後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

富士山一周

2013年02月09日 | 名勝巡り

先日富士山をぐるり一周するツアーに行って来た。

コース
  長野6:40───{中央高速一宮御坂IC───河口湖(大石公園)───花の都公園(山中湖村山中地籍)───山中湖湖畔───
  御殿場美華ガーデン(国道138号乙女峠登り口)───東名高速駒門PA───沼津市内食事所「愛鷹路伊豆海」(昼食)───
  朝霧高原道の駅───高速甲府南IC} ───長野19:30

2月1日がツアー予定日だが、天気が良くなければ意味がないので、予報に頼る事にした。1月31日朝の予報では31日が青天、2月1日も晴後夕方から曇りだったので、31日急遽申し込んだ。

参加者は28人男女半々程度か、特に男性は富士山の写真が狙いのようで、カメラ通の方と見受けられた。添乗員によると当初申し込みも少なく小型バス程度、其の後申し込みが増え始め中型バスで決定していた所、間近になって急に参加者増大、大型バスに急遽変更したそうだ。

予報通り青天に恵まれ、河口湖・花の都公園・山中湖でそれぞれ20分程度散策、12時過ぎ御殿場美華ガーデンに到着した。この頃富士山に雲がかかり始めていた。駒門PAには13時半頃到着着、雲が多くなって来たようだった。13時前沼津市食事所「伊豆海」に到着したときには、曇り空となり富士山も見えなくなっていた。予想より早く崩れてしまった。14時「伊豆海」を出発、最後の朝霧高源に向かう。朝霧高原の道の駅では富士山は全く雲の中であったが止むをえない。5か所の内4か所(河口湖・花の都公園・山中湖・美華ガーデン)で見れたので良とした。朝霧高原を16時半出発予定より早く17時前に長野に帰着した。

           

     河口湖は逆光で素人には上手く撮れない。薄氷やさざなみ波があって
    逆さ富士が映っていなかったのは残念だった。上の左は手前が大石公
    園のラベンダー、右も公園のラベンダーである。
     

 

         

    花の都公園からの富士山。花の都公園は富士山に一番近い高原リゾー
   ト山中湖村にある観光施設。4月中旬から10中旬まで春のチュウリップ
   から秋のコスモスと10種類の花が楽しめるが今は雪の下、上の2枚の
   下側部分は春から花の絨毯になる
のだろう。
   

 

                

      山中湖の富士山、さざなみ湖面に映る逆さ富士。(鴨が泳いでいた)                     

 

 

 

    

    御殿場ICから乙女峠への国道138号線沿線にある、御殿場
   美華ガーデンから見た御殿場市街地に聳える富士山。

    美華ガーデンはホテル経営の美華グループのドライブイン。      

  

           

     東名高速「駒門PA」からの富士山で東名高速道路の中では1番大きく見
   える所だそうだ。このPA に富士山から浸み込んだ涌水がある。自由に飲
   んだり汲み込むことが出来る。飲んでみたが特段と美味しいのかどうか
   解ら無かった。    

 


那須高原

2012年11月09日 | 名勝巡り

先日日帰りバスツアーで那須高原へ行って来た。工程は次の通り。

  長野駅東口───那須温泉神社───賽の河原(殺生石)───那須高原那須休暇村レストランで昼食───
  那須高原ゴンドラ山麓駅───山頂駅「五葉ツツジ群生地」山頂駅───ゴンドラ山麓駅───長野駅東口

6時40分長野駅東口を出発、那須御用邸(広大な敷地のおよそ半分が一般に開放されている)の脇を通り、11時頃那須温泉神社に着く。解放された那須御用邸は何れ訪れたいと思う。

ツアーの案内によれば温泉神社は「ゆぜん神社」と読み、那須温泉発祥の地で、奈良時代温泉の場所を教えてくれた
”ゆぜんさま”を祀るために建立したとある。神社発行の神社略記では {狩ノ三郎行広が現在の元湯付近で白髪の老翁が「我は温泉の神なり汝が追いし鹿は谷間の温泉に手負いを癒さんがため浴しており、汝万民の病苦を救うべし」と言い消え去った。三郎鹿を射止め、温泉を発見して神社を建立したとある。

