後期シルバーの戯言

一寸した日常生活・身辺雑記と旅日記

迎賓館・明治神宮

2017年01月28日 | 名勝・神社巡り

1月20日信毎観光の日帰りバスツアーで、迎賓館赤坂離宮と明治神宮へ行ってきた。
6時半長野駅東口を出発、高速上信越道「湯の丸SA」での最後の乗客で参加者19名だった。途中渋滞も無く予定より早く東京都内に入った。
迎賓館の入館が13時の為時間調整のため、運行バス運転手の好意で「はとバス」の観光並みに、丸の内から永田町界隈を回り皇居・国会議事堂など車窓から眺め、靖国神社を
車内から参拝した。12時半新宿駅近くで懐石料理の昼食を頂き12時45分迎賓館に到着する。

*迎賓館赤坂離宮
  入館には持ち物などの検査が厳しく、館内は写真厳禁、館内設備には絶対触れないことと注意があった。
 迎賓館赤坂離宮は昭和50年から毎年8月に10日間一般公開(参観)していたが、昭和28年4月から国外からのお客様をお迎えするのに支障のない範囲で、可能な限り通年公開
 することになったという。建築物は勿論内装の装飾は素晴らしい美術品(美術には疎いのでただ感嘆するばかり)で埋め尽くされていた。

 迎賓館のパンフレットによると「迎賓館設立の沿革」は次のようだ。

  ”場所は港区元赤坂2丁目1番1号で元紀州徳川家の江戸中屋敷があった所。明治維新以降30年経って洋風の東宮御所を建設することになり明治32年(1899)着工明治42年 
     (1909)赤坂離宮が完成した。敷地面積;117,062㎡(35,411坪)、建坪5,170㎡(1,566坪)の赤坂離偶が完成した。建物は、幅125m・奥行80m・高さ23,2mの広大な
   もの。構造は、鉄骨補強レンガ造りで、地上2階・地下1階・の耐震耐火構造となっている。日本における唯一のネオバロック様式の西洋風宮殿建築である。

    この建物は、明治天皇や今上天皇が1次期お住まいになった以外、東宮御所としてあまり使用されたことはなく、戦後、建物・敷地ともに国に移管され、国会図書館や
   内閣法制局など国会及び行政の期間に使用されていた。その後、外国の賓客を迎える機会が多くなってきたが、それに充てる国の施設がなかったので、国の迎賓館を
   作ることになり、赤坂離宮を改修これに充てることになった。改修工事は昭和43年(1968)に着工和風別館の建設と合わせて昭和49年(1974)現在の迎賓館赤坂離宮が
   完成した。

    開館以来、っ世界各国の国王・大統領・首相などの国賓・公賓が宿泊・歓迎行事・首脳会談・要人との会談・晩餐会の開催されている。又先進国首脳会議や日本・
   アセアン特別首脳会議などの国際会議の会場としても使用されている。
    なお、平成21年(2009年)、迎賓館赤坂離宮の本館・正面・主庭噴水池等が明治維新以降の建造物としては初めて国宝に指定された。”

 なお、今回は迎賓館本館の見学だったが、和風別館も一般公開されているので何時か訪れてみたいと思っている。




                       
               正 面 入 り 口                              入口から迎賓館望む                          前   庭

                         
         迎賓館正面                                屋上の飾りが見もの                                鳳  凰

                       
        左右対称に設置されている 阿吽の像                               裏 側 この前が主庭                            主 庭 噴 水

              
       主庭噴水と迎賓館                                    迎 賓 館 裏 側
 
以下の館内の写真は赤坂離宮迎賓館のパンフレットからコッピーしたもの(迎賓館了承済)

                                        
来客が最初に案内される控えの間、晩餐会の招待客が国・公賓に謁見したり         国・公賓の公式晩餐会が模様される大食堂で最大130名の席。   
条約・協定の調印式や国・公賓のとのTVインタビュー等に使用される。             それ以外にも首脳会議等の場としても利用され、昭和61年の
                                                         第12回主要国首脳会議(G7)はこの部屋で実施された。                          

          
     

    国・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等が行われる。

 

 

 

 

                                                       
     中央階段                                                                    2階大ホール
 階段の床に大理石が貼られ、その上に赤い絨毯が敷きつめられている。      ホールの中心には8本の大理石でコンクリート様式の大円柱(高さ5.47m9)が並んで
 階段の左右の壁緬には、大理石が鏡張りされている。                 いる。説明員によると大理石の模様は描いたものではなく大理石の自然の模様だそうです。

*明治神宮
 昔参詣したが記憶が薄れており初めて参詣する気持ちである。
  明治神宮は、東京都渋谷区にある神社明治天皇昭憲皇太后祭神で、初詣では例年日本一の参拝者数だそうだ。Wikipedia百科事典によれば、正式な表記は「宮」の「呂」
 の中間の線が入らない「明治神」とあり初めての知った。神宮の森は
、全国から献木されたおよそ10万本を植栽した人工林だという。加藤清正が掘ったと言われる
 「清正の井戸」や花菖蒲園のある御苑は、時間の 関係もあり御苑内の散策は取り止めた。

  明 治 天 皇 践 祚 百 五 十 年  
   「慶應三年(1867)御歳16歳で第122代天皇に御即位」

  明治天皇御製
   ちはやぶる 神のまもりに よりてこそ
   わが葦原の くにはやすけれ
     
   皇室の弥栄と国の隆盛・世界の平和を祈り家庭や社会の絆を大切にして日々の生活に励みましょう
                                  明治神宮・ 明治神宮崇敬会  

     大鳥居
  我が国で最も大きい木製の「明神鳥居」。昭和50年12月23日立替竣工,篤志家により奉献。
  形式寸法共に大正9年創健の鳥居に同じ。原木は台湾丹大山の樹齢1,500年に及ぶ扁柏。
    高さ 12メートル   柱と柱の間 9,1メートル   島木の長さ 15,5メートル 
    柱の径 1,2メートル  
笠木の長さ17メートル
            

            

           
         南新門前の鳥居                                  南神門 ここを入ると拝殿前の広場左右に東神門・西神門がある

                               
   拝 殿 奥に本殿  この広場で稀勢の里の土俵入りがあった。          本  殿 この広場で稀勢の里の横綱推挙式があった。八角理事長から
 
                                               「品格力量抜群に付横綱に推擧す」と書かれた横綱推挙状を受ける(報道による)  

 

  拝殿前の広場で東神門から結婚式場に向かう新婚の一行に出会った。西神門に入り本殿に向かうのだろう。
 新郎は外国人、外国人が神前結婚?

