に審査されるので、末期癌や神経難病等のように、急激に進行したり、本当はとてもできる状態じゃないのに、命を削るように頑張ってしまう方の状況を読まないし、急激な進行で調査日の半月後にはほとんど動けなくなっているだろうと言う事を予想はしてくれない(調査員によっては予測できない)と言う事です。
今年に入って、独居、自由人、末期がんの腹水パンパンの患者さんが、病棟で車椅子で調査されたにもかかわらず、支援1に出てしまい、途中で包括支援センターにケアマネが変わったことで、関係が壊れてしまい訪問が継続できなくなりました。
もう一人は、ALSにもかかわらず、四肢の障害よりも呼吸障害が先行している為、室内のADLが何とか出来ているだけで、やはり支援1が出てしまい、この方もケアマネが包括と行ったり来たりで、かなり混乱してしまいました。すぐに区変をかけ、先日やっと介護2が出てこちらで一括して動くことが出来るようになりましたが、ご利用者さんにとっても、担当ケアマネにしても、とても混乱してしまいます。
そして、今日も黄疸と食事量の低下があり、末期がんの診断で室内移動もふらつく患者さんが、1次審査で非該当に近い支援1になっているとの情報があり、どこでこんなことになってしまうのだろうかと、うなってしまいました。
たしかに、麻痺があるわけでも、拘縮があるわけでもなく、今のところトイレくらいは自分で行けます。
が、病状は終末期、それも強い黄疸もあるし、足元を見れば浮腫も出始めています。
トイレの帰りも肩で息をしていますし、医療関係者であれば、一目見て、少し話を聞けば4週間先の予測はつくと思うのです。
だいぶ以前、ターミナルの方に関しては、1週間、2週間で病状が変化していくので、認定結果が出るころに妥当な介護度が付くような配慮をお願いしていて、少なくとも1が出ることが多かったと思うのですが、このところその辺の配慮がされているのかどうか・・。
自分の審査会であれば、その辺の予測はしているつもりですが、調査内容に特記されなければ、よほど医師がきちんと予後予測まで書いてくれないと、審査会でもそのままスルーされてしまうのかもしれませんね。
こういう状況で、怪しいと思った場合は、ケアマネとの連携で、介護保険課への状況の変化や予測事項を伝えて、審査会の段階で修正することも可能ですが、時すでに遅しのこともあります。
とにかく、進行性の病気である場合や、重症度の高い病気に関しては、今だけでなく介護度が出るころの予測を立てられる調査員のかたに、最初の調査をお願いしたいなと思います。
今回の3人に関しては、どうして支援1なのかは、全く理解できない状況でした。
末期癌、全身の黄疸、食事量の著しい減少・・
歩けるけれど、夜間に起こる呼吸困難と疲労感・・
一目でわかる腹水貯留・・
これだけでも、ある程度の予測はたつと思うのだけれど。
とにかく、早い段階で介護保険課との連携を取るのも、タイミングが大事ですね。
ところで今日は夕方から、めぐみ在宅クリニックの業務拡大に伴う、連携ステーションとの連携会議がありました。
近隣のステーション泉区・戸塚区・旭区・隣の大和市・座間市のステーションまで集まって来たのには驚きました。
瀬谷区内のステーションも2カ所を除いて複数の出席でしたし、ケアマネ事業所もあり、小規模多機能もあり、なかなかの出席率でした。
内容は今までの反省を踏まえて、今後どのように連携を取組んでいこうかと言う事で、かなり厳しいご意見もあり、めぐみ在宅にとっても、みんなの声を聴くいい機会だったと思います。
そんなわけで、今日も帰りは遅くなり、いつになったら穏やかで心安らぐ日々が訪れるのだろうかと、青い海に思いを馳せつつ眠ります。
本当のことを言えば、このブログの更新自体、最近ではかなりしんどくなっているのも事実で、今は家族のことでも目いっぱいだし、仕事のこともやとわれママの苦しい状況だし、いろんなことで自分自身が押しつぶされないようにするので、精いっぱいの状況です。
なにより・・
何を置いても、何と思われようと、私は私の家族を守らないといけないのです。
波にさらわれ、忘れられた片方だけのビーチサンダルが、波間で漂い、時に沈み、時にぽっかりと水面に顔を出すように、私の愛する家族がゆらゆらと揺れているのを、見失わないようにしなければならないです。
だから、更新したりあちこちいじったりすることが、しばらくは難しいかもしれません。
出来るときだけ、更新していきます。
これから一山も二山も越えて、もっとパワフルな気持ちでパソコンに向かう事が出来るように、もうちょと、もうちょっと私も頑張らなくては。
うちの事業所は、マンパワー的に予防のプランは受けていないので、当然病院連携室も「この患者さんは、まず介護度が付くはず。」という予測の上に、うちのステーションにケアマネごと振ってくることが通常です。