境内社の「見立神社」が三郎の創建で「天児屋根命」を祀り、後年温泉発見の功により狩野三郎行広合祀される。昭和二九年温泉神社と合併、境内社となった。}とある。

温泉神社の祭神は 大己貴命・少彦名命・誉田別命 である。

                                       
             温泉神社本殿                         見立神社           見立神社本殿

源平合戦で有名な那須余市一 と温泉神社の 関係は 「南無八幡大菩薩、別しては我が国の神明、那須温泉大明神、願わくはあの扇の真ん中射させてたば せ給え………」と
屋島で祈り、凱旋の後その神恩の深いことを謝して、大社殿を寄進した。

   左の写真は温泉神社の御神木で「生きる」と命名されている。
    樹齢推定800年の「ミズナラ」である。

    

 

 

 

    
 温泉神社参詣後近くの湯川ぞいに荒涼とした「賽の河原」とよばれる所に行った。ここに栃木県指定文化財・史跡「殺生石」がある。

 

                                                                 

   左が殺生石のあるところの写真で「九尾の狐伝説」にまつわる名所旧跡だ。

  この伝説とは、概略次のようだ。
  「九尾の狐が中国の王の后に化けて悪行を尽くし、ある夜突然
  姿を消 した。数百年後日本に渡り、人の世を滅ぼそうと企ん
  が陰陽師に正体を見破られ、那須野へと飛び去り悪事を続け
  た。それを知った朝廷の勅命により鏑矢で射とめられ、巨大な
  毒石に姿を変えた。その後も村人に害を及ぼし続け、それを聞   いた名僧・玄翁和尚による一括で石は三つ別れ、その一つが
  この地に残った」

                                  
                      賽の河原ー殺生石から望む                      賽の河原ー正面が殺生石のある場所

                                                                                                                                                                                                                                                                                        
         
  教伝と云うのは、親不幸な坊さんの名で、ここで仏罰で火の海
 地獄に堕ちたのだそうです。そのことから、親の恩を忘れないよ
 う「教伝地蔵」を建て、さらに千体(数多く)の地蔵を建てて祀った
 のだそうです。

                             千体(数多く)の地蔵 

賽の河原を後に休暇村に向かいレストランで昼食、美味しいヘルシーな料理で紅葉の季節かお客も多かった。
昼食後ゴンドラノの山麓駅に向かう。13時過ぎ到着ゴンドラに乗り山頂へ、一時間程五葉ツツジ群生地の遊歩道を散策する。

五葉ツツジはシロヤシロの別名で枝先に5枚の葉が輪生状に付くくことから五葉ツツジと呼ばれている。

敬宮愛子内親王のお印としてシロヤシロの花が用いられている(公式表記は「ゴヨウツツジ」)

標高も高く紅葉は終わりに近かったが、眼科の展望は紅葉に染まった山々が綺麗だった。ゴンドラ乗り場付近には秋には珍しいヒマワリが咲いていた。小さな花でゴンドラからはタンポポのように見えた。

他にブナ遊歩道・山ゆり遊歩道があるが時間が無く廻れなかった。

     
            ゴンドラから ヒマワリ                             ゴ ン ド ラ

   
       遊歩道の  五葉ツツジとブナ林                   ゴンドラ山頂駅展望台からの ブナ林                          

            

                
           遊 歩 道 で の 紅 葉

   ゴンドラ中間点付近から見た 紅 葉                

 遊歩道の範囲は約3万坪の五葉ツツジの群生・ブナの林の他、ヤマタイミンガサ(山大明傘)・ツクバネソウ(衝羽根草)
 が殖生・マイズルソウが群生しており、また広範囲が雪笹に覆われている。

15時30分ゴンドラ山麓駅を出発一路帰途につき、20時頃長野駅東口に到着した。

 

  


長野市保存樹(古樹)巡り

2012年11月05日 | 名勝巡り

29日(月)長野市公園緑地課主催の市内保存樹(古樹)巡りに参加した。
市役所のバスで市職員2名の他樹木医の専門家お二人に案内説明して頂いた。見学した保存樹は市内若里の市村神社の保存樹林・中条日下野字臥雲の三本杉・中条日下野字天神平の杉の三か所である。三か所共初めて見聞きする処である。

1.市村神社
  境内にクヌギ・エンジュ・ヤマモミジ・ハルニレ・スギ・サクラがある。
  H11年境内の樹木が樹林160号で保存樹林に指定されている。古樹では無いが法律・市条例の基準に基き指定さ
  れている。