 

 


善光寺花回廊

2016年05月08日 | 名勝・神社巡り

2016年「善光寺花回廊」ーながの花フェスタ2016第15回ー が5月3日から5日まで3日間開催された。昭和通りリ十字路から表参道まで・権堂アーケード・権堂広場・駅前ひろば・東急前ということのようだ。中央通りの1部と駅前広場を見てきた。昨年まではチュウリップの花ビラで
造られていたが、今回は鉢植えの花で造られていた。

                             
                         長   野   駅   善   光   寺   口   の   花

                              
                               長   野    中   央   通   り   の   花 


             
                             長 野 駅 2 階 改 札 口 前 の コ ン コ ー ス 広 場 の 花                                             中 央 通 り 「ホテルJALシティ長野」 前
                          ウウェルカムフラワー 伍 式 回 廊                                                          フラワー ガーデン  ホップステップジャンプ
                         デザイン制作 グリーンショップトツ(戸津奏征)                                                                 デザイン制作;ローズガーデン
                                         


京都・石清水八幡宮と文化財特別公開

2016年03月24日 | 名勝・神社巡り

3月6~7日1泊2日で京都府八幡市の「石清水八幡宮」と「冬の京都文化財特別公開」にQAK-TOUR(アルピコトラベルのツアー)のバスツアーで行って来た。

石清水八幡宮は今年2月9日国宝に指定されたばかりだ。「冬の京都文化財特別公開」は今年は50回記念で、公開場所は南禅寺天寿庵・建仁寺開山堂・六道珍皇寺・東福寺三門・東福寺即宗院・大徳寺本坊・大徳寺芳春院・相国寺法堂-方丈・相国寺養源院・相国寺長得院・真如寺(相国寺山外塔頭)・妙心寺玉鳳院・妙心寺霊雲院・妙心寺天球院・東寺五重塔・東寺灌頂院の12ヵ所で今回の参観は太字の5か所だ。他に嵐山を散策、天龍寺も参詣した。

参加者38名で一人参加は私だけで、バス座席も片側1人で占めゆったり出来た。
長野駅東口を5時50分乗車、途中更埴IC・松本IC・飯田IC等で乗車38名となり、夕暮夜間の石清水八幡宮参詣で16時半頃夕食のため、早めの昼食を、11時養老PAで摂り一路大徳寺に向かう。

ツアーコース
    5時50分長野東口ーーーー大徳寺特別拝観ーーーー嵐山自由散策ーーーー夕食16時半~17時半――――18時半石清水八幡宮――――
    20時30分ホテルーー翌日9時30分ホテルーーーー真如寺ーーーー相国寺ーーーー養源院ーーーー昼食ーーーー長野駅東口

 *大徳寺  山号;龍宝山 宗派;臨済宗大徳寺派 寺格;大本山 本尊;釈迦如来
  境内には仏殿法堂(はっとう)をはじめとする中心伽藍のほか、20ヵ寺を超える塔頭が立ち並ぶ。茶の湯文化とも縁が深いという。
  本坊および塔頭寺院には、建造物・庭園障壁画茶道具中国伝来の書画など、多くの文化財を残っている。  
  
なお、大徳寺本坊は一般には非公開であり、塔頭も非公開のところが多い。
                                                                                                                                                                                       

                                 
                       勅使門(重文)                                             三門(重文)

  金毛閣と呼ばれる三門は大徳寺最古の建造物で,大徳寺中興の祖一休禅師の参徒で連歌師宗長の寄進により一階を創健。60年後千利休によって
  2階2層門となった。楼上に利休木像を置いたことから、秀吉の逆鱗に触れ、利休切腹の因と言われている。
   
                                
               仏殿(重文)                                           法堂(重文)                  
  ☺大徳寺本坊(特別公開のため撮影禁止、以下の写真・説明文は京都市観光協会発行のガイドブックから、転用許可j済み)
    特別公開されている方丈は、通常6室に分かれているが、大規模
な方丈建築で8室に分かれている。大燈国師の像を安置する「雲門庵」が
           設けられている。方丈内部には狩野探幽代表作の「山水図」「芦雁図」等の重要文化財の障壁画は、江戸初期を代表する絵師・狩野探幽の
    
代表作だという。方丈庭園は特別名勝・史跡で江戸時代初期の枯山水庭園である。

 

                                          
   方丈(国宝);桁行30m、内部画8室に分かれてお
り豪商・後藤益勝の寄進         方丈内部には80面以上の障壁だあ理すべて狩野探幽作
   
                  
              
方丈襖絵「山水図」(重文)                    唐門(国宝)と庭園;唐門日光東照宮之日暮門の元になったという
     
    唐門は国宝で豊臣秀吉の
聚楽第の遺構といわれ、豪華な金具・彫刻を一つ一つ鑑賞すると日が暮れてしまうほど見事であるということから 
    「日暮門」とよばれている。


           
  方丈庭園;かっては遠く
比叡山や東山を望むことが出来たという    方丈庭園;2つの大石を立て、手前に水分石をはいして滝口を表すという

  芳春院 宗派;臨済宗大徳寺派 寺格;大徳寺塔頭 本尊;釈迦牟尼仏 
    慶長13年(1608),加賀藩主・前田利家の正室・まつが、玉室宗珀を開祖として創建した前田家の菩提寺。平成28年400年遠忌を迎える
    まつの法号から「芳春院」の寺名がつけられたという。

                    
                大徳寺庫裏からの芳春院への参道                         芳春院の門
     
     以下3枚の写真は観光協会発行のガイドブックからのコッピー転写(許可済み)。

         
 呑湖閣へ向かう橋、「打月」の額がある。   呑湖閣;琵琶湖の水を呑み干すという意。      本堂南に広がる枯山水庭園「花岸庭」
            
     呑湖閣;本堂北側に立つ優美な二重楼閣で、閣上から比叡山を東に臨み、その先に広がる琵琶湖野水を呑み干すという意を込めて名付け
         られた。金閣(金閣寺)・銀閣(銀閣寺)・飛雲閣(東本願寺)
と並んで「京の四閣」とも言われている。(内部は非公開)

 