もちろん、こちらでも退院前の訪問をしたり、状況を聴いたりして、介護度はつくだろうと思ってお受けするわけですが、どうもこの頃予測がずれることが多いので、現場は本当に困ってしまいます。
問題は、介護保険の調査内容は、病状ではなく機能障害や認知を主に審査されるので、末期癌や神経難病等のように、急激に進行したり、本当はとてもできる状態じゃないのに、命を削るように頑張ってしまう方の状況を読まないし、急激な進行で調査日の半月後にはほとんど動けなくなっているだろうと言う事を予想はしてくれない(調査員によっては予測できない)と言う事です。
今年に入って、独居、自由人、末期がんの腹水パンパンの患者さんが、病棟で車椅子で調査されたにもかかわらず、支援1に出てしまい、途中で包括支援センターにケアマネが変わったことで、関係が壊れてしまい訪問が継続できなくなりました。
もう一人は、ALSにもかかわらず、四肢の障害よりも呼吸障害が先行している為、室内のADLが何とか出来ているだけで、やはり支援1が出てしまい、この方もケアマネが包括と行ったり来たりで、かなり混乱してしまいました。すぐに区変をかけ、先日やっと介護2が出てこちらで一括して動くことが出来るようになりましたが、ご利用者さんにとっても、担当ケアマネにしても、とても混乱してしまいます。
そして、今日も黄疸と食事量の低下があり、末期がんの診断で室内移動もふらつく患者さんが、1次審査で非該当に近い支援1になっているとの情報があり、どこでこんなことになってしまうのだろうかと、うなってしまいました。
たしかに、麻痺があるわけでも、拘縮があるわけでもなく、今のところトイレくらいは自分で行けます。
が、病状は終末期、それも強い黄疸もあるし、足元を見れば浮腫も出始めています。
トイレの帰りも肩で息をしていますし、医療関係者であれば、一目見て、少し話を聞けば4週間先の予測はつくと思うのです。
だいぶ以前、ターミナルの方に関しては、1週間、2週間で病状が変化していくので、認定結果が出るころに妥当な介護度が付くような配慮をお願いしていて、少なくとも1が出ることが多かったと思うのですが、このところその辺の配慮がされているのかどうか・・。
自分の審査会であれば、その辺の予測はしているつもりですが、調査内容に特記されなければ、よほど医師がきちんと予後予測まで書いてくれないと、審査会でもそのままスルーされてしまうのかもしれませんね。
こういう状況で、怪しいと思った場合は、ケアマネとの連携で、介護保険課への状況の変化や予測事項を伝えて、審査会の段階で修正することも可能ですが、時すでに遅しのこともあります。
とにかく、進行性の病気である場合や、重症度の高い病気に関しては、今だけでなく介護度が出るころの予測を立てられる調査員のかたに、最初の調査をお願いしたいなと思います。
今回の3人に関しては、どうして支援1なのかは、全く理解できない状況でした。
末期癌、全身の黄疸、食事量の著しい減少・・
歩けるけれど、夜間に起こる呼吸困難と疲労感・・
一目でわかる腹水貯留・・
これだけでも、ある程度の予測はたつと思うのだけれど。
とにかく、早い段階で介護保険課との連携を取るのも、タイミングが大事ですね。
ところで今日は夕方から、めぐみ在宅クリニックの業務拡大に伴う、連携ステーションとの連携会議がありました。
近隣のステーション泉区・戸塚区・旭区・隣の大和市・座間市のステーションまで集まって来たのには驚きました。
瀬谷区内のステーションも2カ所を除いて複数の出席でしたし、ケアマネ事業所もあり、小規模多機能もあり、なかなかの出席率でした。
内容は今までの反省を踏まえて、今後どのように連携を取組んでいこうかと言う事で、かなり厳しいご意見もあり、めぐみ在宅にとっても、みんなの声を聴くいい機会だったと思います。
そんなわけで、今日も帰りは遅くなり、いつになったら穏やかで心安らぐ日々が訪れるのだろうかと、青い海に思いを馳せつつ眠ります。
本当のことを言えば、このブログの更新自体、最近ではかなりしんどくなっているのも事実で、今は家族のことでも目いっぱいだし、仕事のこともやとわれママの苦しい状況だし、いろんなことで自分自身が押しつぶされないようにするので、精いっぱいの状況です。
なにより・・
何を置いても、何と思われようと、私は私の家族を守らないといけないのです。
波にさらわれ、忘れられた片方だけのビーチサンダルが、波間で漂い、時に沈み、時にぽっかりと水面に顔を出すように、私の愛する家族がゆらゆらと揺れているのを、見失わないようにしなければならないです。
だから、更新したりあちこちいじったりすることが、しばらくは難しいかもしれません。
出来るときだけ、更新していきます。
これから一山も二山も越えて、もっとパワフルな気持ちでパソコンに向かう事が出来るように、もうちょと、もうちょっと私も頑張らなくては。