                  
            神社入り口にあるケヤキ                古木が枯れ新芽が出ている

2.中条日下野字臥雲の三本杉
  弘化の地震(善光寺地震)で、3本の杉が根こそぎ立つたまま臥雲院という寺院の下方に流れて、斜めのまま根ずいた
  という。 樹齢600年とされる三本杉が斜めにたったままの姿で立っており市の指定文化財になっている。

                                  
                     
          幹は斜めに立っており真ん中の杉は後年生育したため垂直である 
                    臥   雲   の   三   本   杉

3.中条日下野字天神平のスギ
  

        左の写真は日下野のスギで 県指定天然記念物である

        日下野のスギは、樹勢の整ったスギ野大木として県内でも優れたものの
     一つである。目通り幹周は11.4メートルで、4メートル上方で大小二幹に分岐
     し、何れも真っすぐに立って高さは40メートルにも達し、樹勢も盛んである。
     通称神代杉とよばれ、樹齢は1,300年とも2,000年共言われている。

     スギは各地によく育ち、名木・老樹・巨木と伝わるものの極めて多い。
     国の天然記念物に指定されているものは、全国で50 件に及んでいる。
     長野県のものは、下伊那郡根羽村の月瀬の大スギ1件である。

 

 

 

 

 

  数年前授精が弱り、案内の樹木医に診断を依頼された。診断野結果、幹の裏側
  (上の写真の裏側)に熊と思われる動物の引っ掻き傷と、蜂の巣があってこれが
  原因と推察された。蜂の巣の除去、搔き傷の修復、枝払いなど姿勢を整え養生を
  施した。現在樹勢の盛んなのもこの変にあるのだろう。

  左の写真の真ん中の丸い穴が蜂の巣の後で、黒い所が熊の引っ掻き傷の後だそ
  うだ。

  

 

                                              


日高市巾着田(彼岸花)&小江戸川越

2012年10月07日 | 名勝巡り

先日、日高市巾着田(彼岸花の群生地)と川越へ行って来た。小江戸と言われる川越は、以前七福神巡りで行ったことがあるが,今回は自由行動なので、前回廻れなかった川越城本丸御殿を見学、三芳野神社・氷川神社を参詣した。

ツアーの資料によれば、巾着田は高麗川の蛇行により、巾着袋に良く似た地形が出来て「巾着田」呼ばれることになった。直径500m、面積約22ha高麗川に囲まれた平地には彼岸花の他、コスモスも咲き乱れているという。

巾着田は観光バス40~50 台が駐車しており、自家用車も多数、おおおぜいの観光客で賑わっていた。彼岸花(曼珠沙華)は早咲きの区域で六~七分咲き遅咲き、遅咲きの区域で四~五分咲き程度か例年より遅れているそうだ。およそ5.5haの群生地に咲く綺麗な彼岸花を見る事が出来た。満開になれば彼岸花の群生地は一面が真紅に染まり、赤い絨毯を敷き詰めたようになるのだろう。 

                                  

      

                                                                                                                                                        

                            

アマチュア 写真家と思われる方々が熱心に撮影していた。
 此処の彼岸花は高麗川の氾濫により上流から種子や根株が流れれ自然に発芽、群生したのだそうだ  

 

 

 

彼岸花群生地の横、約2haの畑にコスモスが群生していた。多分観光用に育成したものだろうと思われる。ほぼ5分だった。

                        
     広いコスモスの群生地                            開花していたコスモス

コスモス群生地の端に、最近植生したと思われる初めて見る「アマグリナム」とい花が80~100坪程植わっていた。ヒガンバナ科の球根植物でホンアマリリスとクリナムの交配種だそうだ。 

    

    ホンアマリリスの交配種なのでアマリリスに良く似ていいる。
    ヒガンバナ科であることから, 観光用に植えたのだろう。

      立ち入り禁止となっており近づけずクローズアップ撮影出来な
     かった。
       

 

   

 子江戸川越は観光客が多い。お菓子横町と蔵通りは老若男女で賑わっていた。今回は川越城本丸御殿をメインに散策した。
案内のパンフレットによれば川越城は1457年大田道真・道灌 父子等により築城、1639年拡張整備、本丸・二の丸・三の丸・追手曲輪・新曲輪・3つの櫓・13の門からなる、9万9千坪余りの巨大な城郭であった。明治になり多くの建物は移築・解体され、本丸御殿は廃藩置県による入間県の県庁の庁舎として利用された。大正7年煙草工場、昭和8年武道場「初雁武徳殿」、戦後市立中学校の仮庁舎として使われ、その後再び武道場となった。昭和42年間取りの復元など大規模な修理工事を行い現在に至っている。