    ☺大徳寺境内
    芳春院
を拝観後バス駐車場に帰る道すがら、大徳寺が千の利休にゆかりのある寺院ということから、大徳寺・塔頭では茶会が開かれて
    おり、そこで使われる干菓子が和菓子屋本家玉壽軒
の「紫野」という銘菓だという。塔頭の瑞峰院の受付においてあるというので立ち 
         寄り購入した。近くに千体地蔵塚があった。

                       
                                    瑞 峰 院                                                                          
瑞峰院 境内庭園                

                       
                                 千  体  地  蔵  塚  


 *嵐山自由散策
  大徳寺本坊&芳春院特別公開拝観後、嵐山には14時頃到着する。
  嵐山といえばと渡月橋、眺めは程々に立ち並ぶ土産物店を眺めながら、近くの「天龍寺」境内を散策する。
  
                       
                       渡 月 橋                              

 
天龍寺は 山号;霊亀山 宗派;臨済宗天龍寺派 寺格;大本山、京都五山一位 本尊;釈迦如来 で庭園は特別名勝・史跡に指定されており、
 重要文化財も多数ある。           

        
                                                                 天  龍  寺  庭  園(曹源池)

                           
                           天龍寺総門                                 天龍寺勅使門

                      
              天龍寺法堂                                     天龍寺庫裡

 ◎石清水八幡宮特別拝観ではエジソン発明の竹の炭素電球の点燈のこともあって、夕暮れ以降の参観のため嵐山で早めの夕食、17時半にはすませ
   石清水八幡宮のある男山山麓の京阪電車八幡市駅前ケーブルカー乗り場に向かう。

 *石清水八幡宮
   京阪電車八幡市駅前で、バスからから男山ケーブルに乗り替え石清水八幡宮に行く。このツアーは団体貸し切りで拝観することになってお
   り、山頂駅には八幡宮の宮司が出迎えていた。男山は八幡市の市街地の中にポツンとある標高143mの小さな山(丘の感覚)で頂上に
   八幡宮がある。   

   石清水八幡宮は今年2月9日国宝に指定された。国宝に指定された文化財は [石清水八幡宮本社10棟(本殿・摂社武内社本殿・瑞籬・幣殿
   及び舞殿・楼門・東門・西門・廻廊3棟)及び附(つけたり)・棟札3枚] だそうだ。今回案内の宮司さんから10棟を案内説明して頂いた。

        祭神は本殿中央に 応神天皇、西に比大神、東に神功皇后が祀られている。この三座の神々を総称して、八幡三所相大神(八幡大神)と言わ
   れているという。
   
   源氏一門は八幡大神を氏神として尊崇し、その信奉は格別で全国各地に八幡大神を勧請し、源義家は石清水八幡宮で元服し、自らを
   「八幡太郎義家」と名乗った事は有名である。
   
   
私の生まれ故郷の千曲市などでは、千曲市八幡の「武水分神社」を”やわたのおはちまんさま”と親しまれていたが、ここ石清水八幡宮も
   ”やわたのはちまんさま”と親しまれているそうだ。

      
                         石  清  水  八  幡  宮
  
  ☺宮司さんが最初に案内したのは石清水八幡宮と関係のない「エジソン記念碑」「竹の炭素電球」だ。

   「エジソンは日本からのお土産として研究所にあった扇子を見つけ、その骨の竹を使って炭素電球を試作してみると、電球の寿命が飛躍的に
   延びることが解った。竹は繊維が太く丈夫、長持ちするフィラメントを作るのに最適で、究極の竹を求め研究員を世界中に派遣し、日本を
   
訪れた研究者が京都の槇村正直京都府知事から竹の名産地であった八幡市の「八幡竹」を紹介された。日本各地の竹で実験を繰り返し、
   最も長持ちのする最高の竹を発見、その竹が京都・男山周辺の真竹だったわけだ。この竹を使用した電球は何と平均1,000時間以上も
   輝き続けたという。
   
   男山との深い縁を踏まえ、昭和9(1934)年に石清水八幡宮境内の隣に「エジソン記念碑」が建立された。そして昭和33(1958)年には、
   エジソン彰徳会により、エジソン白熱電球の実用化成功に最も大きな役割を果たした竹に縁の地である当宮境内に記念碑が移転され、
   さらに記念碑建立50年に当たる昭和59(1984)年10月18日には、デザインを一新し建て替えられたそうだ。
   エジソンの令嬢スローン夫人は昭和39年に当宮を訪れ、「これほど立派な記念碑はアメリカでも見たことがない」と感激さたという。

       
         エジソン記念碑                              八幡の竹で作った炭素電球

  19時半過ぎ拝観が終わり、一般の拝観者もいないのでケーブルカーも運転しておらず、山麓までタクシーに分乗、20時半今晩の宿
  京都ロイヤルホテルに着いた。

翌日2日目 7日
  出発が9時半で時間があったので、ホテル周辺や近くの鴨川付近を散策した。

          
          鴨川にかかる三条大橋                  三条大橋と川端大道交差点にある高山彦九郎皇居望拝の像

高山 彦九郎は、江戸時代後期の尊皇思想家である。林子平蒲生君平と共に、「寛政の三奇人」の1人(「奇」は「優れた」という意味)。
吉田松陰はじめ、幕末の志士と呼ばれる人々に多くの影響を与えた人である。また、二宮尊徳楠木正成と並んで戦前の修身教育で取り上げられた人物である。
京都府京都市三条大橋東詰(三条京阪)に皇居望拝(誤って土下座と通称される)姿の彦九郎の銅像がある。初代は1928年に作られ、法華経伊勢神宮で入魂した柱が納められ、東郷平八郎が台座の揮毫をした。(Wikipediaより抜粋)

          
         豊臣秀次公の墓 瑞泉寺                             秀次公の墓

     
   立札の文面
      この堂の中央に安置された地蔵菩薩像は、秀次公一族の処刑の際、四条・大雲院の僧
     「貞安上人」が刑場の一隅にその木像を運び込み、次々と打たれる子女達に引導を授け続
      けた、と伝わる尊像です。極楽浄土へ死者を導く「引導地藏尊」として京洛の人々に今日
  なお尊敬されています。
   各位の参拝をお願いします。                  住職               

   
  

