4日まで緊急当番でしたが、なんと緊急電話はブルンともせず、4日の訪問でも、皆さんとても落ち着いていました。
先週末までに、何人かの患者さんをお見送りしたので、お休みに入ってからは、うそのように静かです。
がん性の腸閉塞で衰弱されていたAさんは、病院に行くなら今しかないと言うところで、在宅の意思を決められて、小澤先生にお繫ぎしたとたん、びっくりするほど元気を取り戻したので、しばし安心です。
本当に、小澤マジックには毎回驚かされます。
確かに、ステロイドの使い方や、予測指示、疼痛コントロールが上手なことはわかっているのですが・・。
在宅に居たいという方にとって、「ここにいていいんだ。安心して家で過ごせるんだ。」と言う安心感と、話を聞いてくれる先生がいるという信頼が、しばしの間でも元気をもたらしてくれるんでしょうね。
私たちは、後はそっと寄り添うだけ。
ここまでくれば、ご家族もどっしりと腹を据えて「大丈夫ですか?」と電話を入れても「今日は大丈夫そう。見ていられます」と言う言葉が返ってきます。
とはいえ、いくら私たちが、「このご家族ならお看取りまでできそう」と思っても、無理強いはできません。
やはり、いろんな選択肢をご紹介しておく中で、病状の変化に伴って、そのつどご相談に乗りながら、タイミングが合えば、うまくお繫ぎすることができるわけで、
全部が全部ご希望がかなうわけではないのです。
いつか口腔内の出血で、私が口の中の出血部位を指で押さえている間、その私の手を気丈にもさらに下から支えようとした、あのかっこいいおばあちゃんが、連休直前になくなりました。
彼女は、日に日に増大する口腔内の腫瘍のため、息ができなくなるという不安が強くなり入院されていましたが。
時々担当だった看護師が様子を見に行くたびに、「家に帰りたい」と言っていたそうですが、衰弱が激しくなるにつれ、その言葉は聴かれなくなりました。
娘さんから訃報の電話があり、亡くなる前日に「訪問看護師さんとヘルパーさんには、本当に世話になった。ありがたかった。よくお礼を言っといてくれ」とはっきり言われたとお礼の電話をいただきました。
家で見送ってあげられなかったけれど、窒息の恐怖はどんなに怖かったかと思うと、おばあちゃんは病院でよかったんだと思います。
もう一人、やはり就労中の家族に迷惑をかけたくないと入院を選ばれた、Hおばあちゃんも、4日の日に病院で旅立たれました。
二人とも、ホスピス待ちでしたが、ホスピス病棟に上がる前に逝ってしまいました。ケアマネも兼任で2年も見てきた担当は、やはり寂しそうでした。
でも、お二人とも2年以上のお付き合いでしたから、スタッフ全員、そのあっぱれな生き様は心に焼き付いて忘れません。
残すところ、あと一日でゴールデンウィークもおしまいです。
また、いつもの毎日が始まるのです。
連休明けに退院予定の新患さんもいます。
何より、ご主人の転勤で長野に越してしまうスタッフの事が心配です。
患者さんの引継ぎもあるし・・・
お休み明けは、身体がペースを取り戻すのに時間がかかります。
がんばらないとね!
ちなみに、写真は我が家のモッコウバラと、なぞの花です。
なんていう名前の花か、忘れてしまいました。とほほ・・
先週末までに、何人かの患者さんをお見送りしたので、お休みに入ってからは、うそのように静かです。
がん性の腸閉塞で衰弱されていたAさんは、病院に行くなら今しかないと言うところで、在宅の意思を決められて、小澤先生にお繫ぎしたとたん、びっくりするほど元気を取り戻したので、しばし安心です。
本当に、小澤マジックには毎回驚かされます。
確かに、ステロイドの使い方や、予測指示、疼痛コントロールが上手なことはわかっているのですが・・。
在宅に居たいという方にとって、「ここにいていいんだ。安心して家で過ごせるんだ。」と言う安心感と、話を聞いてくれる先生がいるという信頼が、しばしの間でも元気をもたらしてくれるんでしょうね。
私たちは、後はそっと寄り添うだけ。
ここまでくれば、ご家族もどっしりと腹を据えて「大丈夫ですか?」と電話を入れても「今日は大丈夫そう。見ていられます」と言う言葉が返ってきます。
とはいえ、いくら私たちが、「このご家族ならお看取りまでできそう」と思っても、無理強いはできません。
やはり、いろんな選択肢をご紹介しておく中で、病状の変化に伴って、そのつどご相談に乗りながら、タイミングが合えば、うまくお繫ぎすることができるわけで、
全部が全部ご希望がかなうわけではないのです。
いつか口腔内の出血で、私が口の中の出血部位を指で押さえている間、その私の手を気丈にもさらに下から支えようとした、あのかっこいいおばあちゃんが、連休直前になくなりました。
彼女は、日に日に増大する口腔内の腫瘍のため、息ができなくなるという不安が強くなり入院されていましたが。
時々担当だった看護師が様子を見に行くたびに、「家に帰りたい」と言っていたそうですが、衰弱が激しくなるにつれ、その言葉は聴かれなくなりました。
娘さんから訃報の電話があり、亡くなる前日に「訪問看護師さんとヘルパーさんには、本当に世話になった。ありがたかった。よくお礼を言っといてくれ」とはっきり言われたとお礼の電話をいただきました。
家で見送ってあげられなかったけれど、窒息の恐怖はどんなに怖かったかと思うと、おばあちゃんは病院でよかったんだと思います。
もう一人、やはり就労中の家族に迷惑をかけたくないと入院を選ばれた、Hおばあちゃんも、4日の日に病院で旅立たれました。
二人とも、ホスピス待ちでしたが、ホスピス病棟に上がる前に逝ってしまいました。ケアマネも兼任で2年も見てきた担当は、やはり寂しそうでした。
でも、お二人とも2年以上のお付き合いでしたから、スタッフ全員、そのあっぱれな生き様は心に焼き付いて忘れません。
残すところ、あと一日でゴールデンウィークもおしまいです。
また、いつもの毎日が始まるのです。
連休明けに退院予定の新患さんもいます。
何より、ご主人の転勤で長野に越してしまうスタッフの事が心配です。
患者さんの引継ぎもあるし・・・
お休み明けは、身体がペースを取り戻すのに時間がかかります。
がんばらないとね!
ちなみに、写真は我が家のモッコウバラと、なぞの花です。
なんていう名前の花か、忘れてしまいました。とほほ・・