                 
         川 越 城 郭 図                 川越城本丸(城主の住まい・城主の政務場所・家臣たちの常駐場所)

本丸御殿の横には三芳野神社があって童謡「とうりゃんせ」発祥の地だそうだ。参詣後本丸御殿のバス乗り場に、丁度市内名勝を
廻る乗合バスがあったので乗ってみた。驚いた事に運転手が要所要所で観光案内をしてくれ、観光バス並であった。童謡「とうりゃんせ」発祥地の説明では歌まで歌って、歌詞の一節「天神様の細道だ」の天神様は三芳神社で、そこへ行く細道の事であるなど、歌詞の言われを語ってくれた。又氷川神社の説明では興味をひかれたので、氷川神社停留所で下車し参詣した。

               
                     三 芳 野 神 社                             氷 川 神 社


                   
           氷川神社の大鳥居                             大鳥居の説明高札

          
      氷川神社境内にあった柿本人麻呂神社。 小さな神社で何故ここに祭られているか不明。
    
    wikipedia百科事典では柿本神社は各地にあるが、県社など大きいのは島根県益田市高津町の柿本神社と、兵庫県明石市人丸町の柿本神社である。                    


御岳山ハイキング

2012年08月28日 | 名勝巡り

先日梅市の富士見公園レンゲショウマ群生地・御岳神社・御岳山ロックガーデンに行って来た。コースは以下。

    長野駅東口からバス──────御岳登山鉄道ケーブルカー滝本駅 ──────御岳山駅────────            

     レンゲショウマ群生地 ────── 富士見園地・産安社 ──────武蔵御嶽神社──────長   尾  平─────
  
    御岳山ロックガーデン──────ケーブルカー御岳山駅──────滝本駅からバス──────長野駅東口  
  
 レンゲショウマは6分咲き程度か私は初めて見る可憐な花である。満開になれば群生地も綺麗になるのだろう。青梅市の
 観光スポットか大勢のハイカーがおり、狭い遊歩道では大勢のカメラマンが撮影に訪れていた。

      
          レンゲショウマの群生地                              レンゲショウマ
       
             
             レンゲショウマ                             

  レンゲショウマ群生地を登った所が富士見園地園地、園地というほどの所でもなく、展望台からもで見える筈の都心も霞ん
   で見えない。その一角に御嶽神社の摂社、産安社がある。縁結び・安産・子宝 の神様で廻りにそれぞれの神木がある。              

         
                    安    産    杉                             夫  婦  杉                                                                                    

                                               
                             子       授        橧 

産安神社から御岳神社に向かい、売店の並ぶ参道の手前に、国の天然記念物に指定されている推定樹齢1,000年の神大ケヤキがある。売店が並ぶ参道から250段の階段を登りつめると、武蔵御嶽神社があり御岳山頂(929m)でもある。山頂では東京都心まで見える眺めの良い所の筈であるが、霞んでおり残念ながら展望は良くなかった。

Wikipediaによれば祭神は櫛真智命・大己貴命・少彦名命・安閑天皇・日本武尊で主祭神は櫛真智命である。
又、玉垣内には、二柱社・八柱社・神明社・北野社・巨福社・大口真神社・常磐堅磐社・皇御孫命社・東照社 の摂社がある

     
         推定樹齢1,000年の神代ケヤキ                 御嶽山神社250段の石段 

       
        石段の奥が御嶽神社拝殿                         拝殿の奥にある本殿

玉垣内の摂社

          
                              常 磐 堅 磐 社 (旧本殿)

       国指定重要美術品・東京都指定有形文化財(昭和27.11.3指定)永正8年(1511年)建立
           本殿建築として桃山様式の創建時の一間社流造銅板葺きの建造物。
           現在の本殿(明治10年)に建て替えられた際ここへ移築さた。

          
      二柱社        八柱社の名板        神明社           北野社           巨福社

      
     大口真神社        皇御孫命社        東照社

12時10分神社を出発5分で長尾平に着く。見晴らしが良いと聞いていたが全く展望は良くない。ここで弁当の昼食・休憩。
13時にロックガーデンに向け出発する。途中に「七代の滝」の滝があるが、添乗員の意見で「七代の滝」は見応えも無く、急な長い鉄ハシゴを登らねばならず、時間もかかり疲れるだけなので行かないことになった。