9時ホテルを出発 真如寺・相国寺・養源院に向かう。

 
*真如寺  山号;萬年山 宗派;臨済宗相国寺派 寺格;相国寺山外塔頭、十刹(臨済宗で五山に次ぐ寺格の十の大寺)本尊;阿弥陀如来
    鹿苑寺金閣寺)・慈照寺銀閣寺)とともに相国寺の3つの山外塔頭を構成する寺院の1つである。五山十刹の十刹にも数えられている
    そうだ。

    五山とは京都の禅宗様  (臨済宗)の寺格、官寺制度。     
    京都五山  
    ・南禅寺ー別格 ・天龍寺ー第一位 ・相国寺―二位 ・建仁寺―三位 ・東福寺ー第四位 ・万寿寺ー第五位

  十刹(じっせつ、じっさつ)とは、五山制度に基づく寺格の一つである。五山の下・諸山の上。日本では臨済宗の寺格をいう
    京都 十刹
       ・
等持寺ー第一位(天龍寺派寺等持院として残る)・臨川寺 ー 第二位(天龍寺派寺院として残る)・真如寺 ー第三位(相国寺派寺院と
     して残る) 
 ・北禅寺(山城国安国寺)ー 第四位(→後に廃寺)・宝幢寺 ー第五位(鹿王院として残る)・普門寺 ー 第六位(東福寺
     常楽庵として残る)・
広覚寺 ー第七位(→後に廃寺)・妙光寺 ー 第八位(建仁寺派寺院として残る)・大徳寺 ー 第九位竜翔寺 ー第十位
     (大徳寺派寺院として残る)
                                                                                                                                               Wikipediaより

   

        
         真 如 寺 参 道 入 口                                                                         真 如 寺 庭 園                      

         
         法  堂(仏殿)「大雄殿」                     須 弥 壇(観光協会ガイドブックよりコッピー転写)

  
 法堂は禅宗様の建物で、中二階風の構造になった須弥壇があり,仙洞御所から寄進された本尊・宝冠釈迦如来像、迦葉尊者像、阿難尊社者像の
 三尊が安置されている。その奥に続く開山塔には多くの高僧の位牌などが祀られているという。

*相国寺   山号;萬年山  宗派;臨済宗相国寺派  寺格;大本山 京都五山二位  本尊;釈迦如来
   足利将軍家伏見宮家および桂宮家ゆかりの禅寺である。相国寺は五山文学の中心地であり、画僧周文雪舟は相国寺の出身である。
        また、京都観光名所として著名な鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)は、相国寺の山外塔頭だそうだ。
   法堂は重要文化財でわが国最古の法堂で、一重裳階付入母屋造りの唐様建築だという。

                     
         相 国 寺 総 門                                参    道

     
      鐘    楼                       法 堂 重要文化財で「無畏堂」と言う。仏殿を兼ねており現存する報道の中で最古のもの   
        
            
            庫     裡                                   方    丈

             
                       方 丈 北 側 の 枯 山 水 庭 園
 
            
           方丈南表側の白濱の平庭                                方丈庫裡通路内の庭園
   
      以下2枚観光協会ガイドブックからのコッピー転写(許可済み)

           
          法堂の内部 本尊と蟠龍(狩野光信)       蟠龍 まだ天に昇らないを蟠龍を描いた法堂天井画 鳴き龍で有名                 


*方丈
 方丈は、文化4年(1807)に再建されたもので、江戸後期の絵師・原在中画描いた「中国
 普陀落山図」「琴棋書画図」などの壁画緬が残っている。方丈南側には白濱の平庭、北側
 には掘り込み状の枯流れがつくられ深山幽谷を表した枯山水庭園があり、対照的な2つの庭
 
園見どころである。 
左;枯山水庭園
右;168畳の
広さをもつ方丈は部屋ごとにことなる画題の襖絵で飾られている

*養源院   
  臨済宗相国寺派の塔頭寺院
 で開祖曇仲道芳が終生黒衣で通して禅室「養源軒」に隠棲したという。のちに後に弟子の横川景三が養源軒を
  相国寺境内に移したもの。
  戊辰戦争の際には、養源院が薩摩藩の野戦病院、となりイギリス人医師のW/ウィリスにより、日本で
初めてクロロホルム麻酔を使った外科
  手術が行われたという。
本堂には本尊の薬師如来像と「毘沙門天像(多聞天像)」が安置されている。

           
                 養源院門 ( 奥に多聞天を掲げた本堂)                         本   堂  

      以下2枚観光協会ガイドブックよりコッピー転写(許可済み)                                                                   

                 
 毘沙門天像 慶派仏師の作と伝わる増像高い約170cmの寄木造り      近衛家の「桜御所」から移築した書院「相和亭」             

          
        書院「相和亭」から池泉式庭園                 書院「相和亭」のガラス戸のガラスは明治時代のものだという

13時頃京都東IC付近の飲食店で昼食、帰途につき、予定通り20時長野東口に到着する。


三島大社と三島大吊橋

2016年02月18日 | 名勝・神社巡り

2月11日アルピコ長野トラベルの日帰りバスツアーで「三島スカイウォーク&三島大社初詣」に行って来た。
参加者は飯山ICでの乗車の方から、小布施町・長野市・千曲市・安曇野市・松本市・塩尻市・岡谷市のトラベルの指定乗車場所で乗車の方、合計42名であった。殆ど2人連で1人の参加は私の他1名だけだった。

コース(私は長野乗車)
  長野駅ーーーー沼津港(昼食)ーーーー三島大社ーーーー三島スカイウォークーーーー朝霧高原――――長野駅

長野駅東口ユメリアバスパークを5時45分出発、沼津港で昼食商店街・沼津漁港を散策した。漁港には水門があって水門上部から展望できるようになったいた。

*沼津港
  狩野川の河口の隣に魚港があって、大型展望水門「びゅうお」があった。上部が展望台になっていた。

                       
          大型展望水門(びゅうお)                       展望台からの沼津漁港、右の建物は魚市場

   
  左の写真の説明文(展望台の中にあった駿河湾・千本浜の案内版、写真の右側に
 説明文がある)
  駿河湾の海岸線はゆるやかな弧を描き、その奥には遠く南アルプスの山々がそびえて
  います。弧を描く千本浜は富士川からの土砂が駿河湾の海流に運ばれて帯状にたまって
  できた砂州と呼ばれる地形です。長く伸びた砂州は海の1部を切り離して、その背後に
  陸地を作りました。「びゅうお」は、こうしてできた低い土地を津波から守るために
  作られた水門です。

