盆・暮れには実家に帰る風習があるが、今年は娘2人共盆過ぎ18日に来るそうだ。仕事の関係で連れ合いや子供は来れない。私は14日実家にお参りに行って来た。
先日民放TVでお盆の解説をしていた。私の実家(千曲市桑原)では8月1日を「石の戸」と言ってお墓の掃除をする日となっていた。早朝朝食前お墓を掃除に行くのだが、1年に一度で雑草が生い茂っている。朝食は今は長野の名物となっている「お焼き」であった。何故「お焼き」なのか解らない。現在は殆どのお墓が綺麗に整備され雑草も無く多分掃除をする程の事でもないと思うが、どうしているだろう。
解説・事典等などによれば、盂蘭盆の語源はサンストクリト語の「ウラバンナ」で、日本語に音訳し倒懸と訳されており、倒(たおして)懸(つるす)ということになる。逆さまにブラ下られる耐えがたい苦しみ、先祖がそのような苦しみにあっているとしたら、どうしても救ってあげたいと思うのが人情です。そのための供養がお盆の行事である。
8月1日は仏様が西国浄土から帰れるよう、閻魔様が地獄の扉を開ける日だそうだ。1日に冥土を出発13日にたどり着くのだそうだ。扉をあける事から1日を「石の戸」と言ったらしい。又お盆には仏壇にキュウリとナスに4本の足を付けて飾るが、キュウリは馬でナスは牛だそうだ。来る時は早く来るように馬に乗り、帰りはゆっくり帰るように牛に乗るのだそうだ。
毎年お盆になると、成仏したら何処に埋葬するか考えてしまう。我が家は娘2人とも他家へ嫁いでおり、跡取りはいないのでお墓を作っても後々の維持管理が出来ない。散骨もする場所も難しいので簡単には出来そうにない。
今年は色々調べてみたら、長野周辺の寺院の中には跡取りのいない人、墓を守る継承者が無い人ても安心できるよう永代供養合祀墓を案内していた。これには永代供養料個人墓・合祀墓等色々な納骨の方法があって一霊15万円~60万円である。善光寺雲上殿は一霊60万円~200万(夫婦家族で300万円もある)で管理費年5千円である。このほか雲上殿では分骨だけの納骨(5万円管理費不要)や信仰されたいた他の方々と共に雲上殿の境内に合葬(1万円)することも出来、管理費等は必要無く永代にわたって預ける事が出来る。
さて何れにするか迷うところである。あわてないでゆっくり考える事にする。