ロックガーデンは名の通り、苔むした岩石の中を清流が流れており「綾広いの滝」までおよそ1.5Kmである。清流の中の飛び石を渡りながら「綾広の滝」に着いた。落差10m程の滝で水量も多くは無かった。途中の休憩所で、「七代の滝」に廻った健脚の男性2人が追いついて来た。聞いて見ると全く見応えのない小さな滝で、長い鉄ハシゴを登り疲れただけだったと言う。

ここでガーデンと別れ急な坂道を 10分程登り帰路の平坦な遊歩に出る。ロープウェー御岳山駅への帰路途中に「天狗の腰掛」と呼ばれている杉の大木があった。1本の大きな枝が丁度腰掛のように曲がっている。予定通り15時10分御岳山駅に到着、ロープウェーで滝本駅に下山する。滝本駅前を15時40分ツアーバスで帰途に就いた。

       
           ロックガーデン                                ロックガーデン

      
            ロックガーデン                             ロックガーデン

           
         綾広の滝                             天狗の腰掛の杉

          
       ロープウェー登り下りのすれ違い          平均斜度22度の線路

 

 

 

 

                   

        
    

     
 

 

  


富士山五合目

2012年08月04日 | 名勝巡り

8月1日日帰りで富士山五合目とカチカチ山(天上山公園)へ行って来た。加齢でもありマイカーの長距離運転は止めているので、手取り早く旅行会社のツアーである。

甲府までは快晴で高速道の富士見町では富士山も見えたが、河口湖付近では富士さんに雲がかかり全く見えない。富士スバルラインに入ると霧の中で、五合目は雲の中全く視界が悪い。登山シーズンで駐車場は総て満車五合目の広場は登山客で混雑していた。昼食後広場の売店脇の鳥居の奥にある小御嶽神社(祭神磐長姫命)を参拝する。神社横に展望台があるが雲の中何も見えない。

その後「お中道」と呼ばれる富士さん周遊の平坦な遊歩道を、御庭と言われる所まで行こうと思い歩きだしたが、全く視界が悪く展望が望めので途中20分位で引き返した。途中シャクナゲとオンタデの群生している所があった。オンタデは初めて見る多年草で唯一の収穫であった。五合目広場に引き返しが、この頃には登山客が六号目に向かって出発しており混雑もなく遊歩道を散策する観光客だけになっていた。出発まで時間もあり登山口方面や周辺を散策時間をつぶした。

五合目を降り河口湖畔の天上山公園にロープウェイで登る。昔噺の悪いタヌキが最後に泥舟に乗せられ沈んで死んでしまう話とは別の、太宰治の「御伽草子」の中のカチカチ山である。旅行会社の案内資料によればこのカチカチ山は、タヌキである中年男が、ウサギである冷酷な美少女に夢を抱き、彼女の拒絶を理解することなく追い回し「惚れたが悪いか」の一言を残し、彼女に殺されるという物語である。見落としたが公園に「惚れたが悪いのか」と刻まれた太宰治記念碑があるという。時間があれば下りは歩いて天上山中腹に植えられている10万本のアジサイを見るのが良いのだろう。兎も角天上山からの展望は富士山に雲がかかって全く見えず残念だった。

帰途笛吹市一宮町のフルーツ農園で桃狩りをして19時長野に帰った。山の天気に恵まれず誠に残念な旅行であった。

         
     霧に包まれたロータリと売店 右奥が登山口             五合目2,305m の標柱 左の写真の右側                

          
        遊歩道お中道(御庭コース)                          お中道沿いのシャクナゲ群生地

         
           お中道沿いのオンタデ                              富士山小御嶽神社参道

         
            小御嶽神社本殿                       富士山登山口 環境庁の富士箱根伊豆国立公園
                                              富士山 富士スパルライン五合目の標識

              
    天上山公園から富士吉田市 左端富士急ハイランド                      天上山公園から河口湖
    晴天なら中央に富士山見える筈

 

 

 

 