 ←赤い文字が水門右側が漁港、左側が防波堤で囲まれている。すぐ下が狩野川。
  上部左(赤文字の左上)の文字が富士川河口その左南アルプス、その下千本浜。

 *三島大社 
  wikipedia によれば三島大社は
    社格等は式内社(名神大)・伊豆国一宮・伊豆国総社・旧官幣大社。主祭神;大山祇命積羽・八重事代主神」
    主祭神は「大山祇命・積羽八重事代主神」 2柱は「三嶋大神(みしまのおおかみ)」または「三嶋大明神(みしまだいみょうん)」
  と総称されるとあった。

         神社の建造物の本殿・幣殿・拝殿は総欅造りで平成12年5月25日重要文化財の指定を受けているという。

                       
                                 総    門
                                   神     門

         
      拝 殿 建国の日の祝日とあって大勢の参拝者            奥が本殿、手前が拝殿と本殿を接合する幣殿

     三島大社では 本殿・幣殿・拝殿 を総じて御殿と称してるという。

     
           
                            

 ←天然記念物三島大社の金木犀 学名薄金木犀
  樹高:約10m 目東リ周囲 約4m
  昭和9年5月1日国の天然記念物の指定
  樹齢凡そ1,200年

          
                                                                            舞     殿                              大   鳥   居                      
境内には伊豆魂神社・厳島神社ががあるが時間がなく参詣出来なかった。

 


 
      厳島神社:祭新 市杵島姫命(天照大御神の御子神)
       北条政子が勧請し殊の外信仰したと伝えられる当社は家門繁栄・
       商売繁盛・安産・裁縫等の守護神として広く信仰されている。
   

 

 

*三島スカイウォーク
    三島吊大橋は昨年12月14日開通した、
伊豆と箱根を結ぶ架け橋となる歩行者専用の大吊橋である。
    全長400m・高さ70.6m/\・歩道幅1.6m・主塔の全高44m出歩行者専用橋としては日本一の長さだという。

   三島スカイウォークは雄大な景色をより多くの人々に楽しんでもらいたいという思いに加え、三島のランドマーク・観光名所となることが
 地域活性化に繋がるとの考えから株式会社フジコーが建設を決意、着工から約3年半の歳月を経て完成したという。

 祝日とあってか大勢の観光客が訪れており、400mの吊橋を渡るにも人並みが往復連なっており追い越しもできない。吊橋で揺れるので
 速度も遅く20数分かかった。晴天で展望も良く富士山も望めたが多少霞んでいた。

                   

 
   

*朝霧高原
 朝霧高原は富士宮市から本栖湖・精進箇を経由して中央高速道甲府南IC間のほぼ中間にある高原だ。国道139 線沿いの道の駅は東に
 富士山が見える場所である。

 

                
                       朝霧高原から(西側の富士山) 

        
 東富士五箇道路の終点にある道の駅から(東側の富士山)            三島スカイウォークから(東南の富士山)       

 

 


京都実相院の「床もみじ」と光明寺・三宝院(醍醐寺)特別公開

2015年12月08日 | 名勝・神社巡り

 11月26~27日1泊2日オークツアー(アルピコ トラベル)で表題の寺院の他、南禅寺・霊鑑寺・勸修寺・を参詣した。

  順路
    長野駅―――名神高速大津SA「昼食」ーーー南禅寺―――金戒光明寺ーーー霊鑑寺ーーーホテル杉長 宿泊

    ホテルーーー実相院ーーー勸修寺ーーー醍醐寺ーーー 京都東IC付近飲食店で昼食ーーー  名神・中央・長野道ーーー長野駅  

 紅葉が思ったより鮮やかでなく少々残念だった。添乗員の話によると温かい秋で寒暖の差が少なかった為ではないか、このまま紅葉も終わ
 り散ってしまうだろうという。紅葉シーズンとあってか多数の観光客で、道路も目的地に近ずくと渋滞、バスガイドによれば駐車場が満杯
 で、途中から歩く事になることも覚悟した方がよいとのこと。

南禅寺  正式名;瑞龍山 太平興国南禅禅寺 宗派;臨済宗南禅寺派 本尊;釈迦如来
     日本最初勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式
     をもつ寺院だそうだ。
時間帯が良かったか山門の横に駐車出来幸いだった。

                
                 山門の列柱
                          山門楼上からの法堂                                   
                 
 
                          山門楼上から京都市内                     山門楼上からの南禅寺塔頭天授庵「淵黙庭」が美しいと言う
                     
     山門楼上からの眺めは歌舞伎狂言「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」で、大盗賊石川五右衛門が南禅寺の山門の上から満開の桜をめて
    言うせりふ「絶景かな絶景かな」で名高い。

                         
                            
とらの子渡しの庭                                                                如心庭;白砂と石組で造られた枯山水庭園

                                 
               
境内にある琵琶湖疎水の赤レンガ作りの水道橋                       南禅寺塔頭  南禅院の「池泉回遊式」庭園
                                                                                                                                  
                                                    
     南禅院の庭園の他、天授院の「渕黙庭」・金地院の「鶴亀の庭」が綺麗だと言うが時間がなく回れなかった。

*金戒光明寺 山号;紫雲山 宗派;浄土宗 本尊;阿弥陀如来 別称;黒谷、白河禅房 法然上人二十五霊跡 第二十四番
       札所;洛陽三十三所観音霊場 第六番
       
       通称寺名をくろ谷さん、知恩院とならぶ格式を誇る浄土宗の大本山の1つで、初めは念仏道場として利用されていたという。
       特別公開;御影堂・大方丈・庭園(「紫雲の庭」と見事な紅葉の回遊式庭園)、伝運慶作・文殊菩薩像、
            吉備観音像(重文)、伊藤若冲筆「群鶏図」屏風、虎の襖絵
            山門(天井画「蟠龍図」)
            期間 平成27年11月1日(土)~12月 6日(日)
  
  この特別公開もツアーの目玉だが、下調べ不足で説明員人がいないので物足りなかった。
  駐車場は無く一般道路で下車坂道を5分ほど歩く。
                
    御影堂「大殿」法然上人の御影(坐像)がある                三重の塔(重要文化財)

                           
             山   門                                     紫雲の庭

                   
                                  紫雲の庭                                                              方丈庭園と唐門の勅試門                                

 *霊鑑寺 山号;円成山 宗派;臨済宗南禅寺 本尊;如意輪観音 寺格;尼門跡寺院 別称;谷御所・鹿ヶ谷比丘尼御所
            鹿ヶ谷の哲学の道沿いにある寺院で明治維新まで、5人の皇女が住職を務めた。御所人形・貝あわせ・香炉等皇室ゆかりの寺宝が
            多く残ってお、日光椿など多くの名椿の花の名所出あり紅葉の名所だという。
            普段は閉ざされているが今回は秋の特別公開で参詣出来た。説明員がいて良かった。
            
          霊鑑寺入口左が参道                                霊鑑寺入口門    

          
       霊鑑寺本堂奥に如意輪観音が見える                           如意輪観音像写真


               
                                                 霊  鑑  寺  庭  園

*実相院  宗派;天台宗寺門派  本尊;不動明王 寺格;門跡寺院  別称;岩倉門跡・岩倉御殿

   実相院は天台宗の寺門派(天台宗には山門派と寺門派の2派)の単立寺院で本尊は熊倉時代に造られた木造立像の不動明王。昔から岩倉門 
 跡・  岩倉御殿と呼ばれているのは門跡寺院だからだそうだ。門跡寺院は住職が天皇家の血を引く方で格式の高い寺院で、代々皇室から支援
 を受けており室町時代から江戸時代にかけては寺門派では数少ない門跡寺院の随い一とされている。

  庭園は裏山を背にした池泉式庭園と表の石庭園あっては全く趣を異にしているという。
 其の2つを結ぶ通路のかえでが室内の滝の間の床板に映りこむ様子が「床もみじ」「床みどり」と呼ばれている。床もみじは好天時、床みどり
 曇天時に綺麗に写るり込むといわれている。今回は曇りで紅葉も色好きが悪く綺麗に見えなかった。写真厳禁なので実相院床もみじで検索す
 れば綺麗な床もみじが見られる。

        
         実相院正面の門「四脚門」                         実相院玄関

        
                         山   水   庭    園

   

 

  ←石庭

 

 

 

 

*勸修寺 山号;亀甲山  宗派;真言宗山階派  寺格;大本山  本尊;千手観音  別称;山階門跡  札所;真言宗十八本山10番
     
     寺では「かじゅうじ」を正式の呼称としている。一方、山科区内に存在する「勧修寺○○町」という地名の「勧修寺」の読み方
     は「かんしゅうじ」である。1872年10月30日(明治5年9月28日)から1881年(明治14年)6月にかけて勧修寺内の一部が勧修
     小学校
として使用されていたという。

     真言宗山階派の大本山。皇室との関係の深い格式のある門跡寺院で、山門にいたる参道の両側は、白壁の築地塀が続く。
     書院の前庭には、水戸光圀より寄進されたと伝わる石灯籠があり、「勧修寺型灯篭」として知られている。

                  
                              宸     殿                                                                       本   堂
            
     水戸黄門より寄進されたと言われる石灯篭                    観 音 堂
  
       
                           庭     園
  

 

   ← 勸修寺への沿道にあった皇帝 ダリア(添乗員の話による)
   初めて見聞きする花である。
   成長すると3~4mにもなる事から皇帝と名付けられた。 別名:木立ダリア
   (Wikipediaは百科辞典より)
 
 

 

 


*醍醐寺  山号;醍醐山(深雪山とも)  宗派;真言宗醍醐派  本尊;薬師如来  
  京都府京都市伏見区醍醐東大路町にあり、開基(創立者)は理源大師聖宝である。古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。 
 
 伏見区東方に広がる醍醐山(笠取山)に200万坪以上の広大な境内をもつ寺院である。豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われた地
  としても知られている。(wikipedeaより)
  醍醐寺は笠鳥山全体が寺域で山上を神醍醐、山麓を下醍醐と言い醍醐といえば霜醍醐を差している。上醍醐までは約1里の登り坂だ
  そうだ。今回は塔頭の三法院の特別公開が目当てであるので下醍醐には行かない。

       ○三宝院
     京都市 伏見区 醍醐にある。真言宗醍醐派総本山醍醐寺塔頭、大本山、門跡寺院である。また、真言宗系の修験道当山派を統括す
     る本山であった(現在は修験道当山派なる宗教法人はない)。三宝院門は、醍醐寺座を兼ね、真言宗醍醐派管長の猊座にある。
      
(wikipedeaより

     今回重要文化財の 純浄観・奥宸殿・本堂 が特別公開されていた。
     名勝の醍醐寺三宝院庭園は表書院から拝観できたが、素人目にも目を見張る景観だった。秀吉の作庭になると伝えられ、築造には
     賢庭(作庭家)の名も伝えられているという。すべて写真厳禁でパンフレットやPCで見るより仕方が無い。

  三宝院は永久3年(1115)、醍醐寺第14世座主・勝覚僧正により創建され、醍醐寺の本坊的な存在であり、歴代座主が居住する坊でだそう
  だ。現在の三宝院は、その建造物の大半が重文に指定されている。中でも庭園全体を見渡せる表書院は寝殿造りの様式を伝える桃山時代を 
  代表する建造物であり、国宝に指定されている。
  国の特別史跡・特別名勝となっている三宝院庭園は、慶長3年(1598)、豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭であり、
  今も桃山時代の華やかな雰囲気を伝えているという。

        
         
 三宝院入口                                  三宝院大玄関

        
       
  三宝院唐門                                 醍醐寺 西大門
           

         
        
 西大門からの参道(紅葉無し)                            金  堂

            
           
 観 音 堂                                  庭園 無量寿苑

           
          
  弁 天 堂                          五重塔「日本三名塔(三大五重塔)」の一つ

   三宝院は下調べをしていなかったので特別公開・特別史跡・名勝庭園もおろそかになった。庭園は表書院から拝観出来そうなので、
   機会があったら又訪れたいところだ。


     

                                             

 

 

     


 

 

 


秋の長盛会旅行

2015年11月04日 | 名勝・神社巡り

 長野市「日詰長盛会」(老人クラブ)定例の秋の旅行で10月26~27日1泊2日で伊香保温泉に行って来た。
長盛会の会員は134名だが80歳後半から90歳を超える会員が多くなり、36%の48名が85歳以上である。色々都合もあり又体力の衰えもあってか、旅行の参加は30名で昭和1桁生まれの80歳代は11名だった。