潮来あやめ・十二橋巡り

2012年06月13日 | 名勝巡り

先日「潮来あやめ・十二橋巡り」のツアーに行って来た。天気予報を見ながら前日申し込むんだので良い旅行日和であった。28人乗りバスに参加者26人で、この種のツアーは殆ど女性と思っていたが、6名の男性グループと単独の男性が2名参加しており珍しいことだ。

十二橋巡りの船コースは常陸利根川から潮来市内に入る水路 前川の12の橋を廻るコースと常陸利根川から香取市の加藤州を通り与田浦に至る水路の12の橋を廻るコースがある。今回は後者の加藤洲コースに乗船したが、船頭さんの説明も上手く楽しめた。この加藤洲コースの水路と橋は昔の生活道路であったようで、両岸にある家の玄関は川に面しており、乗下船や水洗等が出来るようになっていた。歌にもなっている潮来花嫁は此処から乗船したようだが、現在の嫁入り舟の観光「ろ船」は前者の前川ルートの1部を廻っているようだ。

   
陸奥利根川からの加藤洲十二橋への入り口の水門            見返り橋

     
  
   川岸にあった金宝樹(1本しかなかったが、初めて見ました)         十六夜橋(後ろは水門)  黄門橋                                                                                                                                                          
  加藤洲十二橋は約400mの間に12の橋がある。
   ちなみに十二橋は水門側から  行々子(ヨシキリ)・十六夜橋・想い出橋・子育ての橋・水仙橋・見返り橋
                         勝見の橋・金宝樹の橋・偲ぶ橋・憩いの橋・黄門橋・思案橋 
   それぞれ橋の名前にはいわれがあると思うが解らない。水路をはさんだ2軒の往来のために造られた橋だそうだ。          

*前川あやめ園
      見頃で「水郷潮来あやめ祭り」(5/19~6/24)の期間中でもあり人出が多かった。
      約500種100万株の紫・城・黄色の色とりどりのあやめが先揃っていた

     

    

    

 

    

なお、常陸利根川は茨城県・千葉県の県境になっていて潮来市・香取市の境界でもある。加藤州は香取市で今回の乗船した加藤洲十二橋の観光船は潮来市から出ている(香取市側からも出ているかも)。香取市には市立の水生植物園があり、東洋一がキャッチフレーズの約400品種150万本もの花菖蒲が栽培されているそうだ。何時か行って見たいものだ。

 

 

 


関東の大藤巡り

2012年05月18日 | 名勝巡り
11日バスツアーで「藤岡市のふじの咲く丘・本庄市長泉寺の骨波田の大藤・足利市のあしかがフラワーパーク」へ行ってきた。
 
北関東に大藤が沢山あるのには驚いた。今年は寒い日が遅くまで続き、突然初夏の気温となり房の伸びが悪かったそうだ。関東の藤の見頃は4月下旬から5月中旬で今回は丁度良い時期で3か所すべて満開だった。
 
ふじの咲く丘は藤岡市の4大名所(ふじの咲く丘・桜山公園・ららん藤岡・土と火の里公園)の一つである。昭和54年、藤岡市の花に認定された「藤」。2.3haの園内には、250mの藤棚、45種類の藤があるという。藤の見本園では、盆栽を大きくしたような見事な各種の藤が並んでいた。
 
  
       
 
  
                       ふ    じ     見    本    園 
 
             
                        ふ    じ    見    本    園
 
                              
 
「長泉寺の骨波田」(”こつはだ”が正式呼称だが、通称”こっぱだ”と言っている)の大藤は見事でした。境内には紫4本・白1本・赤1本の計6本の藤棚があって、そのうちの紫ナガフジは推定樹齢およそ650年・白藤は推定樹齢250年と言われている。
 
     
 
 
     
 
 
      
 
 
「あしかがフラワーパーク」は足利市の郊外にあって、世界でも最大級の藤のガーデンで園内の広さは88,000平方メートル。
樹齢140年以上500畳分の藤棚を持つ大藤3本と世界でも珍しい500畳敷きの八重の大藤棚や、黄花藤・白藤のトンネル、300本の庭木作りの藤に満喫した。藤の他、つつじ・石楠花などが丁度満開咲き乱れていた。

大藤4本は平成8年足利市朝倉町から樹齢100年を超える藤をここに移植し根付に成功、大規模な移転は前例がないと言われ、移転費用は1億円を超えたといわれている。
 
平日だが入園者が多く園内のショッピングセンターは大変な混雑だった。入園料は花の咲き具合により変り今回は1,700円であった。