今回は伊香保周辺の観光もあって楽しい有意義な良好であった。地区の中心の稲葉公園を12時40分ホテルの送迎バスで出発、以下のルートの旅行である。

 26日 稲葉公園ーーー水沢観音寺ーーー伊香保温泉ホテルニュウ伊香保 宿泊
 27日 ホテルーーーー榛名湖ーーーーー地球屋ーーーー舞茸センターーーー庵古堂(昼食)----道の駅八ッ場―――‐長野帰着

行楽シーズンとはいえ、ウィークデーにも拘わらず伊香保周辺の観光客が多いのには驚いた。特に昼時は大変のようだった。日商旅行会社(今回の斡旋会社)の方の話では観光バス45台の昼食場所の割振りが大変だったようだ。混雑する12時前に庵古堂に到着したので、混雑を免れゆっくり食事することが出来た。

◎水沢観音寺(ウィキペディア百科事典から)
  山号;五徳山  宗派;天台宗  本尊;十一面千手観音  別称;水澤観音  札所;板東三十三観音霊場第十六番
    *本堂(観音堂)  *六角二重塔(輪蔵);六地蔵大日如来が安置されている。県指定重要文化財
    *鐘楼   *仁王門   *納札堂 ; 不動明王が安置されている。
    *釈迦堂;現代的な設備の文化財ギャラリーで無料拝観が可能。平成6年から平成9年にかけての大修復を機に、本堂や仁王門などに
         あった釈迦三尊像、仁王像、二十八部衆像・十一面観世音菩薩像、円空仏等を移転安置されている。

         
                          本    堂                              六 角 二 重 堂 塔

   

    十二支守り本尊
   干支にちなむ生まれ歳にはそれぞれの守り本尊があるといわれ、子年生まれの 
   千手観音から戌・亥年生まれの阿弥陀如来までそれぞれの守り本尊があると
   いわれている。(後ろの案内板より)
 
 左から 子;千手観音 丑・寅;虚空蔵菩薩 卯;文殊菩薩  辰・巳;普賢菩薩
     牛;勢至菩薩 未・申;大日如来  酉;不動明王  戌・亥;阿弥陀如来 

 

◎榛名湖(ウィキペディア百科事典から)
  高崎市榛名山山頂に位置する。古名、伊香保沼。標高1,084mは、中禅寺湖栃木県日光市)に次いで2番目に高い湖。

         
              
榛名湖と榛名山                            榛名山 榛名富士とも呼ばれている

                    
                    公園石碑  他に「湖畔の宿」の歌碑もあった                                                   公園内の銅像

◎地球屋榛名(全国チェーン店) 
  店内に入ると先ず目に飛び込んだのは、中央に飾られた13,556個の「ギネス世界記録の吊るし飾り」である。地球屋榛名が群馬県内の
  東北震災の避難所で、ボランティアの方々10名程と「ちりめん細工教室」を開いた。被災者の方々やボランティアの方々が地球屋に
  来店、当時の3,000個のギネス登録の吊るし飾りを見て、ギネスの更新をめざし7,045個を目標に、広くボランティアを募集し東北
  地方の方々を中心に、7,045個の吊るし飾りが完成しギネス記録を更新することが出来た。その後富岡製紙場が世界遺産に登録された
  のを期に、再度ギネス更新をとボランティア総数1,200名の参加により、13,556個の吊飾りが完成したものだそうだ。ギネス記録には
  平成26年12月に登録されている。サイズは高さ約7m50cm重さ280kg巾約3m50cm×3mだという。

  地球屋の店舗には「つるし飾り工房」の他以下商品の展示販売がある。隣接して「地球屋パン工房」もある。

      *服;着物・裂 織・筒猫・酒袋・幟旗・木綿の福・家紋・錦絵のTシャツ絹製品など
  *着物;江戸時代~現代の着物・帯・小物・縮緬等  *雑貨;縮緬細工・葡萄蔓バック・古道具・古器など
  *パワ―ストーン;ブレスレット・イヤリング・リングやすくいどり。

                 
               懐かしい郵便ポスト                              オート3輪車

                           
                 店内の中央にある13,5556個の吊飾り

                          
      吊飾り中から(7,045個の部分)                  吊飾りの横にあった

◎舞茸センター
  舞茸の栽培は普通50日といわれているが、ここの舞茸は100日かけて栽培しているそうだ。販売店では舞茸・粉末・乾燥舞茸・
  まいたけちゃ・炊き込みの素等いろいろな加工舞茸が並んでいた。長野ではホクト・新潟では魚沼の雪国まいたけが有名だが、群馬にも
  舞茸の栽培工場があるとは知らなかった。

庵古堂には混雑する前11時半過ぎに到着し水澤うどんの昼食をとった。庵古堂は水澤うどんの生産と幾つかの食事室と廣い売店があり、食事後店内に入ると大勢の客で混雑していた。駐車場に行くと観光バスが10台前後駐車場は満車であった。

昼食後帰途に着いたが、舞茸センターの前を通ると5~6台の観光バスが止まっていた。観光客の多いのを実感する。
帰路の途中「道の駅八ッ場」で休憩、長野に16時到着した。

 

 

 

           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 


わたらせ渓谷鉄道・日光・那須・益子の旅

2015年09月12日 | 名勝・神社巡り

9月3~4日「わたらせ渓谷鉄道・日光・那須・益子焼」のオークツアー(アルピコトラベル長野)に参加した。旅行会社によると栃木県による「地方活性化・地域住民緊急支援交付金」を活用し、1人り5,000円の補助がある企画だそうだ。そのためか添乗員が栃木県の観光の資料を配布詳細に説明していた。
恥ずかしいことだが、交付金についてはあまり関心がなく、旅行にも活用されるとは全く思いもよらないことだった。又、地域創生・活性化等地域に関する交付金制度もあって、先般のプレミアム商品券もこれらの交付金によるもののようだ。いずれにしても旅行会社が県観光課と連携、交付金を利用して企画して頂くことは、善悪は別にして庶民にとっては有り難いことだ。

今回は乗車場所が長野IC近くの「おぎのや長野店」の駐車場である。マイカーで乗車場所に行く、乗車時刻は7時20分、定刻に岡谷・松本の乗客を乗せ たバスが来た。ここで19人乗車、途中東信の乗客を拾い参加者41人、珍しく小団体の参加は無く、3人連れの一組以外すべて夫婦或いは友人の二人連であった。

ツアーコース
  3日  長野IC---わたらせ渓谷鉄道(大間々駅―神戸駅)ーーー日光 昼食後 東照宮ーーー鬼怒川温泉宿泊(ホテル三日月)
  4日  鬼怒川温泉ーーー竜王峡ーーー那須[もみじ谷吊大橋]ーーー宇都宮市(昼食)ーーー益子焼ーーー長野IC

*わたらせ渓谷鉄道
  わたらせ渓谷鉄道は桐生駅から間藤駅の間で足尾銅山の為に作られた鉄道である。沿線の渓谷の名勝高津戸峡・冨廣美術館・足尾銅山観光
  などがあって沿線の住民の足より観光客で成り立っているようだ。桐生駅から5つ目の大間々駅で乗車、大間々駅から7つ目の神戸駅で
  下車した。女性の車掌さんが地域の名産の車内販売を行っていた。渓谷の名勝や美術館等どこにも立ち寄らず32分の乗車だけでであった。

        
       大間々駅車両はジーゼル車                             わたらせ川沿線

*日光東照宮・輪王寺
  専門の案内に人より日光山輪王寺と東照宮を拝観参詣した。
  東照宮・輪王寺・二荒山神社の境内は日光山内」として国の史跡に指定され、「日光の社寺」として世界遺産に登録されている。
  
  
輪王寺 宗派:天台宗  本尊;阿弥陀如来・千手観音・馬頭観音
    天台宗門跡寺院である。明治初年の神仏分離令以後、東照宮二荒山神社とあわせて「二社一寺」と称される。近世まではこれら
    を総称して「日光山」と呼ばれていた。現在、「日光山」は輪王寺の山号とされている。また、「輪王寺」は日光山中にある寺院
    群の総称でもあるという。(Wikipedia百科事典より)

         
       三仏堂(大本堂)囲い幕に写真が貼られていた。                      護 摩 堂
    三仏堂は、約50年ぶりの大修理で、仮囲いで覆われていた。

  ☹ 東照宮
   日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は、江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を祀る。日本全国の東照宮の総本社
   的存在であるという。東照宮のホームページによれば「
現在の社殿群は、そのほとんどがご鎮座から20年後の寛永(かんえい)13年
   (1636)に建て替えられたもので、陽明門(国宝)など55棟、その費用は、金56万8千両、銀百貫匁、米千石(『日光山東照大権現
   様御造営御目録』より)を要し、わずか1年5ヶ月の工期で完成したとある。 

                  
         東照宮社号標と奥に石鳥居(重文)           表門(重文);東照宮最初の門で左右に仁王像が安置されている。

           
            唐門(国宝)                                五重塔(重文)

        
    上神庫(重文)の彫刻「想像の象」(狩野探幽下絵)                  左甚五郎作くと伝えられる眠り猫(国宝)

         
          三猿のある神厩舎                                 三猿(重文) 
 

                 

  日本を代表する最も美し門と言われる国宝の「陽明門」は、生憎修復工事中でシートに
    覆われており拝観出来ず残念だった。 
  シートに覆われた陽明門の右の建物は鐘楼。 

 

 

 

 
  予備知識が不足で、見落としたところが沢山あったと思うので、陽明門の修復完成後に再度訪れたいのだが、工事完了は平成31年3月
  31日だそうで無理のようだ。

*ホテル三日月              
 どこかで聞いたホテルと思っていたが大分以前房総半島の勝浦で同名のホテルに宿泊したのを思い出した。ホテル三日月グループは他に勝浦・
 鴨川・木更津に同名ホテルを経営しているようだ。
 玄関前の庭園の噴水がライトアップされ綺麗だった。

       
       ホテル三日月前の噴水の庭園                            庭園のライトアップされた噴水

*龍王峡
  ホテルから10数分の鬼怒川温泉町外れにある鬼怒川の渓谷だ。2Km程続いているようだ。
           
              竜 王 峡                                 竜王峡の説明看板                   

*もみじ谷大吊橋
  竜王峡からカーブに多い山岳道「日塩もみじ道路(有料道路)」を通り塩原温泉郷に出て「もみじ谷大吊橋」に到着する。
  塩原ダム湖のダム右岸には塩原ダム公園が整備され、ここに1999年(平成11年)塩原ダム湖を跨ぐ「もみじ谷大吊橋」という全長320mの 
  無補剛桁歩道吊橋としては、本州最大級の長さの歩行者専用の吊り橋が完成したのだそうだ。
  無補剛桁歩道吊橋とは、吊橋にはいろいろなタイプがあるが、通常の橋は吊橋に架かる荷重を支えるための補剛桁などが設けてある。
  この吊橋は、補剛桁ではなく、ワイヤーロープを横に張ることにより吊橋の強度を高める構造になっている歩行者用の吊橋だという。

        
           もみじ谷吊大橋                             補鋼桁に替るワイヤーロープ

  
                 も み じ 谷 吊 大 橋                          主塔の紅葉の絵

*宇都宮市
 餃子が有名なので、添乗員が餃子専門店の宇都宮餃子会の「来らっせ」(餃子店が5~6店あって週ごとに入れ替わる)を紹介してくれた。
 折角なので宇都宮の餃子を食してみたが「名物にうまいもの無し」ではないが、どこにでもある味と同じ感じだった。
 「来らっせ」の向いに「二荒山神社」があったので参詣した。
         
         二荒山神社入口                                     二荒山神社本殿

*益子焼
  瀬戸物で有名な益子焼きの 窯元共販センターを訪れた。
     益子焼は江戸時代末期に始まり、日常生活用品が焼かれていたが、1924年、濱田庄司がこの地に移住大きな影響を与え、益子焼は
     芸術性の高いものとして世界に知られるようになったという。町内には300軒近い窯元や陶芸展があるそうだ。
  濱田庄司;(1894年12月9日 - 1978年1月5日
        昭和30年2月15日には第1回の重要無形文化財保持者(人間国宝)(工芸技術部門陶芸民芸陶器)に認定。また昭和39に
        紫綬褒章昭和43年には文化勲章を受章している。
 

          
        益子焼窯元共販センター駐車場にあった大きな狸の焼物と、塀に埋め込んだいろいろな焼物